スタニスラス広場のアンフィトリテの噴水と黄金の柵門 画像はスタニスラス広場の一角を占めるアンフィトリテ(Amphitrite)の噴水と、それを取り巻く黄金色に輝く柵門(grille)です。ポルチコ(柱廊玄関)という表現もありましたが、柵門という日本語の方が厳密に…
スタニスラス広場のナンシー市庁舎 ナンシーのスタニスラス広場に戻ります。 手前のおじさんがスタニスラス像のごとくこちらをにらんでいます(笑)。 像の背景はナンシー市庁舎です。 スタニスラス広場に面してバロック様式の美術館、劇場、ホテルなどが建っ…
ナンシーのペピニエール公園の花時計 画像はナンシー市の花時計です。NANCY 2000との表示で2000年当時のそれだとわかります。グーグルマップで調べると、ペピニエール公園内に造られたものだということがわかりました。最近の時計の画像もありましたが、すっ…
「シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」ジャン・レノとミカエル・ユーン 正月休み、ローカルテレビ局で放映していた「シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」を見る。映画をほとんど見ない自分だが、この映画は劇場で見て、更に以前テレビで…
左から見返りにゃんこ もひとつ左から見返りにゃんこ 右から見返りにゃんこ 以前にも見返りにゃんこの写真を載せたのですが、また撮ったのでパート2とします。 特に書くべきことはないのですが。 うちのにゃんこ「ごちゃごちゃ書かなくても、アタシの写真だ…
遠野物語 山の人生 柳田国男著 表紙 明治35年2月 柳田国男は法制局参事官となり、特赦の事務も取り扱う。明治37年4月6日 事件発生明治37年4月9日、10日、12日、5月5日、14日岐阜日日新聞が事件を伝える。新聞では、事件の動機は「貧苦の末、飢餓に迫って余儀…
ルイス・フロイス 吉川弘文館 表紙 ルイス・フロイス五野井隆史 著日本歴史学会 編集吉川弘文館 発行2020年(令和2)2月1日 第1版第1刷発行はしがきフロイスの名が広く知られるようになったのは、彼が執筆した日本におけるイエズス会の宣教活動の歴史、いわ…
ギリシア芸術模倣論 表紙 ギリシア芸術模倣論ヴィンケルマン 著田邊玲子 訳岩波文庫 青586-12022年10月14日 第1刷発行このヴィンケルマン(1717-1768)の名前は、ゲーテの「イタリア紀行」でよく見かけました。図書館でこの新刊書を見つけ、読んでみた次第で…
旅のあとさき ナポレオンの見た夢 表紙 旅のあとさき ナポレオンの見た夢福田和也 著講談社 発行2008年4月24日 第一刷発行2006年9月から2007年2月にかけて週刊誌に連載された紀行文です。コルシカからフランス国内のナポレオンの足跡を追っています。ゆかり…
天井そばで威張るにゃんこ女王様 明けましておめでとうございます うちのにゃんこは高いところが大好きです。 ついには天井そばまで上ってしまいました。 ふにゃ、なんだか偉くなった気分なのにゃ わらわはにゃんこ王国の女王様なのにゃ 下を覗きこむにゃんこ…
柳田国男と事件の記録 表紙 柳田国男と事件の記録内田隆三 著講談社選書メチエ401995年2月10日第一刷発行 柳田国男による『山の人生』 その冒頭をさりげなく飾る、哀しくて悲惨だが、冷徹に美しくさえ述べられている、ある事件。 その謎に迫っています。 『…
回想録 ヨーロッパめぐり ジョージ・エリオット著 表紙 回想録 ヨーロッパめぐりジョージ・エリオット 著冨田成子 訳彩流社 発行2018年9月28日 発行英国ヴィクトリア朝を代表する女性作家ジョージ・エリオット(本名メアリアン・エヴァンス 1819-80)による紀…
ロレーヌ地方のナンシーのクラフ門 画像はナンシー市のクラフ門です。実は写真を見ても、これが何だったか思い出せなかったのですが、画像検索のおかげで正体が判明しました。このような門を残してくれているおかげで、過去、不安定だった時代に、街がいかに…
ナンシーのスタニスラス広場 スタニスラス広場に入ります。前回の凱旋門の反対側を望むことができます。後ろ姿の像はスタニスラス1世の立像です。正面からの姿を見てみると スタニスラス像 このようにたいそう威厳のある姿です。この立像についてナンシー市…
ナンシーのカリエール広場から見た凱旋門 画像はフランスのロレーヌ地方の都市、ナンシーに建てられている凱旋門です。この門だけでなく、スタニスラス広場の設計者でもあるエマニュエル・エレにちなみ、エレ門とも呼ばれているようです。1753年から1755年に…
