#旅行
アッピア街道 Ⅵ 道づくりの技術 盛土道は、道路上に降った雨水をいち早く道路から排除して周りの側溝に流すもので、ローマの道を乾燥した良い状態に保つためにすこぶる大切な役目を持つと同時に、ローマの道の一つの特徴を示すものだった。 ローマの道の路面…
Ⅴ まっすぐな道 『プルターク英雄伝』 1世紀のローマの伝記作家プルタルコスの著した書物で、プルタークはプルタルコスの英語読みである。ギリシャ人とローマ人の互いに似たところがある高名な人物を、一人ずつ組み合わせた 22組の対比列伝と、4篇の単独伝記…
ポイティンガー地図 Ⅳ ローマ世界の旅 ローマ帝国にあって、ローマ人が何よりも重視したのは交通であった。その頃の交通の目的は、大きく4つに分かれていた。 ・ 軍隊の移動 ・ 政府役人の公用旅行 駅伝制度を利用して、政府の伝令や飛脚、徴税吏、巡回裁判…
フォルム・ロマヌム(フォロ・ロマーノ) Ⅲ フォルム・ロマヌム フォルム・ロマヌムは「ローマの広場」を意味する。 3世紀末、帝位についたディオクレティアヌス は、さっさと首都をローマから小アジアのニコメディア(イスタンブールの東80キロにあった古代都…
ローマの道の物語 表紙 ローマの道の物語 藤原武 著 原書房 発行 1986年2月1日 第2刷 Ⅰ アッピア街道 《すべての道はローマに通ず》 この言葉の出所は、17世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌの『寓話』にあり。 その最後の一篇「裁判官と病院長と隠者」に出…
漫画家が見た百年前の西洋 近藤浩一路『異国膝栗毛』の洋行 表紙 漫画家が見た百年前の西洋 近藤浩一路『異国膝栗毛』の洋行 和田博文 著 筑摩書房 発行 筑摩選書0273 2024年2月15日 初版第1刷発行 水墨画家で漫画家の近藤浩一路が、1922年1月14日に欧州航路…
写真で行く 満洲鉄道の旅 新装版 表紙 写真で行く満洲鉄道の旅 新装版 高木宏之 著 潮書房光人新社 発行 2023年6月13日 第1刷発行 著者のコレクションより選び出した約420点の絵葉書・古写真・図版により、時空間を超えた、満洲全域の鉄道旅行の紙上再現を試…
Ⅶ ローマ滞在(一) ローマにはフランス人がたくさんいて、通りでは必ずだれかがフランス語で挨拶してくるといった有様なので、モンテーニュ殿はごきげんななめであった。 クリスマスの日、われわれは教皇[グレゴリウス13世] のミサを聴きにサン・ピエトロ大聖…
Ⅲ バーデンからアウクスブルグへ スイスの国とはお別れであることがわかった。コンスタンツに着く少し前から、ちらほらと貴族の城館を見かけていたからである。スイスには、その種の建物はまずないのだ。 モンテーニュ殿は、この旅において3つのことを後悔さ…
モンテーニュ 旅日記(上)表紙 モンテーニュ 旅日記(上) 宮下志朗 訳 岩波書店 発行 岩波文庫 赤 509-7 2026年2月13日 第1刷発行 1580年、地元ボルドーで『エセー』初版を出したモンテーニュは、同年9月から1581年11月まで旅に出ます。 この上巻ではパリ近…
逆光のモハーの断崖 逆光のモハーの断崖 ラヒンチの海岸を出発し、いよいよこのバスツアーのハイライトである、「モハーの断崖」です。 まずは逆光のモハーの断崖から。 約200m ほどの高さの断崖が、幾層にもわたってそびえています。 太陽に輝く空の雲と、…
地中海の慰め 旅と物語の思い出 表紙 地中海の慰め 旅と物語の思い出 小川国夫 著 小沢書店 発行 1989年1月15日 初版発行 以前著者の文章を読んだ時、シンプルでわかりやすい文章にもかかわらず、格調高い文体に魅かれました。 新約について キリスト歴の元…
私はチェコびいき 大人のための旅案内 表紙 私はチェコびいき 大人のための旅案内 大鷹節子 著 朝日新聞社 発行 2002年6月5日 第1刷発行 以前このブログで取り上げさせていただいた『チェコとスロバキア』を全く違った角度から書き直した(というよりも新たに…
西の果てまで、ユーラシア大陸横断旅行記 表紙 西の果てまで、シベリア鉄道で ユーラシア大陸横断旅行記 大崎善生 著 中央公論新社 発行 2012年3月25日 初版発行 小説家の大崎善生さんによる、2009年6月、ウラジオストック(ウラジオストク)からリスボンまで…
クレットマン日記 若きフランス士官の見た明治初年の日本 表紙 クレットマン日記 若きフランス士官の見た明治初年の日本 松崎硯子 訳 平凡社 発行 東洋文庫898 2019年12月13日 初版第1刷発行 本書は、コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所により2015年…
