#ノンフィクション、エッセイ
ランキング参加中民俗学 忘れられた日本人 宮本常一著 大活字版 表紙 忘れられた日本人 宮本常一 著 岩波書店 発行 1984年5月16日 第1刷発行 2023年7月14日 第75刷発行 2025年10月15日 大活字版第1刷発行 対馬にて 少なくも京都、大阪から西の村々には、こう…
フルベッキ伝 表紙 フルベッキ伝 井上篤夫 著 国書刊行会 発行 2022年9月8日 初版第1刷発行 フルベッキについては、自分もフルベッキ写真でしか知らなかったのですが、この本では彼の人生、そして日本の明治政府への貢献について詳しく書かれています。 序章…
誰も読まなかったコペルニクス 表紙 誰も読まなかったコペルニクス 科学革命をもたらした本をめぐる書誌学的冒険 オーウェン・ギンガリッチ 著 柴田裕之 訳 早川書房 発行 2005年9月30日 初版発行 原題は、THE BOOK NOBODY READ Chasing the Revolutions of …
曠野の花 表紙 明治34年2月20日 武藤信義大尉、阿部野利恭、秋山運次郎と共に哈爾浜へ立つ ポグラニーチナヤで真野新吉に再会 磨刀石に到着。ビストル所持でカザックに連行される 地名不明の鉄道工事場の掘立小屋に宿泊 掖河では真野の紹介で川上常吉の…
日露戦争直前の満州要図 曠野の花 石光真清の手記 石光真清 著 中公文庫 1991年3月25日 7版 『満州残映』を読んでいると、愛読書であるこの本に触れた箇所が複数出てきました。それで改めて石光真清さんの足跡を綿密にたどって、まとめてみたくなりました。 …
満州残映 ソ満国境ルポルタージュ 裏表紙 第8章 綏芬河(ボクラニチナヤ) 1974年当時 1万人弱だった綏芬河の市民たちは、東寧県から独立して地方政府をつくろう、と立ち上がり、黒龍江省に働きかけている。黒龍江省は国務院に働きかけ、ようやく市民の声を受…
満州残映 ソ満国境ルポルタージュ 表紙 満州残映 ソ満国境ルポルタージュ 早瀬利之 著 潮書房光人社 発行 2016年12月5日 発行 ツアースケジュールは 大連空港から安東へ移動し、中・北朝鮮国境の鴨緑江にかかる鉄橋見学。 翌朝マイクロバスで800km北の吉林市…
パリの本屋さん 表紙 パリの本屋さん 鹿島茂 著 中央公論新社 発行 2024年6月25日 初版発行 鹿島さんのパリ本は、今まで何冊も読ませて頂いています。 この本では、特にⅠのパリ大改造についての内容が興味深かったです。 序 旅の始まり Ⅰ パリ大改造と1900年…
詳解 チェ・ゲバラ ボリビア日記 詳解 チェ・ゲバラ ボリビア日記 エルネスト・チェ・ゲバラ 著 伊高浩明 訳・解説 中央公論新社 発行 2025年8月10日 初版発行 革命家、チェ・ゲバラによる、1966年11月7日から1967年10月7日までの日記です。 ボリビアでのゲ…
道、果てるまで 表紙 道、果てるまで ユーラシア横断3万キロの日々 + 4大陸10万キロの記憶 戸井十月 著 新潮社 発行 2011年4月15日 発行 2009年7月から11月まで120日間、バイクとサポートカーで、ポルトガルのロカ岬からロシアのウラジオストクまで走破した…
日本脱出記 大杉栄 表紙 日本脱出記大杉栄 著大杉豊 解説土曜社 発行2011年8月15日 初版第2刷発行このブログでは多くのヨーロッパ紀行を載せていますが、その中でもこの本は特異です。フランスの当時の牢屋の様子などが詳しく書かれています。バリやリヨンの…
五木寛之全紀行3 遥かなるロシア ロシア編 表紙 五木寛之全紀行3 遥かなるロシア ロシア編 五木寛之 著 東京書籍 発行 平成14年8月4日 第1刷発行 五木さんのヨーロッパ紀行を読んできましたが、やはり五木さんには、ロシアが一番似合います。 シベリア上空…
「教授」と呼ばれた男 坂本龍一とその時代 表紙 「教授」と呼ばれた男 坂本龍一とその時代 佐々木敦 著 筑摩書房 発行 2024年5月20日 初版第2刷発行 坂本龍一さんの生涯を描いた本です。 以前読んだ半生記「Seldom Illegal 時には、違法」を通してや、実際YM…
