2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「料理屋アルザス」で(大聖堂のふもとにて)

この日は大聖堂のそばにある 少しお高いレストラン 日本の学者さんたちと ストラスブールの専門家による食事会 なぜか自分もそこに同席し それこそ決まり文句のとおり 末席を汚す 料理をもぐもぐ食べながら みんなの会話を聞いている 優秀な女性の通訳さん …

オルセー美術館展にて⑦エッフェル塔に向かう4人の男

今回のオルセー美術館展には、絵画だけでなく、写真も結構ある。 写真も重要なオルセーのコレクションなのだ。 写真の分野についてはほとんどほとんどよく分からない。 しかし、パリにいた時、ブラッサイの「夜のパリ」とかいう題の写真展を、見に行った事が…

「料理屋アルザス」 にて

ストラスブールのいにしえの街の 運河のそばのアルザスの 古いサンパなレストラン みんなで集う夏の夜 料理は当然アルザス料理 シュークルートに挑戦す 山と詰まれた酢漬けのキャベツ その上にどっしり乗るは ぶっといソーセージと 分厚い油のベーコンだ 同…

「ぼくはくま」フランス説

最近、NHKの「みんなのうた」の「ぼくはくま」を視聴して癒されている。 正直なところ、宇多田ヒカルさんの歌はほとんど聴いていないのだが、このたび、彼女の新たな魅力に出会えたのは嬉しかった。 また、ビデオクリップのくま君もかわいくてよい。 部屋…

オルセー美術館展にて⑥ルーアン大聖堂前の狭い広場

モネの「ルーアン大聖堂」、この絵はちょうどフロアの入り口のところにあり、よく目立つような配置にしていた。 今回は一作だけだが、ご存知の通り連作として、いろいろな光の移り変わりを描いている。 まさに執念の人モネの面目躍如たるものを感じてしまう…

結婚の間の前にて(ストラスブール市庁舎)

みんなで行く行く ストラスブール市庁舎 長細いブロイエー広場の並木の下から 邸宅のような建物を見上げる 今日はここの豪華な応接間で ささやかな歓迎セレモニー アルザスのお菓子 クグロフと シャンパンが みんなを迎えてくれる 仕事の多くは 郊外の都市共…

オルセー美術館展にて⑤ピサロ

シスレーの次は、カミーユ・ピサロの作品「赤い屋根、村のはずれの冬の印象」である。 他の画家たちはそれぞれ独自の道を進んでしまったが、シスレーとピサロ、この二人は最後まで本当の印象派の画家足りえた気がする。 ただ、シスレーは寂しく、弱々しく感…

オルセー美術館展にて④シスレー

続いてはアルフレッド・シスレーの「洪水と小舟」の絵を鑑賞する。 河はセーヌで、パリより下流になる、ポール・マルリーという町での出来事だ。 この建物及び並木は上記の写真のように現在でも残っており、右端には絵画紹介のパネルが見える。 たまたまパリ…

オルセー美術館展にて③(ブーダン・モネ)

1階の人物画を鑑賞した後、床に在る順路に沿い上の階にあがる。 その階のフロアは、「特別な場所」と題されている。 絵を見ていくと、ブーダン・モネ・シスレー・ピサロとほぼ並んでおり、自分のような印象派の風景画好きにとってはヨダレが出そうになる。 …

オルセー美術館展にて②

講演会の整理券を胸ポケットに入れ、1階に戻り、展覧会場に入る。 まず右手に、ベルト・モリゾの「ゆりかご」が見える。 眠る子供を見つめる、優しい母親の姿である。 第1回印象派展で他の作品が散々けなされる中、この作品は割と高評価だったのもうなずけ…

オルセー美術館展にて①

ルーブル美術館展に引き続き、今度は神戸市立博物館のオルセー美術館展に行く。 いかにも「芸術の秋」しているなあとしみじみする。 午前中所用があり、当日、博物館に着いたのはちょうど一時だった。 この日はオルセーの館長さんじきじきの講演があり、美術…