顔も眼も真ん丸なにゃんこ うちのにゃんこです。 ドアップを見ていると、顔も眼も真ん丸ですね。 首輪を着けていますが、痒そうだったので、結局外してしまいました。 似合っていて残念ですが、痒さには勝てません。 変顔のにゃんこ ふにゃ~ お鼻のまわりも…
地名の研究 柳田国男 著 表紙 地名の研究柳田国男 著中公クラシックスJ652017年4月10日 発行「過去への道標」を毀損してはならない 今尾恵介東京の銀座は大半がニセモノそのエリアの大半が「本来の銀座」、少なくとも明治初年の銀座の範囲ではない。p16ちょ…
オランジュの古代ローマ劇場壁面のアウグストゥス立像 第Ⅱ部 ローマ第8章 ローマ帝国の形成 西洋型帝国の原型「現実主義(リアリズム)」とは、国際関係を決めるのは「力」であるというもので、これは古代ギリシアのトゥキュディデスに遡る考え方。ローマ拡大…
はじめて学ぶ西洋古代史 表紙 はじめて学ぶ 西洋古代史長谷川岳男 編著ミネルヴァ書房 発行2022年10月30日 初版第1刷発行はじめて学ぶ、と題していますが、内容はけっこう高度だと思います。第Ⅰ部 ギリシア第1章 アケメネス朝ペルシア 世界帝国とギリシア…
羊皮紙の世界 薄皮が秘める分厚い歴史と物語 表紙 羊皮紙の世界薄皮が秘める分厚い歴史と物語八木健治 著岩波書店 発行2022年8月30日 第1刷発行中世ヨーロッパの歴史をひもといていると、必ず出てくる羊皮紙。この本では、羊皮紙の作り方から、羊皮紙が使わ…
山の旅 明治・大正篇 表紙 山の旅 明治・大正篇近藤信行 編岩波文庫 緑170-22003年9月17日 第1刷発行明治から大正にかけて、登山について書かれた文集です。有名な作家も登場します。今以上に厳しい、当時の様々な形の山登りの描写がこちらに迫ってきます。…
森鷗外 学芸の散歩者 表紙 森鷗外学芸の散歩者中島国彦 著2022年7月20日 第1刷発行岩波新書(新赤版)1937森鷗外のわかりやすくまとめられた評伝です。この本を再出発点として、更に鷗外を深める助けにもなりそうです。プロローグ 自伝と証言の間Ⅰ 林太郎とし…
国境で読み解くヨーロッパ 境界の地理紀行 裏表紙 6 見えない境界を巡る 北イタリアの言語境界 柳田國男の「峠に関する二、三の考察」より峠には表と裏がある峠の道には谷をたどっていく道と、尾根筋を行く道がある谷の道は平野から登っていくのに都合がい…
国境で読み解くヨーロッパ 境界の地理紀行 表紙 国境で読み解くヨーロッパ境界の地理紀行加賀美雅弘 著朝倉書店 発行2022年5月30日 初版第2刷自分が経験した国境体験で印象に残っているのはストラスブール、ケール間の仏独国境と、バーゼルそばの三国国境で…
柳田國男を歩く 肥後・奥日向路の旅 表紙 柳田國男を歩く 肥後・奥日向路の旅江口司 著現代書館 発行2008年11月15日 第一版第一刷発行柳田國男が宮崎県東臼杵郡椎葉村へ足を踏み入れたのは、明治四十一(1908)年7月13日のことであった。肥後・球磨・奥日向路…
ようこそシベリア鉄道へ ユーラシア大陸横断鉄道9000kmの旅 表紙 ようこそシベリア鉄道へユーラシア大陸横断9000kmの旅二村高史 著天夢人 発行2022年3月24日 初版第一刷発行1981年、1985年に続いて2015年の秋、著者にとって三度目であるシベリア鉄道旅行の記…
椅子の上でくつろぐにゃんこ だんだん寒くなってきました。 にゃんこも板張りの所よりか、この椅子のような少しざらざらした肌触りの方が居心地良さそうです。 時々のたうち回って、感触を楽しんでいます。 居座るにゃんこ ふにゃ、ここもあたしのお気に入り…
コルマールのウンターリンデン美術館の外観 画像はアルザスのコルマールにあるウンターリンデン美術館です。2000年の夏に訪問しました。この美術館はキリストの磔刑と復活を描いた「イーゼンハイム祭壇画」で有名ですが、自分は回廊に展示されていたポットに…
藤原定家『明月記』の世界 表紙 藤原定家『明月記』の世界村井康彦 著2020年10月20日 第1刷発行岩波新書(新赤版)1851引き続き、藤原定家の本です。明月記ということで、皆既月食の夜に図書館で借りました。(ただの偶然ですが・笑)自分的には宮中内外の細々…
藤原定家 吉川弘文館発行 表紙 藤原定家村山修一 著吉川弘文館 発行昭和37年9月25日 第1版第1刷発行平成元年10月1日 新装版第1刷発行はしがき『明月記』のおかげで、定家ほど、生活の隅々までしられる歴史的人物は、近世以前においてはちょっと他に見出だ…