2017-01-01から1年間の記事一覧
麦酒伝来 森鴎外とドイツビール 村上満 著 中央公論新社 発行 2017年11月25日 初版発行 明治の頃の、日本のビール事情について書かれています。 副題では、森鴎外とドイツビールとなっていますが、鴎外以外の同時代人のエピソードも豊富に語られています。 …
新版 福翁自伝 福沢諭吉 昆野和七 校訂 角川文庫 15298 平成21年11月15日 三版発行 先日読んで、このブログでも紹介した「パリの福澤諭吉 謎の肖像写真をたずねて」に触発されて、この福翁自伝を読んでみました。 独特の語り口による、痛快な自伝で、たいへ…
アウグスティヌス 「心」の哲学者 出村和彦 著 2017年10月20日 第1刷発行 岩波新書 1682 古代末期ローマ帝国の地中海世界に生きたアウグスティヌス(354-430) 西欧最大のキリスト教思想家、特に神の恩恵を絶対視する原罪論や、予定説という強力な神学を打ち…
【12月17日 AFP】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は16日、フランソワ1世(King Francois I、1494~1547)ゆかりの古城で、自身の誕生日を前倒しで祝った。マクロン氏の会場選択は「国民から切り離されている」ことを示す事例だとして、一…
ディナンやドル・ドゥ・ブルターニュに行った翌日、ホテルからモン・サン・ミシェルまで、バスに乗るため歩いていきます。 ちょっとした巡礼者になったような気分でした。 かすかなもやが、近づくにつれて少しずつ消えていき、モン・サン・ミシェルの威容が…
Johnny Hallyday - Pardon 【12月7日 AFP】フランスの国民的ロック歌手ジョニー・アリディ(Johnny Hallyday)さんが6日、肺がんとの闘病の末に亡くなった。74歳だった。力強いバラードで知られ、1960年代から歴代大統領を含む多くの国民を魅了してきたアリ…
この映画は、2009年、愛読していたベルギー在住のMさんのブログで知りました。 それから約8年、最近やっとネットでみることが出来ました。 とりあえずは、思っていたよりもドタバタ感を強く感じました。 Mさんのパートナー曰く「少林サッカーのクラシック…
【11月29日 AFP】古代ローマの将軍・政治家ユリウス・カエサル(Julius Caesar)が現在の英国を侵攻した初めての証拠とみられるものを考古学者らが発見したと、英レスター大学(University of Leicester)が28日、発表した。 研究チームは、カエサルの艦隊が…
パリのクリスマス市、中止に 市「中身低俗。イメージダウン」 産経新聞 11/25(土) 7:55配信 【パリ=三井美奈】パリ年末の観光の目玉シャンゼリゼ通りのクリスマス市が今年、中止されることになった。パリ市が「中身が低俗」と決定し、抗議した興行主との法…
【11月23日 AFP】仏パリの市議会は22日、パリ版「ロンドンアイ(London Eye)」とも呼ばれる大観覧車「グランド・ルー(Grande Roue)」の撤去をほぼ満場一致で決定した。 ルーブル美術館(Louvre Museum)近くのコンコルド広場(Place de la Concorde)に立…
本棚の歴史(新装復刊) ヘンリー・ペトロスキー 著 池田栄一 訳 2017年5月25日 発行 白水社 発行 主に欧州の本棚の歴史について詳しく述べられています。 もちろん本棚は本の形態により変化していくものなので、本と本棚の共進化の過程をたどっています。 古…
生野銀山と銀の馬車道 清原幹雄 著 2011年5月20日 初版第1刷発行 神戸新聞総合出版センター 発行 明治の初めに生野鉱山から姫路の飾磨津まで、物資輸送専用の道路が建設されました。 今では「銀の馬車道」という愛称で親しまれています。 その成り立ちや歴史…
消えた国 追われた人々 東プロシアの旅 後半より カリーニングラードはロシアの最も西の町である。1946年に誕生。前年までは「ケーニヒスベルク」といって、ドイツの最も東の町だった。1255年の誕生。 リトアニアのビリニュスよりカリーニングラードまで340…
消えた国 追われた人々 東プロシアの旅 池内 紀 著 みすず書房 2013年5月10日 発行 いわゆる東プロシアと呼ばれた国の都市やその周辺の、2002年から2008年にかけての紀行記です。 日本ではほとんど知られていない地域の歴史をさかのぼる、極めて興味深い旅行…
先月のNHKラジオフランス語講座応用編「日仏交流さんぽ」(Traces des rencontres franco-japonaises du passe)で、富岡製糸場(La filature de soie de Tomioka)について放送していました。 その放送で、レンガの積み方はいろいろあり、富岡はもちろん「フラ…
