#ノンフィクション、エッセイ

ラオスにいったい何があるというんですか? 村上春樹 著

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 村上春樹 著 文藝春秋 2015年11月25日 第1刷発行 「遠い太鼓」や「辺境・近境」など、紀行文も結構書いている村上さん。 これは一番最近の紀行文集です。 個人的には紀行文自体好きなのですが、なおかつ…

須賀敦子の手紙 1975-1997年 友人への55通

須賀敦子の手紙 1975-1997年 友人への55通 須賀敦子 著 スマ・コーン ジョエル・コーン 北村良子 編集協力 ㈱ つるとはな 発行 2016年 5月28日 初版第1刷 発行 この本では、親友であったスマ・コーン、ジョエル・コーンの二人にあてた55通の手紙を紹介…

脱ミシュラン フランス地域巡り やまさか爺回想録

脱ミシュラン フランス地域巡り やまさか爺回想録 やまさかのぼる 著 平成29年3月15日 初版発行 第一法規 発行 たまたまフランスに滞在することになったやまさか先生。もともとフランスやフランス語にそんなに詳しくなかったのですが、いろいろ調べなが…

柳田國男全集 2 樺太紀行 等

柳田國男全集 2 1989年11月15日 第四刷発行 ちくま文庫 この巻では主に柳田國男の紀行文「雪国の春」「秋風帖」「豆の葉と太陽」「樺太紀行」等を掲載しています。 改めて、柳田の豊富な旅の経験が、彼の民俗学の基礎となっていることを実感します…

播磨文学紀行 より 田山花袋

播磨文学紀行より 田山花袋 花袋に持つイメージは、明治を代表する自然主義作家であり、代表作は「蒲団」というのが普通で、旅行案内を書いたとは考えにくい。 ところが、本当は生涯を旅で過ごし、旅行をもっとも楽しんだ作家が花袋だったのである。 花袋の…

雷神帖 池澤夏樹 著

雷神帖 エッセー集成2 池澤夏樹 著 みすず書房 発行 2008年11月10日 発行 コンピューターというのは遅れてきた道具である。 だから新顔として既成の社会に参画する際にはメタファーの衣をまとって登場した。ファイルとかフォルダー、ゴミ箱やメー…

須賀敦子さんの書簡55通を発見 葛藤や恋情などつづる

須賀敦子さんのエッセイ、また彼女の関連本はよく読ましていただき、このブログにも書かせて頂きました。 イタリアやフランスでの様々な葛藤を抱えながら生きていった彼女の姿が切ないです。 今回このような書簡が公開されるんですね。 個人的な文章というこ…