パリ探索

マルテの手記 リルケ著

リルケ著 マルテの手記 表紙 マルテの手記 リルケ 著 松永美穂 訳 光文社 発行 2014年6月20日 初版第1刷発行 ヨハネス22世(1245〜1334 在位1316〜1334)の時代に、彼を支持するキリスト教徒が大挙してアヴィニョンをやってきたのだった。彼らが不本意ながら避…

関口俊吾画伯の思い出

関口俊吾展のお知らせ 『パリと日本人 近代文学セレクション』の中に出てくる関口俊吾画伯とは、一度お会いしたことがあります。 パリの県人会での食事会でした。小さなレストランで、参加者は画伯と県の方、女性二人と自分、くらいだったように思います。20…

パリと日本人 近代文学セレクション

パリと日本人 近代文学セレクション 表紙 パリと日本人 近代文学セレクション 高村光太郎、林芙美子ほか 著 和田博文 編 平凡社 発行 2025年12月5日 初版第1刷 平凡社ライブラリー1004 第一次世界大戦期にあたる1910年代から、五月革命が勃発する1960年代後…

読書の歴史 あるいは読者の歴史

読書の歴史 あるいは読者の歴史 表紙 読書の歴史 あるいは読者の歴史〈新装版〉 アルベルト・マングェル 著 原田範行 訳 柏書房 発行 1999年9月30日 第1刷発行 2013年1月25日 新装版第1刷発行 古今東西の読書に関するエピソードを集めています。 最後のペー…

ヨーロッパ科学史の旅(フランス、ドイツ、スイス)

バーゼルの市庁舎 フランス 13 デカルト、パスカルのパリ 1648年、パスカルはサン・ジャックの塔で気圧の実験を行った。 サン・ジェルマン・デ・プレ聖堂に眠っているデカルト 14 18世紀啓蒙思想のパリ 1830年、7月革命が始まったというニュースが ワイマー…

地中海遊覧記 上 マーク・トウェイン著

地中海遊覧記 上 表紙 地中海遊覧記 上 マーク・トウェイン 著 吉岡栄一 錦織裕之 訳 彩流社 発行 1997年1月10日 発行 マーク・トウェインの1867年の旅行記です。 この上巻では、ニューヨーク出発後、アゾレス諸島(ポルトガル領)に停泊し、ジブラルタルに到…

絵で旅する ローマ帝国時代のガリア(凱旋門・街道・海港・神殿 等)

ヴィエンヌのアウグストゥスとリウィアの神殿 凱旋門と記念門 都市ローマには、53基の門が建てられ、そのうちの18基のみ、おおよそ元の姿のままで見ることができる。 凱旋門はもともとは勝利を収めた将軍とその軍隊を称えて行われる凱旋式と結びついた、象徴…

絵で旅する ローマ帝国時代のガリア(水道・浴場・円形闘技場・戦車競技場)

ヴィエンヌのピラミッド 水道と都市における水 ガリアの水道といえば、思わずガール橋を思い浮かべてしまうが、水道の経路の大半は、ごくわずかな傾斜をつけて地下に埋設された導管という形態をとっていたことを忘れてはならない。 ニームの水道の平均斜度は…

絵で旅する ローマ帝国時代のガリア(都市と集落・市壁・フォルム) 

絵で旅する ローマ時代のガリア 表紙 絵で旅する ローマ帝国時代のガリア 古代の建築・文化・暮らし ジェラール・クーロン、ジャン=クロード・ゴルヴァン 著 瀧本みわ、長谷川敬 訳 マール社 発行 2019年12月20日 第1刷発行 本書では、紀元前1世紀から5世紀…

地図とデータで見る 港と海岸線の世界ハンドブック

地図とデータで見る港と海岸線の世界ハンドブック 表紙 地図とデータで見る港と海岸線の世界ハンドブック アナイグ・オワリー 著 太田佐絵子 訳 メラニー・マリー 地図製作 原書房 発行 2025年5月10日 第1刷 カラフルな地図や表が多用されており、大変読みや…

