2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

B・H・チェンバレン 日欧間の往復運動に生きた世界人(後半)

Ⅳ 東西間の往復運動 日本滞在記の前期と後期を比べると、チェンバレンの日本研究の面での違いの他に、彼がヨーロッパに里帰りをした回数に大きな違いがあることがわかる。 それでも日本滞在記の後半においても、ヨーロッパに里帰りした期間よりも、日本に滞…

B・H・チェンバレン 日欧間の往復運動に生きた世界人(前半)

B・H・チェンバレン 日欧間の往復運動に生きた世界人 表紙 B・H・チェンバレン 日欧間の往復運動に生きた世界人 太田雄三 著 リブロポート 発行 シリーズ民間日本学者 24 1990年3月20日 初版第1刷発行 チェンバレン(1850−1935)の、主に書簡を通じて、その生…

私はチェコびいき 大人のための旅案内

私はチェコびいき 大人のための旅案内 表紙 私はチェコびいき 大人のための旅案内 大鷹節子 著 朝日新聞社 発行 2002年6月5日 第1刷発行 以前このブログで取り上げさせていただいた『チェコとスロバキア』を全く違った角度から書き直した(というよりも新たに…

ピアノ弾き即興人生 山下洋輔 著

ピアノ弾き即興人生 表紙 ランキング参加中読書 ピアノ弾き即興人生 山下洋輔 著 徳間書店 発行 2010年10月31日 初刷 山下洋輔さんの初期のエッセイ集は、大昔から今に至るまで愛読しています。 この本は少しお年重ねられた分、多少は落ち着いています。 本…

西の果てまで、シベリア鉄道で ユーラシア大陸横断旅行記

西の果てまで、ユーラシア大陸横断旅行記 表紙 西の果てまで、シベリア鉄道で ユーラシア大陸横断旅行記 大崎善生 著 中央公論新社 発行 2012年3月25日 初版発行 小説家の大崎善生さんによる、2009年6月、ウラジオストック(ウラジオストク)からリスボンまで…

不死鳥カトリーヌ・トロットマン、ストラスブール市長に返り咲き

2026年ストラスブール市長選第二回投票の得票率 ランキング参加中フランスグループ ランキング参加中外国語 DNA(Dernières Nouvelles d'Alsace アルザス最新ニュース)の記事からです。 自動翻訳を一部手直ししましたが、自分の語学力不足により、まだ不十分…

クレットマン日記 若きフランス士官の見た明治初年の日本(解説等)

解説 松崎硯子 クレットマンの学んだエコール・ポリテクニック エンジニア養成校として1794年に設立され、1804年に皇帝ナポレオン・ボナパルトが革命後に不足していた将校軍人を養成するための軍人養成校にした高等教育機関で、現在でも国防省の所管である。…

クレットマン日記 若きフランス士官の見た明治初年の日本

クレットマン日記 若きフランス士官の見た明治初年の日本 表紙 クレットマン日記 若きフランス士官の見た明治初年の日本 松崎硯子 訳 平凡社 発行 東洋文庫898 2019年12月13日 初版第1刷発行 本書は、コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所により2015年…

北側から見た姫路城天守

北側からの姫路城天守 姫路城の北側から見た天守閣です。 いわゆる裏側になってしまいますが、それでも堂々とした姿に圧倒されます。 姫路城の内部はもちろんいろいろ興味深いですが、城の周りをのんびり歩くのも、優雅な時間を過ごせそうです。 天守の様々…

ヒットラーVSゼレンスキー?の闘い(フランス地方選挙)

アルシ・シュル・オーブの選挙ポスター このブログで、パリ、マルセイユ、ストラスブールにおけるフランスの市町村選挙を取り上げてきましたが、小さな町ではこんな選挙もあるようです。テレビ朝日の記事です。 ヒットラー氏VSジリンスキー氏 フランスの小さ…

ラヒンチの水鳥のようなサーファーたち(アイルランド)

ラヒンチの海岸 ラヒンチの海岸とサーファー バスはリモナ城(Leamaneh Castle)を出発し、海岸沿いの町ラヒンチLahinchに到着します。 2005年、まだ当時の記憶がわりと残っていた時に書いた自分の文章を引用すると、 バスは大西洋の海岸に出る。海沿いの町L…

ストラスブール市議(市長)選挙 第一回投票前後の流れ

ストラスブール市長選第二回投票の選挙ポスター 前回のストラスブール市議(市長)選挙の経緯 第2回投票でJeanne Barseghian(以下ジャンヌさん)率いる緑の党が勝利。 ジャンヌさんが市長となる。 重鎮Catherine Trautmann(以下カトリーヌさん)の率いる社会党が…

バッハの音符たち 新装版 池辺晋一郎 著

バッハの音符たち 新装版 表紙 バッハの音符たち 新装版 池辺晋一郎 著 音楽之友社 発行 2024年7月31日 第2刷発行 バッハの有名な曲について、池辺先生お得意のダジャレを交えながら、楽譜を多用してユニークに説明しています。 元は雑誌『音楽の友』に、199…

