2018-01-01から1年間の記事一覧

サン・ベネゼ橋二景(アヴィニョン・フランス)

ローヌ河の河畔からサン・ベネゼ橋を撮ります。 河のそばは芝生地になっています。 日本なら野球のグラウンドとかに使われていそうな場所です。 そして日本ならしっかりとした堤防がありそうですが、こちらでは見当たりません。 やはり河川の流れの緩やかさ…

ボヘミアン・ラプソディのNHKの番組と映画について

Queen - Bohemian Rhapsody (Official Video) 今や人気再来のクイーン。 ほとんど映画を観ない自分でさえ、映画「ボヘミアン・ラプソディ」に行ってきました。 そして今日、たまたまテレビをつけたら、「ボヘミアン・ラプソディ殺人事件」という番組がNHKで…

ひょうごの城めぐり

ひょうごの城めぐり 本岡勇一 著 神戸新聞総合出版センター 2018年11月20日 第1刷発行 世界遺産の姫路城、天空の城の竹田城だけでなく、中世の城や信長・秀吉時代の城、そして江戸の幕末に瀬戸内海沿いに築かれた台場など、各時代の特徴ある城が存…

各国のキャッシュレス決済比率について

消費増税をきっかけに広く言われ始めたキャッシュレス化。 上の表は産経新聞の記事に載っていた、各国のキャッシュレス決済比率の状況です。 キャッシュレス化への影響としては、現金信仰の度合いが一番大きいのでしょうが、その思いには治安や国民性、技術…

ストラスブールのクリスマス市襲撃

フランス、ストラスブールのクリスマス市襲撃 事件に関わる、ストラスブールの3ヶ所を指定してみました。 まず左上第1は、事件現場 ストラスブールの旧市街です。ストラスブールの中心地で、観光地でもあります。 クリスマス市は、ここのクレベール広場を…

マクロン大統領の言う「40年に及ぶ沈滞」とは?

【AFP=時事】(更新)フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は10日、国民向け演説を行い、最低賃金を来年から月額100ユーロ(約1万3000円)引き上げると発表した。同国を揺るがした「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動のデモを受…

アヴィニョンの橋の上で…(サン・べネゼ橋)

アヴィニョンのサン・べネゼ橋の上に降り立ちます。 この橋を語る時、必ず「♪橋の上で輪になって踊ろう♪」との民謡の歌詞に触れられます。 そして「こんな幅の狭いところで輪になって踊れないよ!」とのお約束の返答になってしまっています。 確かに、写真で…

戦国時代の表と裏

戦国時代の表と裏 渡邊大門 著 2018年8月18日 初版発行 東京堂出版 発行 この本は「戦国時代の合戦と支配」「戦国時代の生活文化」の2部から構成されています。 著者の方の本は以前読んだことがあるのですが、第一史料など、信頼のできる資料を基に歴史…

再びアヴィニョン法王宮殿

、 ドン岩壁から、再び法王宮殿前に戻ってきました。 現地で手に入れたパンフレットには、「la plus belle et la plus forte maison du monde 」と書いてありました。 訳すと、「世界で最も美しくて、最も堅固な建物」となるのでしょうか。 「美しさ」という…

アヴィニョンのドン岩壁から見たサン・べネゼ橋など

ドン岩壁(Rocher des Doms) からの眺めです。 ローヌ河に架かる有名なサン・べネゼ橋が見え、更にその延長線上にフィリップ美男王の塔が建っています。 このドン岩壁は、小高い裏山のような場所で、公園としてアヴィニョン市民や観光客の憩いの場になってい…

戦国大名と大航海時代 第4章~

第4章 家康外交の変遷 マニラだけでなくメキシコも視点に入れていた家康。それが伊達政宗による慶長遣欧使節の派遣ともつながってくる。 スペインやポルトガルだけでなく、遅れてやってきたオランダやイギリスとの関係も積極的に模索する家康 布教をを通じ…

戦国日本と大航海時代 第1~3章

戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 平川 新 著 中公新書 2481 2018年4月25日発行 本書では、秀吉・家康・政宗という三人の人物を通して、戦国時代から江戸時代への大転換を外交関係を軸に描き出しています。 世界史の中の日本の働きを通…

アヴィニョンの街並み

アヴィニョンの法王宮殿の上から眺めたアヴィニョンの街並みです。 少し前に紹介したブルターニュ地方のカンペールでは黒を基調としていましたが、ここでは全体的に黄土色を色調とした街並みになっています。 色調にも地域性が表れています。 そしてやはり屋…

料理でわかるヨーロッパ各国気質

料理でわかるヨーロッパ各国気質 片野優 須貝典子 著 実務教育出版 発行 2016年9月25日 初版第1刷発行 「料理でわかるヨーロッパ各国気質」という題の本。このブログにぴったりですね(笑)。 料理を通して、欧州20か国の国民性を診断しようとする試みで…

「菓子」にあたるフランス語表現について(NHKラジオフランス語 11月号 応用編 L9.10)

NHKラジオフランス語 応用編Leçon9,10は「和菓子作りの教室」 (L'atelier de confiserie japonaise)です。 Avoir du mal à... 「~するのに苦労する、~しづらい、~するのが困難である」 un mal de tête 「頭痛」 le mal du pays「ホームシック」 Avoir…

