#ヨーロッパ
古の写真で巡るフランスのニーム編、主に古代ローマ関係遺跡の画像が多かったのですが、ニームの最後はこの写真を撮っていました。 ファサードとそれに伴う尖塔の美しさに魅かれていたのかもしれません。 改めてグーグルマップ等で確認すると、サント=ペル…
画像はニームのアウグストゥス門、別名アルル門と呼ばれる古代ローマ遺跡です。 古代ニームの主要な城門の一つです。 入り口は4つあり、大きな中央の2つは車両通行用で、その両側の小さい入り口は歩行者用だった、とのことです。 右側の大きな入り口の向こ…
遥かなる旅への追想 辻 邦生 著1992年4月20日 発行新潮社 発行「旅への追想から」「歴史の奔流から」「同時代の視線から」「魅惑のパリから」の四章にわたって、紀行文から帯の推薦文まで、長短織り交ぜたエッセイ集となっています。舞台はヨーロッパ全般で…
画像はニームの古代ローマ時代の貯水槽です。 紀元1世紀中ごろに造られました。 大きさは直径5.9m、深さ1.4mです。 ユゼスの泉からここニームまで、なんと50㎞の導水路を建設しました。かの有名な水道橋であるポン・デュ・ガールもその一部です。…
マーニュ塔からニームの街並みを眺めます。一枚目は中心街です。この日は霞がかったように、薄ぼんやりしていました。全体的には橙色と黄土色の間の色になるのでしょうか?どの色名で表現したらいいのかよくわかりません。そんな中、中央の白い建物がやや目…
フォンテーヌ公園・ディアナの神殿から、丘を登ってマーニュ塔に到着します。 この塔は、古代ローマのアウグストゥス皇帝が築いた城壁と一体となった監視塔のようなものではないかと言われています。 このような城壁と一体だった廃墟の塔は、ヴィエンヌ(ビ…
画像は前回のニームのフォンテーヌ公園内にある、ディアナ神殿です。 崩れかけた建物のすき間に草も生えていますが、ずっしりとした廃墟の美も感じます。 石灰岩の大きな切り石を積んだ、紀元後2世紀頃のガロ・ロマンの代表的な建築物、とのことです。 とり…
ロシア日記 シベリア鉄道に乗って 高山なおみ 著 川原真由美 絵 2016年7月30日 発行 新潮社 発行 武田百合子さんの「犬が星見た」を何度も読んだ著者。 「犬が星見た」は昭和44年6月10日の日記から始まっています。 この本はその42年後、東日…
ニームの歴史的中心地区から、フォンテーヌ通りを歩いていきます。 水路と並木道が涼やかな雰囲気を醸し出しています。 こちらがフォンテーヌ公園となります。 フォンテーヌとは泉を意味します。直訳すると「泉公園」となります。と聞くと、大阪の「泉の広場…
みんな昔はこどもだった 池内紀 著 講談社 発行 2018年3月20日 第1刷発行 手塚治虫、林芙美子、宮本常一、柳田国男、澁澤龍彦ら、大きな、個性的な仕事をした十五人の足跡を幼少期を中心にたどっていっています。 手塚治虫版の「ファウスト」 池内さんが小…
ニームのメゾン・カレに相対するように建っているカレ・ダールです。 メゾン・カレを現代的にしたデザインで、あたかもパリの凱旋門に対する新凱旋門のような野心的な建物です。 ノーマン・フォスターにより設計されました。 メゾン・カレはフランス語にする…
画像はニームのメゾン・カレです。これについていろいろ書こうと思い、手元の資料とか見てたら、いきなり建造時期でつまずいてしまいました。以前読書メモで書いた時は西暦315年頃と書いていました。というのは訪問した2000年当時、ニームでもらった日本語パ…
「新デザイン」か「忠実復元」か ノートルダム大聖堂修復で論争 産経新聞 4/19(金) 17:50配信 【パリ=三井美奈】火災で損壊したフランスのノートルダム大聖堂の再建をめぐり、元通りの姿に復元すべきか、新デザインにすべきかで、国内論争が起きている。 政…
画像は、以前セーヌ河畔から撮影したパリのノートルダム大聖堂です。 この角度だと、今回の火災で崩れ落ちた尖塔が中心になっています。 天を指す尖塔はあたかも、天と地をつなぐ聖なる巨大アンテナのような感じです。 高さを追求し、ステンドグラスのために…
ドイツ職人紀行池内紀 著2018年10月10日 初版発行東京堂出版 発行1568年に刊行された、ドイツの古い手職を絵と詩句で紹介した古書「身分と手職の本(日本の訳書の題名は「西洋職人づくし」)」をもとに、池内さんのドイツでの体験記を加えて、ドイツでの様々な…
