#建築デザイン

旅行が楽しくなる 日本遺産巡礼 西日本30選

旅行が楽しくなる 日本遺産巡礼 西日本30選 磯達雄 文 宮沢洋 イラスト 日経アーキテクチュア 編者 日経BP社 発行 2014年12月8日 初版第1刷発行 日本の歴史遺産30件を実際に訪問しリポートしています。この本は西日本版ですが、東日本版もあります。 …

パリ市議会、三角形の高層ビル建設計画を僅差で否決

この画像はパリの建築博物館にある、パリの高層建築の建設案です。 黄色い三角の建物が今回否決された建物です。 この写真だけだと、エッフェル塔手前の黒い建物、もともとのオテル・ド・ニッコーあたりと大してかわらない様な気もしますが、いわゆる印象操…

シュノンソー城のもう一人のカトリーヌ

シュノンソー城のカトリーヌといえば、庭園の名前にもなっているカトリーヌ・ド・メディチですが、もう一人忘れてはいけないカトリーヌがいます。 その名はカトリーヌ・ブリソネです。 彼女はこの城の、上の画像で言えば手前部分、を夫のトマ・ボイエととも…

古典主義建築、19世紀建築、モダニズムの建築(西洋建築入門 より)

古典主義建築 17世紀から20世紀初頭に流行 エリアはヨーロッパ全域 キーワード=シンメトリー、ダブル・キューブ、三層構成 ・シンメトリー 中央部分をはっきり区別し、左右両端を翼廊として変化をつけ、かつ抑制をきかせるという構成が生まれた。 ・ダ…

ローマ建築・ビザンチン建築(西洋建築入門より)

ローマ建築 紀元前6世紀頃から4世紀頃 キーワード=フォルム、アーチ、ドーム ・フォルム ローマ都市の中心を成す都市広場 神殿、バシリカと呼ばれる多目的ホール、市場、凱旋門などがこの広場に面して建てられた。 ・アーチ 石やレンガを円弧状に積むと…

歴史的な町の中心部が保存されると

歴史的な町の中心部が保存されなかったら? ・近代的な商業ビルが建てられる。きらびやかであっても安普請な建物 みすぼらしい感じのビル。町の伝統や個性も殺してしまう 保存されれば ・歴史的な建物は元のように改修 ・街路はアスファルトをはがして、石畳…

ユニテ・ダビタシオンの悪影響

ル・コルビジェにより、1946~52年にマルセイユの郊外に建設されたユニテ・ダビタシオン 住宅計画として 幼稚園や商店街などの共用施設を備えた巨大な集合住宅として、当時流行の社会主義思想を具体的な建造物の形とした 建築デザイン 打ち放しコンクリート…

地中海を臨むワヤワヤした博物館、仏マルセイユにオープンへ

なんだかワヤワヤした建物ですね。 写真の建築家さんは悦にいっておられるようですが。 まあユニークだからよしとしておきましょう。 どういう意図があるのかはよくわかりません。 強引に考えれば、アール・ヌーヴォ的な、植物的なデザインとも考えられます…

教会建築を読み解く

教会建築を読み解く デニス・R・マクナマラ 著 田中敦子 訳 ガイアブックス 発行 2012年6月15日 発行 教会建築について、さまざまな角度から、図像を交え、コンパクトに解説しています。 内容は 建築物・教会堂の種類、様式の文法、建材、平面プラン、等の…

18世紀の建築 バロックと新古典主義

SDライブラリー16 18世紀の建築 バロックと新古典主義 J.サマーソン 著 堀内正昭 訳 鹿島出版社 18世紀前半は、バロックの精神と造形によって支配されたのに対して、後半は新古典主義の時代である。 前半の特徴的な建築タイプは、教会堂と宮殿であり、…

建築ガイド① ローマ

建築ガイド① ローマ RENZO SALVADORI著 長尾重武 訳 丸善株式会社 平成3年12月30日 発行 都市ローマは、4つの都市が順次建設されていった 古代都市(12世紀間) 中世都市(10世紀間) ルネッサンスおよびバロック都市(4世紀間) 近代都市(1世…

ローマの噴泉建築?(パラティーノの丘からフォロ・ロマーノへ)

パラティーノの丘から フォロ・ロマーノへの道すがらにあった 建物とちょっとした水辺 かなり草に覆われているけれど どうやら噴泉のようらしい このようなローマの噴泉建築を ニンフェウム(ニュンファエウム)と呼ぶ 噴泉を中心とした休憩・納涼用の建物で…

ゴシックということ

ゴシックということ 前川道郎 著 学芸出版社 1992年6月20日 初版第2刷発行 ゴシックの「古典大聖堂」とは、シャルトル・ランス・アミアンの三つをいうとのこと。 このうち、著者は、ランスを最も典型的な古典と見なしている。 ランスは、西正面の比…

世界の名建築100選

NHK 夢の美術館 世界の名建築100選 新建築社 編 2008年12月23日 初版第1刷発行 この本は、以前、NHKで「夢の美術館 世界の名建築100選」という題で放映された番組を書籍化したものです。 見開き2ページで1建築物となっており、右側に…

眺めのいい教会(サン・ドメニコ教会より・シエナ)

家の上に 家が積み重なり 石畳の路地も 泉も井戸も そして人々も隠してしまい 古びた要塞都市と化す シエナの丘 ただマンジャの塔だけが 潜望鏡のように あたりをしっかり見据えている

トゥールの斬新な会議場

午後1時半過ぎの電車で、ブロワからトゥールに向かう。 40分程で、トゥールの駅に着く。 ちなみにパリからだと一旦トゥール近くの駅で乗り換え、そしてすぐトゥール駅に行く事もある。 トゥールの結構おしゃれな駅舎(19世紀風)を横目に、公園のそばを…

ルイ12世の翼(ブロワ城)

続いてはルイ12世の翼を取り上げます。 時代から言うと、前回のフランスワ1世の翼よりも古く、1498年から建造された。 この建物は、城というものが、城塞というより、宮殿となりつつ時代の典型となるらしい。 様式は後期ゴシック様式に入る「フランボ…

「南フランス古代文明紀行」より(ニームの円形闘技場)

再びニームについて。 著者の方は、ニームの円形闘技場も訪問されている。 ここでは英語も上手に話せる、若い女性ガイドにより案内してもらっている。 自分が行った時には、ガイドの方はいなかったように思う。 アルルの闘技場ではまとまった人数でガイドさ…

図説 西洋建築の歴史 美と空間の系譜

図説 西洋建築の歴史 美と空間の系譜 佐藤達生著 河出書房新社 1800円 S図 1 様式の二つの流れ 2 古典系建築の流れ 3 中世系建築の流れ ギリシャ建築とゴシック建築を中心に述べている。 ヨーロッパをアルプス以北と地中海沿岸に分け、それぞれの風土の違…