印象派を訪ねて

レンヌ美術館 ジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥールとカイユボットの作品

レンヌ美術館の当時のパンフレットです。 その中央上部でジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥールの作品も紹介しています。 闇の中に幼子キリストが浮かび上がっています。 この作品は印象派の画家カイユボットの作品「ボート漕ぎ」です。 レンヌ美術館での短い滞在…

モネが集めた「秘密の」アートコレクション、パリで初公開

フランス・パリのマルモッタン・モネ美術館で行われた展覧会の報道陣向け内覧会で、ベルト・モリゾの「Julie Manet et sa levrette Laerte」を鑑賞する来館者(2017年9月11日撮影)。 フランス・パリのマルモッタン・モネ美術館で行われた展覧会の報道陣向け…

ルノワールの彫刻は太すぎる?

ルノワールの彫像があまり人気がなかったとのことです。 まあこの画像の作品を見る限り、下半身がちょっと太すぎるかな、という気がしました(笑)。 絵画でもルノワールはふくよかな女性像が多いですが、その傾向は彫像には向かないのかもしれません。

ゴッホアルル時代の風景画、新たに発見

この時期はゴッホのアルル時代ですね。 7月の手紙に書かれているとのことですが、10月にはゴーガンがやってくるので、それも楽しみだったのでしょうね。 ただ結局彼らの生活は耳きり事件などで悲劇に終わります。 今なら凄い価値なのでしょうが、テオがせ…

ルノワールについて思うこと

印象派は総じて好きなのですが、その中でルノワールの絵画はそんなに熱心に見なかったように思います。 単なる個人的な好みに過ぎないのですが、その理由を考えてみると ①風景画より人物画が多い ②画風が女性的に感じる などでしょうか ヨーロッパ好きの自分…

シスレーのモニュメント(モレ・スール・ロワン、フランス)

モレ・スール・ロワンの町をうろちょろし、最後帰る前に観光案内所のそばにある、シスレーの像のそばにきました。 この像は1911年に、ウジェーヌ・ティヴィエによりつくられたものです。 除幕式はその年の7月11日に行われたそうです。 後ろのポスターに書…

モレ・スール・ロワンのベル・エポックのダンサー(フランス)

ロワン川沿いから、観光案内所あたりに戻ってきます。 そこでは、写真のような、黒いドレスを着た女性によるダンスが行われていました。 BELLE EPOQUEとの表示がありますので、おそらくその当時のダンス(チャールストンダンスとでもいうのでし…

モレの製粉所(シスレー作、モレ・スール・ロワン、フランス)

ロワン川の橋のたもとに行き、中州を写真に撮ります。 おそらくこの中州に、橋から降りていったようなおぼろげな記憶があります。 この橋はシスレーの時代には2、3の水車小屋(水力による製粉所)があったそうです。 上の作品はシスレーが1883年に描いた…

ロワン川の対岸にて(モレ・スール・ロワン、フランス)

パンとジュースを買って、再びロワン川沿岸に行きます。 この写真は今までとは反対の沿岸になります。 こちら側から見る、橋などの風景は地味ですね。 やはり教会の建物はシスレーの絵画の中でも目立ちますね。 まあそれでも、のんびりと流れる川と、水鳥を…

シスレーの描いたモレの教会

この写真は、モレ・スール・ロワンのノートルダム教会です。 シスレーはこの教会を14点描いたそうです。 天候や季節は変えても、角度は全て同じです。 現地で買ったパンフレットには、そのうち二点が載っていました。 この作品から真っ先に連想されるのは、…

シスレーの家(モレ・スール・ロワン、フランス)

この家は、シスレーの終の住処となった場所です。 ここはモレ・スール・ロワンの教会の近くで、モンマルトル通り19番地になるそうです。 シスレーがモレに移り住んだのは1889年なのですが、1892年ごろにこの家に移りました。 そして1899年1月29日に、この家…

モレ・スール・ロワンのパレード(シスレーの絵画の舞台)

再び橋に戻ると、この写真のようなパレードがありました。 ジャズの楽団がいる一方、中世の巡礼らしきの扮装をした人たちが歩いていました。 振り向いているお姉さんの服装なども、ベル・エポック時代になるのでしょうか? 更にはらくだなどもいますね。 ち…

シスレーのモレ・スール・ロワン

ピサロのポントワーズに寄り道していましたが、再びシスレーのモレ・スール・ロワンに戻ります。 対岸から、橋や聖堂を臨みます。 これに近い角度は、シスレーの多くの絵に残っていますね。 現地で買ったパンフレットからです。 橋や聖堂、またその間の建物…

カミーユ・ピサロと印象派 講演会より

現在開催されている「カミーユ・ピサロと印象派」展の講演会で聞いたことをメモっておきます。 「パティの眺め、ポントワーズ」で真ん中に小さく描かれた汽車。 ピサロの絵には田園のほかに、汽車や工場、そして市場の様子などがよく描かれている。 何気ない…

ピサロの本拠地 ポントワーズをたずねて③

カミーユ・ピサロ美術館を見終わり、丘を下ると、このような看板がありました。 ピサロの作品があった場所を、解説してくれています。日本語を含めているのがうれしいですね。 赤い丸のところが、この看板の場所です。 ここから画像的に言うと、まっすぐ上に…

カミーユ・ピサロ美術館とその公園(ポントワーズ②)