宮本常一 聞書 忘れえぬ歳月 〈西日本編〉

宮本常一 聞書 忘れえぬ歳月 〈西日本編〉 宮本常一 著 田村善次郎 編 八坂書房 発行 2012年1月25日 初版第1刷発行 この本は農林省関係の「農山漁家生活改善技術資料収集調査」というやたら長い題名の報告(笑)のうち高知県土佐清水市、広島県世羅郡世羅町…

最後のソ連世代 ブレジネフからペレストロイカまで 第7章~

第7章 ヴニェの皮肉 ネクロリアリズム、スチョーブ、アネクドート ミチキー 1980年代はじめのレニングラードに現れた芸術家集団 陽気な極楽とんぼの生き方を伝える。 ネクロリアリスト 好んで実験と称する馬鹿騒ぎをする。 スチョーブ 皮肉の一ジャンル。語…

最後のソ連世代 ブレジネフからペレストロイカまで 第5・6章

第5章 想像の西側 後期社会主義のヴニェ空間 ソ連の特異な概念ザクラニーツァ 国境や現実の領土ではなく想像の空間 現実味があるのに抽象的 よく知っているのに手が届かず 日常的でありながらエキゾチック ここでもありあちらでもある空間 ソ連の短波ラジオ…

最後のソ連世代 ブレジネフからペレストロイカまで 第3・4章

第3章 転倒するイデオロギー 規範(エチカ)と詩学(ポエチカ) この章では、イデオロギー形式の踏襲反復がソ連の日常の様々な場面で思いがけない意味や関係、新たなアイデンティティや社会性を生み出していたことを見ていく。 1970年代から80年代はじめに…

最後のソ連世代 ブレジネフからペレストロイカまで(第1・2章)

最後のソ連世代 ブレジネフからペレストロイカまで アレクセイ・ユルチャク 著 半谷史郎 訳 みすず書房 発行 2017年10月18日 発行 この本ではソ連時代の後期、副題の通りブレジネフからペレストロイカまでの期間について、様々な文章をもとに考察しています…

ラオスにいったい何があるというんですか? 村上春樹 著

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 村上春樹 著 文藝春秋 2015年11月25日 第1刷発行 「遠い太鼓」や「辺境・近境」など、紀行文も結構書いている村上さん。 これは一番最近の紀行文集です。 個人的には紀行文自体好きなのですが、なおかつ…

フランス人の支払い方法

NHKテキスト まいにちフランス語 10月号より P66 フランス人の支払い方法 支払う方法はいろいろありますね Oui, on peut payer par carte, par chèque, par chèque de voyage, par virement, en espèces. (はい、カード、小切手、、トラベラーズチェック…

〈通訳〉たちの幕末維新

〈通訳〉たちの幕末維新 木村直樹 著 2012年(平成24年)2月10日 第一刷発行 吉川弘文館 発行 この本では江戸時代の長崎で活躍していた「オランダ通詞」をいう集団を中心として書かれています。 幕末にかけて困難な状況の中、外国語をなんとか習得…

ラファエロ 作品と時代を読む(第3章~)

第3章 激烈なるラファエロ へリオドロスの追放(1511年) 「署名の間」の色彩が明るく穏やかで 明るく澄んだ屋外で 優雅に落ち着いた人物表現なのに対し 「ヘリオドロスの間」は色彩は暗く、深みのある褐色や赤が目立っている。 劇的な夜景や人工的な光…

ラファエロ 作品と時代を読む(~第2章)

ラファエロ 作品と時代を読む 越川倫明・松浦弘明・甲斐教行・深田麻里亜 著 河出書房新社 発行 2017年12月30日 初版発行 本書では画家ラファエロについて、年代順に代表的な作品を、一般の概説書よりもかなり詳しく論じています。 以前ヴァチカンを訪問して…

アヴィニョン法王宮殿を睨むサンタンドレ要塞

アヴィニョンの法王宮殿の上から外を眺めます。 手前に宮殿広場があり、隣接する建物はプティ・パレ美術館です。 そして向こうにはローヌ河とそれに半分架かるサン・べネゼ橋が見えます。 ローヌ河の緑の中洲の向こうに見える集落はヴィルヌーヴ・レザヴィニ…

アヴィニョン法王宮殿の歴史

アヴィニョンの法王宮殿の入り口であるシャンポー門から建物内部に入ります。 画像のようながらんとした中庭がありました。 すすけた感じが枯淡な味わいを見せています。 このあたりはいわゆる新宮殿と呼ばれるエリアになっています。 法王宮殿の歴史を振り…

マクロン政権のコロン内相、辞任を表明

朝日デジタルからの記事です。 フランスのコロン内相は2日、仏紙フィガロ(電子版)とのインタビューで、仏南東部リヨン市長選に立候補することを理由に内相を辞任すると表明した。同国では8月以降、すでに2人の閣僚が辞任。コロン氏は政権ナンバー2の内…

法王宮殿そばのノートルダム・デ・ドン大聖堂(アヴィニョン)

アヴィニョンのPlace du Palais(宮殿広場)にたどり着きます。 この広場から法王宮殿を見上げます。 正面から見ただけでも、宮殿というよりかは、要塞のような感じがします。 2つの尖塔の下が入り口となるシャンボー門です。 一番左側の塔は法王宮殿の一部で…

フロイスの見た戦国日本

フロイスの見た戦国日本 川崎桃太 著 中央公論新社 発行 2003年2月25日 初版発行 戦国時代の本を読む時、ヨーロッパ関連のことも気にかけながら読んでいるのですが、よく目に付くのが、当時日本で宣教活動を行った伴天連ことキリスト教宣教師たちです。 その…