2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシア万華鏡 社会・文学・芸術

ロシア万華鏡 社会・文学・芸術 表紙 ロシア万華鏡 社会・文学・芸術 沼野恭子 著 五柳書院 発行 2020年3月31日 初版発行 この本は、2007年よりおよそ十年間に書きためた、ロシアに関する文章をまとめたものです。 現在から見ると、まだロシアの風通しのよか…

アッティラ大王とフン族 神の鞭と呼ばれた男

アッティラ大王とフン族 神の鞭と呼ばれた男 アッティラ大王とフン族 神の鞭と呼ばれた男 カタリン・エッシャー ヤロスラフ・レベディンスキー 著 新保良明 訳 講談社 発行 2011年7月10日 第一刷発行 再びアッティラおよびフン族に関する本です。 本書の目的…

教養としてのゲーテ入門「ウェルテルの悩み」から「ファウスト」まで

教養としてのゲーテ入門「ウェルテルの悩み」から「ファウスト」まで 表紙 教養としてのゲーテ入門 「ウェルテルの悩み」から「ファウスト」まで 仲正昌樹 著 新潮社 2017年1月15日 発行 第一章 ウェルテルの「悩み」とは? 『若きウェルテルの悩み』は書簡…

エマニュエル・マクロン フランス大統領に上り詰めた完璧な青年

エマニュエル・マクロン フランス大統領に上り詰めた完璧な青年 表紙 エマニュエル・マクロン フランスの大統領に上り詰めた完璧な青年 アンヌ・フルダ 著 加藤かおり 訳 プレジデント社 発行 2018年4月1日 第1刷発行 フン族のアッティラの次は、フランスの…

フン族 謎の古代帝国の興亡史(後半)

アッティラの撃退(ヘリオドロスの間、ラファエッロの間、ヴァティカン美術館) 第六章 アッティラの敗北 Ⅰ アッティラ、アエティウス、西ローマ帝国 Ⅱ ガリア侵入以前の出来事 451年のガリア侵入と452年のイタリア侵入 Ⅲ ガリアから撃退 フン族は気勢をあげ…

フン族 謎の古代帝国の興亡史(前半)

フン族 古代帝国の興亡史 表紙 フン族 謎の古代帝国の興亡史 E.A.トンプソン 著 木村伸義 訳 法政大学出版局 1999年8月5日 初版第1刷発行 序文 本書は ・モンゴリアのフン族ではなく、クバン川流域に居住していたフン族の歴史を創始する ・フン族が四世紀末…

ペトラルカ 生涯と文学

ペトラルカ 生涯と文学 表紙 ペトラルカ 生涯と文学 近藤恒一 著 岩波書店 発行 2002年12月20日 第1刷発行 ペトラルカの生涯と思想・文学について述べた本格的な入門書です。 イタリア人で、なおかつフランスのアヴィニョンにも深い関りがあったペトラルカ…

イタリア中世都市国家研究 清水廣一郎 著

イタリア中世都市国家研究 清水廣一郎 著 表紙 イタリア中世都市国家研究 清水廣一郎 著 岩波書店 発行 昭和50年3月28日 第一刷発行 内容はかなり専門的です。日本語に当てはめにくいイタリア語の単語が沢山出てきます。 一 イタリア中世都市国家の構造 12世…

新版 ヨーロッパの中世(後半)

第11章 新しい宗教生活 1 異端:ワルド派、カタリ派 異端とは、当該の時代や社会において、しかるべき権威によって異端とされたもの 2 托鉢修道会 フランチェスコ会、ドミニコ会、カルメル会、アウグスティヌス隠修士会 3 民衆のキリスト教化 第12章 知の…

新版 ヨーロッパの中世(前半)

新版 ヨーロッパの中世 表紙 新版 ヨーロッパの中世 神崎忠昭 著 慶応義塾大学出版会 2022年5月18日 新版第1刷発行 本書は大学でヨーロッパ中世史を学ぶ人のための「入口」にあたります、とのことです。 イントロダクション 1 時代区分 本書では中世のはじ…

テクストとしての柳田国男

テクストのしての柳田国男 表紙 テクストのとしての柳田国男 知の巨人の誕生 石井正己 著 三弥井書店 発行 平成27年1月9日 初版発行 多くの著作だけでなく、編集にも関わってきた著者による、テクストからみた柳田国男論です。 それにしても、いろいろな柳田…

堀米庸三著 ヨーロッパ歴史紀行(後半)

地中海世界の覚え書(1) 極度に偶像を忌み嫌ったキリスト教が偶像崇拝的になったのは、ヘレニズムのせいであったということ、そしてキリスト教のヘレニズム化になしには、キリスト教は世界宗教たりえなかった。 フィディアスがアテナ女神像のコンクールに…

堀米庸三 著 ヨーロッパ歴史紀行 (前半)

堀米庸三 著 ヨーロッパ歴史紀行 表紙 ヨーロッパ歴史紀行 堀米庸三 著 筑摩書房 発行 1981年7月20日 第1刷発行 はしがき わがうちなる「ヨーロッパ」をもとめて 1971年、梅雨明け頃から2か月ほどヨーロッパを巡る堀米さん ドナウ諸国をゆく ベオグラードは…