丘の上のカミーユ・ピサロ美術館にたどり着きます。 入り口にピサロらしい写真がありますね。 中に入ります。 建物自体は古そうなのですが、美術館自体は、1980.年に、ピサロ生誕150年を機に設立されました。 ここはポントワーズの別の美術館、タヴェ・ドラ…

カミーユ・ピサロの本拠地 ポントワーズ①

「カミーユ・ピサロと印象派」展を勝手に記念して(笑)、ピサロの一番の本拠地といえるポントワーズの写真を紹介します。 これは小高い丘からとった、ポントワーズを流れるオワーズ川です。 そもそもポントワーズという地名自体、Pontoiseと綴り、語源は「…

「カミーユ・ピサロと印象派」展にて⑤

カミーユ・ピサロと印象派展より、この作品は「ロワイヤル橋とフロール館、曇り」です。 晩年、制作に不自由になった彼は、ホテルやアパルトマンから見えるパリの風景の作品を多く残しています。 今回の作品展では、この作品のほかに、カルーゼル橋やポンヌ…

「カミーユ・ピサロと印象派」展にて④

この絵は、モネの「アルジャントゥイユ駅」です。 今回、ピサロの絵画だけでなく、同じ印象派の仲間、モネやセザンヌ、ゴッホの絵も展示されていました。 以前、パリのマルモッタン美術館でモネの「印象、日の出」を見たのですが、今回この作品を見て、あら…

「カミ―ユ・ピサロと印象派」展にて③

この絵は、ピサロによる「ポール=マルリーのセーヌ河、洗濯場」です。 ポールマルリーと言えば、シスレーの一連の作品「ポールマルリーの洪水」を思い出します。 それには洪水という災害にもかかわらず、どこかのんびりした風景が描かれていました。 その…

「カミーユ・ピサロと印象派展」にて②

この絵はピサロ作の「エルミタージュの眺め、グラット=コックの丘、ポントワーズ」(一部)です。 屋根の幾何学模様が面白いですね。セザンヌに続くものを感じます。 また背景の台地も、造形の妙となっています。 ポントワーズ周辺は、川と台地に挟まれた…

「カミーユ・ピサロと印象派」展での好企画

「カミーユ・ピサロと印象派」を見に、兵庫県立美術館に行ってきました。 一階でチケットを買い、エレベーターを使わずに階段で上がっていくと、展覧会場に入る前に・・・ このようなかわいいイラストと、ピサロさんによる語りが描かれたパネルがありました…

橋の上のパレード(モレ・シュル・ロワン、フランス)

ロワン運河との合流点から 再びロワン川のほとりに戻り 見つめる大聖堂と架かる橋 橋の上をよく見ると 何やらパレードらしき人の群れ 更によく見りゃ人だけでなく 動物らしき姿も見える これはいったい何なのか あわてて橋の上に向かう

静かなロワン運河(モレ・シュル・ロワン、フランス)

ロワン川の流れとともに 下流へ歩いていき ロワン運河との合流点に達する プロムナードに沿って ゆったりと水をたたえている運河 フランス各地では このような水の動線が 縦横につながれ フランス内部の海運を支えてきた 今となっては運送の機能は限られてい…

ロワン川のほとりにて(シスレー)

城門をぬけ 木組みの家のそばを通り ロワン川に架かる橋を渡り 対岸に達する ほぼこのあたりで ほぼ同じ方角で シスレーは絵画を残した 橋も大聖堂も ほんわりとした白い空も シスレーの時のまま

モレ・シュル・ロワン 城門の手前(フランス)

城門手前の街の風景 向かって左側が アンフォルマシオンで そばにはシスレーの胸像もあり 国旗もはためき並んでる 城門に掲げられた 巨大なシスレーの絵 門をくぐれば その世界が 今に甦ってくる 中央から右に並ぶ 何気なく何かを売ってる テントの露店が …

モレ・シュル・ロワンのイラストマップ(フランス)

シスレーの小冊子の中にあった モレ・シュル・ロワンのイラストマップ シスレーがどこに位置して どの方向に視線を投げかけて 風景画を描いたか示している 川のほとりから 大聖堂を意識しながら さまざまなモチーフを探し出していた シスレーの足跡が 今の…

シスレーの絵画巡りの小冊子(モレ・シュル・ロワン、フランス)

城門の手前にあった 観光客用のアンフォルマシオン そこで村の地図をもらう ふとかたわらを見れば 画像のような シスレーに関する小冊子の見本版 パラパラめくると カラーの綺麗な装丁で シスレーが描いた所々を 丁寧に示している 値段は30フランなり これ…

モレ・シュル・ロワンの青空市場(フランス)

秋のある日 パリの日本語新聞で見かけた モレ・シュル・ロワンへと思い立つ この街は 印象派の画家 アルフレッド・シスレーが 様々な場所で その美を描き続けた地 パリ15区の下宿から 地下鉄を東へ乗り継ぎ パリ・リヨン駅にたどり着く そこで黄色い小さな…

モネの風景紀行

先ほどまで、テレビで「世界・ふしぎ発見!」を見ていた。 きょうはセーヌ河の特集で、河口からパリ、シャンパーニュから源流まで案内していた。 クイズは1問しか正解しなかったけれども、美しいセーヌ河の様々な風景が見れて幸せだった。 モネとセーヌ河の…