ブレグジットによる、フランスの税関などに関連するニュースです。 英の合意なき離脱 仏も備え 税関・検疫 建設急ピッチ 3/30(土) 20:25配信 英下院で29日、欧州連合(EU)との離脱合意案のうち離脱条件を定めた「離脱協定」が否決され、離脱問題の行方はよ…
語るは涙、聞くは笑いのパリ独り暮らし ーやまさか爺回想録ー やまさかのぼる 著第一法規 発行平成31年2月5日 初版発行やまさかのぼる先生の「脱ミシュラン フランス地域巡り」に続く待望の「双子編」です。フランスに関する、他者の追随を許さない、独自の…
円形闘技場から、ニームの街並みを眺めます。高さ的には街並みというよりも、その上っ面という感じですね。遠くの緑の丘の上にポツンと見える岩のような物体はマーニュ塔です。この辺りにはこの後に訪ねることになります。オレンジ色の屋根が目立つ中、にょ…
ニームの古代ローマ円形闘技場の中に入ります。 内部はきちんと整備され、現在でも様々な用途に使用されています。 まさしく今も生きている円形闘技場と言えるでしょう。 最近ではサイクルロードレースにも使われていました。 Summary - Stage 1 - La Vuelta…
ニームのプラディエの噴水のそばにある、古代ローマ円形闘技場に着きます。 まずは外観から。 二層からなる、がっしりとした造りになっています。 一階も二階も同じような感じなのですが、よく見ると、一階は角型の「付け柱」(ピラストル)で飾り、二階は変形…
古の写真で巡るフランスシリーズ、続いてはニームを取り上げます。 この時はアヴィニョンからほとんど人が乗っていないバスでニームまで行きました。 駅前でバスを降りて、フシェール大通りの突き当たりが画像の場所です。 この場所はシャルル・ド・ゴール広…
NHKのブラタモリ。 新春ということでか?でローマまで飛んでいっていました。 前回のローマの道に続き、今回はローマの水。 自分がひそかに期待していた内容でした。 というのも、最初にローマ郊外の水道橋公園から始まったからです。 自分がローマに行った…
フィリップ美男王の塔から、アヴィニョンへ目を転じます。 法王庁などの歴史的建造物がよく見渡せます。 中洲の緑に少し遮られているものの、サン・べネゼ橋も見えます。 いろいろ調べ直した後、この写真を見て改めて思いをめぐらせると、アヴィニョン法王庁…
フィリップ美男王の塔から、サンタンドレ要塞へのカメラを少し引いて、ヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニョンの町並みを捉えます。 この町について、「須賀敦子のフランス」(稲葉由紀子・文 河出書房新社)から引用しますと、 “ヴィルヌーヴ(新しい町)といっても、…
フィリップ美男王の塔に登り風景を眺めると、画像のような堂々とした要塞に目を奪われました。サン・タンドレ要塞です。1362年から68年に建てられたそうですが、その目的は、・その町を守り、11世紀に建てられた大修道院を保護した(現地の観光パンフレットよ…
アヴィニョンの街から、ローヌ河に架かるダラディエ橋を渡り、ヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニョン、つまりアヴィニョン新町に歩いて入ります。 この街では時間と体力の関係で、画像のフィリップ美男王の塔、だけしか行けませんでした。 この塔は13世紀から14世…
ローヌ河の河畔からサン・ベネゼ橋を撮ります。 河のそばは芝生地になっています。 日本なら野球のグラウンドとかに使われていそうな場所です。 そして日本ならしっかりとした堤防がありそうですが、こちらでは見当たりません。 やはり河川の流れの緩やかさ…
アヴィニョンのサン・べネゼ橋の上に降り立ちます。 この橋を語る時、必ず「♪橋の上で輪になって踊ろう♪」との民謡の歌詞に触れられます。 そして「こんな幅の狭いところで輪になって踊れないよ!」とのお約束の返答になってしまっています。 確かに、写真で…
、 ドン岩壁から、再び法王宮殿前に戻ってきました。 現地で手に入れたパンフレットには、「la plus belle et la plus forte maison du monde 」と書いてありました。 訳すと、「世界で最も美しくて、最も堅固な建物」となるのでしょうか。 「美しさ」という…
ドン岩壁(Rocher des Doms) からの眺めです。 ローヌ河に架かる有名なサン・べネゼ橋が見え、更にその延長線上にフィリップ美男王の塔が建っています。 このドン岩壁は、小高い裏山のような場所で、公園としてアヴィニョン市民や観光客の憩いの場になってい…