北側からの姫路城天守 姫路城の北側から見た天守閣です。 いわゆる裏側になってしまいますが、それでも堂々とした姿に圧倒されます。 姫路城の内部はもちろんいろいろ興味深いですが、城の周りをのんびり歩くのも、優雅な時間を過ごせそうです。 天守の様々…
ラヒンチの海岸 ラヒンチの海岸とサーファー バスはリモナ城(Leamaneh Castle)を出発し、海岸沿いの町ラヒンチLahinchに到着します。 2005年、まだ当時の記憶がわりと残っていた時に書いた自分の文章を引用すると、 バスは大西洋の海岸に出る。海沿いの町L…
はじめて旅するウラジオストク 表紙 はじめて旅するウラジオストク 矢巻美穂 著 辰巳出版 発行 2020年2月15日 初版第1刷発行 前に1989年のウラジオストク訪問の本を紹介しましたが、こちらは2020年頃のウラジオストクを扱っています。 5、6年前とはいえども…
交路からみる古代ローマ繁栄史 表紙 交路からみる古代ローマ繁栄史 陸の道・河の道・海の道が古代ローマの繁栄をつくった 中川良隆 著 鹿島出版会 2011年9月10日 第1刷発行 本書は、陸と水の交易路とはどのようなもので、いつ、どうしてつくったのか、そして…
リモナ城(Leamaneh Castle) 巨人のテーブルの後、画像のような廃墟の前でバスは止まりました。 席と反対側で、どのような建物かもよくわからなかったのですが、せっかくの機会なので、写真を撮っていました。 改めて画像検索するとLeamaneh Castleだという…
裏表紙裏のウラジオストク案内図 “熱烈歓迎”の入港 訪問者のうち「富山県日ソ友好視察団」は主に新湊市関係者で構成された。 「新潟代表団」は県を挙げてという意気込みがうかがえた。 新潟市は定期航路復活への期待を込めて、姉妹港締結を提案し、新湊市は…
ウラジオストクの旅 海の向こうにあった日本人町 表紙 ウラジオストクの旅 海の向こうにあった日本人町 杉山公子 著 地久館 発行 原書房 発売 1989年12月15日 発行 1989年の5月、新潟港からウラジオストク(ウラジオストック)に客船で旅行した著者の紀行文…
バレン高原の「巨人のテーブル」 エルウィ洞窟を出て、再びバスに乗り込みます。 その途中で、画像のようなモニュメントに出くわしました。 ここではバスから降りることなく、バス内部からの見学でした。 そばで見ることができなかったのが残念です。 これは…
エルウィ洞窟の鍾乳管 エルウィ洞窟の鍾乳管 エルウィ洞窟の鍾乳石 エルウィ洞窟の石筍 アイルランドのエルウィ洞窟の内部です。 いわゆる鍾乳石が写っている画像を集めてみました。 鍾乳石については全く詳しくないのですが 、Wiki を元に説明してみます。 …
古代ローマ歴史散歩 最盛期の帝国の街並みをたどる 表紙 古代ローマ歴史散歩 最盛期の帝国の街並みをたどる フィリップ・マティザック 著 大槻敦子 訳 原書房 発行 2026年1月30日 第1刷 本書では4世紀末から5世紀にかけてローマの街を散歩した情景を描いてい…
パリと日本人 近代文学セレクション 表紙 パリと日本人 近代文学セレクション 高村光太郎、林芙美子ほか 著 和田博文 編 平凡社 発行 2025年12月5日 初版第1刷 平凡社ライブラリー1004 第一次世界大戦期にあたる1910年代から、五月革命が勃発する1960年代後…
北への扉 ヘルシンキ 表紙 北への扉 ヘルシンキ 伊奈英次 写真 小原誠之 文 萩原誠 構成・装幀 プチグラパブリッシング 発行 2011年7月5日 第1刷発行 この本は、ヘルシンキを拠点として訪れたフィンランド各地の旅、そしてエストニア、ラトヴィア、ノルウェ…
安西水丸 著 地球の細道 表紙 地球の細道 安西水丸 著 エーディーエー・エディタ・トーキョー 制作・発行 2014年8月25日 発行 以前、安西さんの文・イラストによる日本の城下町巡り『ちいさな城下町』を読みましたが、こちらの『地球の細道』は、日本国内だ…
おそロシアに行ってきた 表紙 おそロシアに行ってきた 嵐よういち 著 彩図社 発行 2020年1月9日 第1刷 2020年4月9日 第2刷 2017年の7月後半から8月にかけて、ウラジオストック、樺太(サハリン)、カリーニングラード、首都モスクワと周り、同年の11月後半から…
第五章 大規模な施設は、どのように造られたのか 古代ローマの水道建設技術の話 コーロバテースによる高さの測量 現在の水準器(長さが約30m)と同じだが、コーロバテースは長さ6m 古代ローマ以前は石を積み上げて 構築したが、古代ローマ人はアーチ構造の対応…