ラファエロ ルネサンスの天才芸術家 第4章~終章

ローマのパンテオン内にあるラファエロの墓 第4章 ラファエロをとりまく人々ラファエロはローマで、背景に単色を用いる肖像画のスタイルを、北イタリアや北方の画家たちから学んだと思われる。教皇ユリウス2世の肖像髭には、ボローニャ奪還、ひいてはイタ…

ラファエロ ルネサンスの天才芸術家 第3章

「パルナッソス」より ホメロスの表情 第3章 古代ローマへのまなざし キリスト埋葬 イエスとその遺体を運ぶ人物たちのポーズは、ローマに残されていた古代石棺の浮彫「メレアグロス石棺」と呼ばれる構図を踏襲したものとなった。 ラオコーン群像から、「パ…

アルザスの両生類保護活動

少し前にアルザス欧州自治体(CeA)の常任委員会で、県道の両生類を保護、という項目がありました。どういうことかよくわからなかったのですが、最近この件について詳しく書いていたのでまとめてみます。Campagne de protection des batraciensPrécurseur dans…

ラファエロ ルネサンスの天才芸術家 第2章

「ヘリオドロスの追放」における教皇とラファエロ 第2章 教皇居室の装飾変化する制作スタイル「署名の間」は教皇の蔵書室として使われていた。書物の4つの分類、神学、哲学、詩学、法学に呼応する、四つの主題が天井と壁画に描かれている。アテネの学堂(…

中公新書 ラファエロ ルネサンスの天才芸術家 序章・第1章

中公新書 ラファエロ 表紙 カラー版 ラファエロ ルネサンスの天才芸術家 深田麻里亜 著 中公新書 2614 2020年10月25日 発行 そういえば、昨年2020年で、ラファエロ死去500年だったのですね。 不覚ながら気づきませんでした。 世界的に新型コロナ…

シャイヨからスシ屋へ(マルセイユ)

マルセイユの街並みと旧港 再び宿泊地の窓から写真を撮ります。手前の建物の下部をよく見ると、CHAILLOTという文字のようです。パリのシャイヨの丘、シャイヨ宮と同じです。その名前を使った店舗が存在していたようです。今はどうなっているのかグーグルマッ…

マルセイユ旧港沿いの市庁舎

マルセイユの旧港と港沿いの建築群 旧港そばで、ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院と反対側に目を転じます。 旧港に居並ぶ船は薄暗くなっているのに対し、海沿いの建物は斜陽に照らされています。 建物は画一的な感じなのですが、右の方に独立した建物を発…

マルセイユの旧港から見たノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院

マルセイユ旧港から見たノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院 路地を抜けて、マルセイユの旧港沿いに着きました。 ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院が、なだらかな丘の上から我らを見下ろしています。 標高は154mだそうです。 19世紀中頃に建てられたそう…

アルザス欧州自治体の常任委員会での決定事項

アルザス欧州自治体の議会の様子 ステイホームということもあり、再びアルザス欧州自治体のHPをえっちらおっちら訳していきます。 手持ちのタブレットでは、一応自動翻訳してくれるのですが、それは明らかに不正確な箇所も多いので、修正を試みています。 し…

斜陽に照らされたノートルダム・デザクール教会(マルセイユ、フランス)

路地の向こうのノートルダム・デザクール教会 ホテルからマルセイユの旧港に向かいます。 その途中、画像のように、薄暗い路地の向こうに、斜陽に照らされた塔が引き立っています。 この塔を含む建物はノートルダム・デザクール教会(L'Eglise Notre-Dame des…

マルセイユの空のグラデーションと白い月

マルセイユの街並みと旧港、そして白い月 「古の写真でめぐるフランス」シリーズ、今回からはマルセイユを取り上げます。 出張絡みだったため、ここでは自由な時間はほとんどありませんでした。 時期は2002年の2月末から3月初めにかけてでした。 ホテルの窓…

シャンティイ城の「武将」に見送られながら、さよなら

シャンティイの庭園を放浪した後、再びシャンティイ城の前に戻ってきました。このブログは古の写真中心なので触れなかったのですが、城内部のコンデ美術館はラファエロなどの美しい絵画やキレイな装飾の部屋もありますのでオススメです。最後のこの画像は礼…

NHK Eテレ 日曜美術館 家島における松井守男画伯

・フランスのコルシカ島に居を構えていた松井守男画伯。同じような場所として家島を見出す。瀬戸内海自体が地中海みたいなものであり、家島をコルシカ島とみなしても全く違和感ない。・家島の原生林の歪んだ木に生命力を見出し、作品のモチーフとする松井画…

アルザス欧州自治体(CeA)の議長選出

アルザス欧州自治体(CeA)の議員の皆さん アルザス欧州自治体では、2021年1月2日に初めての議会が開かれて、議長が選出されました。HPを訳します。 Résultat de l'élection du président de la Collectivité européenne d'AlsaceC'est M. Frédéric Bierry, an…

アルザス欧州自治体(CeA)の主な数値とロゴマーク

更にアルザス欧州自治体のHPを訳してみます。 Chiffres clés de la CeAPopulation : 1,9 M d’habitants (4ème rang)Communes : 880 (514 dans le Bas-Rhin et 366 dans le Haut-Rhin)Budget : près de 2 milliards d’€Personnel : 6 200 agents (avec le tra…

アルザス欧州自治体(CeA)とは何ですか?