ポルトガルのロカ岬 スペイン 70年は、安保をめぐって日本が2つに割れて争う年だという。 私たちが60年で経験した事件を、再び同じ形では繰り返さないためには、それを乾いた目で確認した上で、冷めた心の上に熱い行動への志向を重ねねばならぬと思われる。 …
五木寛之全紀行2 スペインの墓標 西欧・南欧編 表紙 五木寛之全紀行 2 スペインの墓標[西欧・南欧編] 五木寛之 著 東京書籍 発行 平成14年6月4日 第1刷発行 フランスから割と軽い話で始まり、イギリスで五木さんは元気にゴルフをし、イタリアでは粋な靴…
ランキング参加中読書 ランキング参加中日本語 物語を忘れた外国語 表紙 物語を忘れた外国語 黒田龍之介 著 新潮社 発行 2018年4月25日発行 2018年6月15日 2刷 黒田さんの本は多く読んでおり、このブログでもたくさん取り上げています。 著作活動だけでなく…
ランキング参加中読書 ランキング参加中ロシア 幕末おろしや留学生 表紙 幕末おろしや留学生 宮永孝 著 筑摩書房 発行 1991年1月30日発行 幕末にロシアのペテルスブルグに留学した人たちの記録です。 ペテルスブルグまで半年かけて到達したことだけでも、昔…
世界漂流 五木寛之 著 表紙 世界漂流 五木寛之 著 集英社 発行 1992年6月9日 第一刷発行 最新モスクワ漂流日記 1992年2月下旬のモスクワとサンクトペテルブルクの旅 ロシアは決して飢えていなかった。 イスタンブール小景 ホテルからの夜景の美しさ ワルシャ…
みんな昔はこどもだった 池内紀 著 講談社 発行 2018年3月20日 第1刷発行 手塚治虫、林芙美子、宮本常一、柳田国男、澁澤龍彦ら、大きな、個性的な仕事をした十五人の足跡を幼少期を中心にたどっていっています。 手塚治虫版の「ファウスト」 池内さんが小…
ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 村上春樹 著 文藝春秋 2015年11月25日 第1刷発行 「遠い太鼓」や「辺境・近境」など、紀行文も結構書いている村上さん。 これは一番最近の紀行文集です。 個人的には紀行文自体好きなのですが、なおかつ…
須賀敦子の手紙 1975-1997年 友人への55通 須賀敦子 著 スマ・コーン ジョエル・コーン 北村良子 編集協力 ㈱ つるとはな 発行 2016年 5月28日 初版第1刷 発行 この本では、親友であったスマ・コーン、ジョエル・コーンの二人にあてた55通の手紙を紹介…
脱ミシュラン フランス地域巡り やまさか爺回想録 やまさかのぼる 著 平成29年3月15日 初版発行 第一法規 発行 たまたまフランスに滞在することになったやまさか先生。もともとフランスやフランス語にそんなに詳しくなかったのですが、いろいろ調べなが…
柳田國男全集 2 1989年11月15日 第四刷発行 ちくま文庫 この巻では主に柳田國男の紀行文「雪国の春」「秋風帖」「豆の葉と太陽」「樺太紀行」等を掲載しています。 改めて、柳田の豊富な旅の経験が、彼の民俗学の基礎となっていることを実感します…
播磨文学紀行より 田山花袋 花袋に持つイメージは、明治を代表する自然主義作家であり、代表作は「蒲団」というのが普通で、旅行案内を書いたとは考えにくい。 ところが、本当は生涯を旅で過ごし、旅行をもっとも楽しんだ作家が花袋だったのである。 花袋の…
雷神帖 エッセー集成2 池澤夏樹 著 みすず書房 発行 2008年11月10日 発行 コンピューターというのは遅れてきた道具である。 だから新顔として既成の社会に参画する際にはメタファーの衣をまとって登場した。ファイルとかフォルダー、ゴミ箱やメー…
須賀敦子さんのエッセイ、また彼女の関連本はよく読ましていただき、このブログにも書かせて頂きました。 イタリアやフランスでの様々な葛藤を抱えながら生きていった彼女の姿が切ないです。 今回このような書簡が公開されるんですね。 個人的な文章というこ…
ランキング参加中読書 ランキング参加中ロシア 鷗外「小倉左遷」の謎 石井郁男 著 葦書房 発行 1996年3月10日 初版第1刷発行 ドイツから帰国後、近衛師団軍医部長、陸軍軍医医学校校長でなおかつ美学抗議や「即興詩人」の翻訳、文芸評論など順風満帆だった鷗…