パリの歴史〔新版〕

パリの歴史〔新版〕表紙 パリの歴史[新版] イヴァン・コンボー 著 小林茂 訳 白水社 文庫クセジュ 2002年7月30日 発行 第一章 ある都市の成立 両岸をつなぐ 2つの橋の上(および下)を通過する際に交易に課される税か、ルテティアの繁栄の源である。 紀元前5…

建築が語るフランスの歴史

建築が語るフランスの歴史 表紙 建築が語るフランスの歴史 デルフィーヌ・ガストン=スローン 著 飯竹恒一 訳 小川順子 ブックデザイン 草思社 発行 2025年4月25日 第1刷発行 わかりやすい構成で、なおかつデザインがおしゃれな本だと思いました。 なお原題…

パリの本屋さん(Ⅱ~終)

Ⅱ パリところどころ 最新の研究によれば、ゴシック建築とはイベリア半島から北漸したイスラムの石組法と、ノルマンディー半島から南斬したヴァイキング船の木組法が、12世紀に北フランスで出会って生まれたものとされる。 Ⅲ パリの本屋さん パリの古書店に入…

パリの本屋さん Ⅰ パリ大改造と1900年のパリ

パリの本屋さん 表紙 パリの本屋さん 鹿島茂 著 中央公論新社 発行 2024年6月25日 初版発行 鹿島さんのパリ本は、今まで何冊も読ませて頂いています。 この本では、特にⅠのパリ大改造についての内容が興味深かったです。 序 旅の始まり Ⅰ パリ大改造と1900年…

列車で越える世界の緊迫国境(後半)

列車で越える世界の緊迫国境 裏表紙 第8章 「世界一短い国際列車」と称された南米の孤立路線 タクナ(ペルー)→アリカ(チリ) 南米大陸では、20世紀後半以降、鉄道の衰退が急速に進んだ。その縮小のスピードや規模は、日本の赤字ローカル線廃止事業の比ではな…

凸凹で読みとくパリ 水に翻弄されてきた街の舞台裏(2章~終章)

増水したパリのセーヌ川 2章 敵去って地固まる?! 地面を変えたセーヌ川の水位差 2-1 上流を潤し下流を乾かす橋と水車 2-2 セーヌ川の流量と水位を一変させたビエーヴル川の付け替え 1148年の「ビエーヴル川の付け替え」はこれまでパリに関する文献や論文な…

凸凹で読みとくパリ 水に翻弄されてきた街の舞台裏(序章・第一章)

凸凹で読みとくパリ 表紙 凸凹で読み解くパリ 水に翻弄されてきた街の舞台裏 佐川美加 著 学芸出版社 発行 2025年9月25日 第1版第1刷発行 古代から最近のパリオリンピックまでのパリの歴史を「水」という観点から描いているユニークなパリ論です。 セーヌな…

日本脱出記 大杉栄

日本脱出記 大杉栄 表紙 日本脱出記大杉栄 著大杉豊 解説土曜社 発行2011年8月15日 初版第2刷発行このブログでは多くのヨーロッパ紀行を載せていますが、その中でもこの本は特異です。フランスの当時の牢屋の様子などが詳しく書かれています。バリやリヨンの…

脇役たちの西洋史 9つのライフ・ヒストリー

脇役たちの西洋史 9つのライフ・ヒストリー 表紙 脇役たちの西洋史 9つのライフ・ヒストリー 有光秀行 鈴木道也 編 八坂書房 発行 2024年2月22日 初版第1刷発行 第1章 忘れられた「第三の守護聖人」―アウクスブルク・ノイブルク司教聖シントペルトゥス(†…

五木寛之全紀行2 スペインの墓標 西欧・南欧編(フランス)

五木寛之全紀行2 スペインの墓標 西欧・南欧編 表紙 五木寛之全紀行 2 スペインの墓標[西欧・南欧編] 五木寛之 著 東京書籍 発行 平成14年6月4日 第1刷発行 フランスから割と軽い話で始まり、イギリスで五木さんは元気にゴルフをし、イタリアでは粋な靴…