CeAのHPを読んでみました(日本語訳は不正確です(^_^;)) La CeA, c'est quoi ? Cette organisation politique et administrative est composée de 80 conseillers d'Alsace représentant les cantons du Haut-Rhin et du Bas-Rhin, soit 40 binômes hommes/fe…

アルザス欧州自治体(CeA)が発足

La Collectivité européenne d'Alsace (CeA) est née de la fusion des conseils départementaux du Haut-Rhin et du Bas-Rhin. Instaurée par la Loi Alsace du 2 août 2019, elle est entrée officiellement en vigueur le 1er janvier 2021. アルザス欧州…

テラスにそびえるアンヌ・ド・モンモランシーの騎馬像(シャンティイ)

アンヌ・ド・モンモランシーの騎馬像(シャンティイ) 画像は大元帥のテラスに位置する「アンヌ・ド・モンモランシーの騎馬像」です。1886年にポール・デュボワにより制作されました。そばにおじさんが居てくれたおかげで、タバコの箱を置くように、だいたいの…

シャンティイのフランス式庭園の向こうには英国・中国風庭園

シャンティイ城の噴水とフランス式庭園 シャンティイの庭園の噴水そばから別方向を眺めます。整った形のフランス式庭園の右隣には木々が生い茂っています。このあたりは英国・中国風庭園(Le jardin anglo-chinois)となります。18世紀末に造られました。シャ…

危ない道を渡るにゃんこに説教

仕事帰り、駅を降りて、踏切そばの道を歩いています。狭い道にも関わらず、車でごった返しています。なんでこんな道に乗り入れてくるのかなぁと嘆きながら注意深く歩いていると、突然、にゃんこが動く車列をサッと横切るではありませんか。危ない!と思いま…

播磨百人伝 寺林峻 著

播磨百人伝 表紙 播磨百人伝 寺林 峻 著 のじぎく文庫 編集 神戸新聞総合出版センター 発行 2001年5月1日 第1刷発行 播磨にゆかりのある百人を、神代・古代・中世・近世・近代から選んでいます。 このブログでは主にヨーロッパ関係のことについてメモ…

「米欧回覧」百二十年の旅 岩倉使節団の足跡を追って・米英編

「米欧回覧」百二十年の旅 岩倉使節団の足跡を追って・米英編 表紙 「米欧回覧」百二十年の旅 岩倉使節団の足跡を追って・米英編 泉三郎 著 図書出版社 発行 1993年3月31日 初版第一刷発行 〈米国編〉 1871年の12月23日、誕生後間もない明治…

ヨーロッパ覇権以前(上) 第1部~

プロヴァンの城門と城壁 第1部 ヨーロッパ・サブシステム 古き帝国からの出現 十字軍は、北ヨーロッパを、「ローマの崩壊」以後引き離されていた世界システムへ再統合するメカニズムだった。p56 13世紀「世界システム」のヨーロッパ・サブシステムにおける…

ヨーロッパ覇権以前(上) 序論 第1章

ヨーロッパ覇権以前(上) 表紙 ヨーロッパ覇権以前(上) もうひとつの世界システム ジャネット・L.アブー=ルゴド 著 佐藤次高・斯波義信・高山博・三浦徹 訳 岩波書店 発行 2001年11月27日 第1刷発行 原題はBefore European Hegemony :The World System A.…

逆光に抵抗するシャンティイ城

シャンティイ城 シャンティイの庭園をさまよった後、城のそばに戻ります。逆光に負けじと、城の写真を撮っていました。まず手前の塔のような建物は「宝庫塔」(La Tour du Trésor)と呼ばれています。その名のとおり、二階の内部は「宝石の部屋」(Cabinet des …

作家たちの原風景 播磨文学紀行2

作家たちの原風景 播磨文学紀行2 橘川真一 著 姫路文庫 9 ひめしん文化会 発行 神戸新聞総合出版センター 編集・制作 2002年10月25日 第1刷発行 上田秋成の「秋山の記」 上田秋成が妻とともに安永8年(1779年)9月、播磨を歩いた時の紀行文。 …

妖精の棲む島 アイルランド 自然・歴史・物語と旅する

妖精の棲む島 アイルランド 自然・歴史・物語と旅する 表紙 妖精の棲む島 アイルランド 自然・歴史・物語を旅する 渡辺祥子 著 三弥井書店 発行 2020(令和2)年4月13日 初版発行 この本は二部構成になっています。 第1部「アイルランドを旅する」ではア…

シャンティイ城庭園の大運河

シャンティイ城庭園と大運河 シャンティイ城庭園の大運河(LE GRAND CANAL)のそばに出ます。この大運河は、庭園設計の一環として、やはりアンドレ・ル・ノートルにより造られています。時期は1671年から1673年です。水路を東西に掘り、領地を横切るノネット川…

岩倉使節団の足跡を追って・欧亜編 「米欧回覧」百二十年の旅

岩倉使節団の足跡を追って・欧亜編 「米欧回覧」百二十年の旅 泉三郎 著 図書出版社 発行 1993年8月30日 初版第1刷発行この本では岩倉使節団の回覧の内、十か月余にわたった米英の回覧を終え、1872年12月、欧州大陸に入ってから日本に帰るまで…

シャンティイ城庭園の噴水と英仏海峡

シャンティイ城庭園の噴水と英仏海峡 シャンティイの庭園に戻ります。画像の手前の円形の場所はLA GERBE「噴水」です。真ん中の岩のようなところから水が吹き出すのでしょうが、この時は使われていませんでした。その向こうの水面はLA MANCHEと呼ばれていま…