ドル・ドゥ・ブルターニュの街中だったと思うのですが、なぜか画像のような写真を撮っていました。 元の写真は、この標識の下に同行の方が写っていたのですが、ここではカットしておきます。 Carfantinの下に、カッコでKerfeunteunと書かれています。 調べて…
ディナンからモン・サン・ミシェル近くのホテルに戻る時にドル・ドゥ・ブルターニュ(dol-de-bretagne)という小さな街に立ち寄りました。 画像はその街にあるサン・サムソン大聖堂(cathedrale st-Samson)です。 この大聖堂の命名のもとになった聖サムソンはウ…
ディナンの街から見たランス谷と高架橋です。 二番目の写真はその川岸から撮りました。 ヨットなども停泊しています。 このランス川は地図をみると、有名なサン・マロのそばから海にそそいでいます。 現代はディナンからでもマリンスポーツを楽しめそうな雰…
パリの福澤諭吉 謎の肖像写真をたずねて 山口昌子 著 2016年11月25日 初版発行 中央公論新社 発行 福澤諭吉の肖像写真の撮影事情を中心に、彼の文久遣欧使節団の一員としてのパリでの日々を詳しく追っています。 文久遣欧使節団はヨーロッパ諸国と締結した「…
1862年4月7日、文久遣欧使節団の一行はパリに到着する。 その使節団には若き日の福澤諭吉も反訳方として随行していた。 その時彼らが泊まったホテルが「オテル・デュ・ルーヴル」であった。 パリの中心地パレ・ロワイヤル広場に位置し、五階造りで六百室もあ…
柳田国男と梅棹忠夫 自前の学問を求めて 伊藤幹治 著 2011年5月13日 第1刷発行 岩波書店 柳田国男の晩年の九年間、柳田のもと國學院大學大学院で研究生活を送り、国立民族学博物館で14年間、梅棹忠夫と接した著者による、エピソードを交えた柳田・梅棹論で…
NHKラジオフランス語講座L67より いかにもフランスの食べ物らしい名前のフレンチ・トースト。 フランス語ではpain perduと呼ばれるそうです。 直訳すると失ったパン、あるいは欠けたパンとかになるのでしょうか? 少し変に感じるのですが、その由来をテキ…
フランスで上院選挙が行われました。 まず読売新聞の記事から 【パリ=作田総輝】フランス上院選(定数348)が24日投開票された。 AFP通信の集計によると、マクロン大統領率いる中道新党「共和国前進」は非改選の10議席と合わせ、改選前(29議席…
第四章 ユダヤ人移送の十字架 背負い続ける罪 パリ北郊のドランシー市にあった収容所。ドイツ占領下のフランス政府は国内のユダヤ人をここに集め、ポーランドのアウシュビッツ強制収容所などに鉄道で送り込んだ。 第五章 「ヴィシー政権」 対独協力の記憶 人…
フランス現代史 隠された記憶 戦争のタブーを追跡する 宮川裕章 著 2017年9月10日 第一刷発行 ちくま新書 1278 フランスの第一次、第二次大戦に伴う様々なタブーについて、現代でも関わっている人たちの証言をもとに構成されています。ジャーナリストらしい…
姫路港には、一枚目の画像のようなモニュメントがあります。 そのそばにバラが咲いています。 これはシスレーのバラ「絆」と呼ばれます。画像のような説明のプレートが備え付けられています。 海のそばで、潮風にさらされながらでも、健気に咲いてくれていま…
フランス・パリのマルモッタン・モネ美術館で行われた展覧会の報道陣向け内覧会で、ベルト・モリゾの「Julie Manet et sa levrette Laerte」を鑑賞する来館者(2017年9月11日撮影)。 フランス・パリのマルモッタン・モネ美術館で行われた展覧会の報道陣向け…
ディナンの街の中心部から、上の地図でいえば上側のランス川に向かいます。 この時は画像の城門をくぐり抜けました。 この城門はパンフレットの英語ではthe Jerzual gateとなっていました。地図のDのところです。 立派な門ですね。上部の石落としもちゃんと…
モンサンミッシェルから中世の街ディナンに行きます。 この写真はこの街の土産物屋が並んでいる辺りだったと思います。 木組みの建物に中世の風情を感じました。 店内に入ると、英字新聞が多かったなという印象が残っています。 地理的にはブリュターニュ地…
【8月30日 AFP】フランス北西部ラバル(Laval)にある美術館「Museum of Naive Art and Singular Arts」に展示される、仏画家アンリ・ルソー(Henri Rousseau)の作品「釣り人のいる風景(Landscape with fisherman)」。 素朴派の作品などを取り扱う同美術…