ヨーロッパ運河ヨットの旅

ヨーロッパ運河ヨットの旅 表紙 ヨーロッパ運河ヨットの旅 田中憲一 著 新潮社 発行 とんぼの本 1988年7月25日 発行 (北海から地中海まで運河と川を利用して縦断した記録です。 1986年から87年にかけて、ご家族でオランダからベルギーを通過して、フランス…

「新デザイン」か「忠実復元」か  ノートルダム大聖堂修復で論争

「新デザイン」か「忠実復元」か ノートルダム大聖堂修復で論争 産経新聞 4/19(金) 17:50配信 【パリ=三井美奈】火災で損壊したフランスのノートルダム大聖堂の再建をめぐり、元通りの姿に復元すべきか、新デザインにすべきかで、国内論争が起きている。 政…

パリのノートルダム大聖堂の火災に思う

画像は、以前セーヌ河畔から撮影したパリのノートルダム大聖堂です。 この角度だと、今回の火災で崩れ落ちた尖塔が中心になっています。 天を指す尖塔はあたかも、天と地をつなぐ聖なる巨大アンテナのような感じです。 高さを追求し、ステンドグラスのために…

仏パリ地下鉄が一時的に6駅の名称を変更、W杯制覇を祝福

【AFP=時事】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝でフランス代表が4-2でクロアチア代表に勝利したことを祝福し、パリでは六つの地下鉄駅が一時的に名称を変更した。 ビクトル・ユゴー(Victor Hugo)駅は、チームの主将でGKウーゴ・ロリス(Hugo L…

パリ シャンゼリゼ通りのクリスマス市 中止の理由

パリのクリスマス市、中止に 市「中身低俗。イメージダウン」 産経新聞 11/25(土) 7:55配信 【パリ=三井美奈】パリ年末の観光の目玉シャンゼリゼ通りのクリスマス市が今年、中止されることになった。パリ市が「中身が低俗」と決定し、抗議した興行主との法…

パリの市議会,、大観覧車の撤去をほぼ満場一致で決定

【11月23日 AFP】仏パリの市議会は22日、パリ版「ロンドンアイ(London Eye)」とも呼ばれる大観覧車「グランド・ルー(Grande Roue)」の撤去をほぼ満場一致で決定した。 ルーブル美術館(Louvre Museum)近くのコンコルド広場(Place de la Concorde)に立…

若き福澤諭吉も泊まった「ルーヴル・デ・ザンティケール」

1862年4月7日、文久遣欧使節団の一行はパリに到着する。 その使節団には若き日の福澤諭吉も反訳方として随行していた。 その時彼らが泊まったホテルが「オテル・デュ・ルーヴル」であった。 パリの中心地パレ・ロワイヤル広場に位置し、五階造りで六百室もあ…

ぼろぼろのノートルダム寺院の栄光を再び、パリ

【8月2日 AFP】仏作家ビクトル・ユゴー(Victor Hugo)は、今のノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)を見たら衝撃を受けるだろう──彼が愛したパリ(Paris)中心部の寺院では、公害、天候、そして経年による劣化がひどく進んでいる。 ユゴーが1831年に小…

環境に優しいボートタクシーにパリ市長もご満悦

【6月17日 AFP】風変わりな形をした電気ボートタクシーの試験運転が16日、フランスの首都パリ(Paris)で初めて行われた。世界中の都市で環境に優しい交通手段になるだろうと開発者は期待している。 フランス人のヨット操縦家アラン・ティボー(Alain Thebau…

19世紀からのデザイン一新、パリの新聞売店

【3月15日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)で13日、従来とは異なるデザインの新聞売店がお目見えした。ドームを冠した象徴的な売店は1860年代よりパリに点在していたが、これらは今後新しいデザインの売店に置き換えられる。 パリ市のオリビア・ポルスキ(…