パリ、マルセイユの市議会(市長)選挙第一回投票の結果

グレゴワール候補とダチ候補の選挙ポスター フランス統一市町村(コミューン)選挙の第1回投票が行われました。 まずはパリ市の投票結果から。 【パリ時事】フランスで15日、統一地方選挙の第1回投票が行われた。 首都パリ市長の座を巡る争いは即日開票の結果…

日本語を作った男 上田万年とその時代(第二部)

第二部 万年の国語愛 第八章 日本語改良への第一歩 それまでの写本の段階では方言などの影響で揺れていた表記が、印刷によって一定のものへと次第に固定化されていく。 およそ印刷は、カクストンの出版印刷所がロンドンに置かれたのと同じように、中国や我が…

日本語を作った男 上田万年とその時代(第一部)

日本語を作った男 上田万年とその時代 表紙 日本語を作った男 上田万年とその時代 山口謡司 著 集英社インターナショナル 発行 2016年2月29日 第1刷発行 近代言語学を初めて日本に導入すると同時に、標準語の制定や仮名遣いの統一などを通じて「近代日本語」…

はじめて旅するウラジオストク

はじめて旅するウラジオストク 表紙 はじめて旅するウラジオストク 矢巻美穂 著 辰巳出版 発行 2020年2月15日 初版第1刷発行 前に1989年のウラジオストク訪問の本を紹介しましたが、こちらは2020年頃のウラジオストクを扱っています。 5、6年前とはいえども…

交路からみる古代ローマ繁栄史(第二部~)

地中海からブリタンニアへの輸送 第二部 河川・海上交通がローマの繁栄をもたらした 第五章 何を、どこから運んだのか 地中海西部〜ブリタンニアのルートには 一番西側の「ジブラルタル海峡〜大西洋」 東側の「陸路を含むローヌ川〜モーゼル川〜ライン川〜北…

交路からみる古代ローマ繁栄史(第一部)

交路からみる古代ローマ繁栄史 表紙 交路からみる古代ローマ繁栄史 陸の道・河の道・海の道が古代ローマの繁栄をつくった 中川良隆 著 鹿島出版会 2011年9月10日 第1刷発行 本書は、陸と水の交易路とはどのようなもので、いつ、どうしてつくったのか、そして…

廃墟のリモナ城(Leamaneh Castle)(アイルランド クレア県)

リモナ城(Leamaneh Castle) 巨人のテーブルの後、画像のような廃墟の前でバスは止まりました。 席と反対側で、どのような建物かもよくわからなかったのですが、せっかくの機会なので、写真を撮っていました。 改めて画像検索するとLeamaneh Castleだという…

マルセイユのユニテ・ダビタシオン ル・コルビュジエ著

マルセイユのユニテ・ダビタシオン 表紙 マルセイユのユニテ・ダビタシオン ル・コルビュジエ 著 山名善之 戸田穣 訳 筑摩書房 発行 ちくま学芸文庫 2010年2月10日 第1刷発行 第1章 罵りの声 1950年2月の竣工時、セーヌ県医師会会長を務める精神科医は、こ…

ウラジオストクの旅 海の向こうにあった日本人町(後半)

裏表紙裏のウラジオストク案内図 “熱烈歓迎”の入港 訪問者のうち「富山県日ソ友好視察団」は主に新湊市関係者で構成された。 「新潟代表団」は県を挙げてという意気込みがうかがえた。 新潟市は定期航路復活への期待を込めて、姉妹港締結を提案し、新湊市は…

ウラジオストクの旅 海の向こうにあった日本人町(前半)

ウラジオストクの旅 海の向こうにあった日本人町 表紙 ウラジオストクの旅 海の向こうにあった日本人町 杉山公子 著 地久館 発行 原書房 発売 1989年12月15日 発行 1989年の5月、新潟港からウラジオストク(ウラジオストック)に客船で旅行した著者の紀行文…

近寄れなかった「巨人のテーブル」(アイルランド バレン高原)

バレン高原の「巨人のテーブル」 エルウィ洞窟を出て、再びバスに乗り込みます。 その途中で、画像のようなモニュメントに出くわしました。 ここではバスから降りることなく、バス内部からの見学でした。 そばで見ることができなかったのが残念です。 これは…

エルウィ洞窟の鍾乳石(アイルランド バレン高原)

エルウィ洞窟の鍾乳管 エルウィ洞窟の鍾乳管 エルウィ洞窟の鍾乳石 エルウィ洞窟の石筍 アイルランドのエルウィ洞窟の内部です。 いわゆる鍾乳石が写っている画像を集めてみました。 鍾乳石については全く詳しくないのですが 、Wiki を元に説明してみます。 …

古代ローマ歴史散歩 最盛期の帝国の街並みをたどる

古代ローマ歴史散歩 最盛期の帝国の街並みをたどる 表紙 古代ローマ歴史散歩 最盛期の帝国の街並みをたどる フィリップ・マティザック 著 大槻敦子 訳 原書房 発行 2026年1月30日 第1刷 本書では4世紀末から5世紀にかけてローマの街を散歩した情景を描いてい…