2026-02-01から1ヶ月間の記事一覧

訓読と漢語の歴史〔ものがたり〕

訓読と漢語の歴史〔ものがたり〕 表紙 訓読と漢語の歴史[ものがたり] 福島直恭 著 花鳥社 発行 2019年2月28日 初版第1刷発行 漢文の訓読文はどのような経緯で成立し、その後どのような変遷をたどったのか、そしてそれはなぜか、ということを、漢語の存在と…

小栗上野介 忘れられた悲劇の幕臣(第三章~終わりに)

第三章 経済による立て直し 第一節 日本人初の経済外交 小栗が参加した遣米使節の目的は日米修好通商条約の批准書交換と、アメリカという近代国家を直接目にしてくることでしたが、もう一つの使命として、日米通貨の交換比率の再交渉するための下調査があっ…

小栗上野介 忘れられた悲劇の幕臣(第二章)

小栗上野介とヴェルニーの胸像 第二章 幕末期の構造改革 第一節 変わり果てた祖国の姿 アメリカ政府から、アメリカの他の町や、ヨーロッパのロンドンやパリも回ったらどうかと提案されるが、断りを入れる使節一行 ニューヨーク→(大西洋)→ベルデ岬諸島→ロアン…

小栗上野介 忘れられた悲劇の幕臣(第一章)

小栗上野介 忘れられた悲劇の幕臣 表紙 小栗上野介 忘れられた悲劇の幕臣 村上泰賢 著 平凡社 新書561 2010年12月15日 初版第1刷発行 大河ドラマになることが決定した小栗上野介の評伝です。 地味な人物ですが、以前から気にはなってました。 どう大河ドラマ…

宮本常一 民俗学を超えて

宮本常一 民俗学を超えて 表紙 宮本常一 民俗学を超えて 木村哲也 著 岩波新書(新赤版)2096 2026年1月20日 第1刷発行 本書では民俗学関係者だけではなく、民俗学以外の分野で、宮本常一から何かを受け継ぎ、自分の仕事の中に発展させた多くの人物を取り上げ…

マルテの手記 リルケ著

リルケ著 マルテの手記 表紙 マルテの手記 リルケ 著 松永美穂 訳 光文社 発行 2014年6月20日 初版第1刷発行 ヨハネス22世(1245〜1334 在位1316〜1334)の時代に、彼を支持するキリスト教徒が大挙してアヴィニョンをやってきたのだった。彼らが不本意ながら避…

柳田國男 人と思想199

柳田國男 人と思想199 表紙 柳田國男 人と思想199 菅野覚明 著 清水書院 発行 2023年9月25日 第1刷発行 柳田國男の人生を振り返り、その思想世界の全貌を明快に描き切った評伝です。 はじめに――「柳田山」の道標 柳田の文体の特徴とされる持って回ったような…

2分30秒で泣ける阿部真央「buddy 」

NHKみんなのうた、で放送されている、阿部真央さんの『buddy』 一度見て気に入って、録画して何度も見ています。 まず曲から 阿部真央さんの大空に届くような伸びやかな声 透明なアコースティックの音色 そしてセンチメンタルな曲調と歌詞 全てが完璧ですね …

姉・米原万里 思い出は食欲と共に

姉・米原万里 思い出は食欲と共に 表紙 姉・米原万里 思い出は食欲と共に 井上ユリ 著 文藝春秋 発行 2016年6月5日 第2刷発行 米原万里さんの妹で、井上ひさしさんの妻である井上ユリさんによる、米原万里さんのエピソード集です。 ご家族というだけあって、…

関口俊吾画伯の思い出

関口俊吾展のお知らせ 『パリと日本人 近代文学セレクション』の中に出てくる関口俊吾画伯とは、一度お会いしたことがあります。 パリの県人会での食事会でした。小さなレストランで、参加者は画伯と県の方、女性二人と自分、くらいだったように思います。20…

パリと日本人 近代文学セレクション

パリと日本人 近代文学セレクション 表紙 パリと日本人 近代文学セレクション 高村光太郎、林芙美子ほか 著 和田博文 編 平凡社 発行 2025年12月5日 初版第1刷 平凡社ライブラリー1004 第一次世界大戦期にあたる1910年代から、五月革命が勃発する1960年代後…

読書の歴史 あるいは読者の歴史

読書の歴史 あるいは読者の歴史 表紙 読書の歴史 あるいは読者の歴史〈新装版〉 アルベルト・マングェル 著 原田範行 訳 柏書房 発行 1999年9月30日 第1刷発行 2013年1月25日 新装版第1刷発行 古今東西の読書に関するエピソードを集めています。 最後のペー…

ショックなお知らせ(ラジオフランス語講座)

まいにちフランス語 NHKテキスト2月号 表紙 NHKラジオフランス語講座、 3月30日からFMで午前2時からになるとのことです。 1日3回のラジオ放送が1回に減り、なおかつ夜中というのがあまりに急激な、落差のある変更で残念です。 まあネットで、いつでも聞ける…

漢字が日本語をほろぼす(後半)

第三章 漢字についての文明論的考察 漢字文化圏は亀井孝が言うように、「日本を最終の局限」とし、「最後の実験室」として、「それ以上先へ進む」ことはなかったのである。つまり日本は漢字文化圏の行き止まりの役目を果たしたのである。そして、これ以後、…

漢字が日本語をほろぼす(前半)

漢字が日本語をほろぼす 表紙 漢字が日本語をほろぼす 田中克彦 著 角川 マーケティング 発行 角川SSC新書126 2011年5月25日 第1刷発行 『漢字が日本語を滅ぼす』という刺激的なタイトルですが、確かに漢字の難しさを考えると、伝達手段としての言葉としては…

古代のローマ水道 フロンティヌスの『水道書』とその世界(第二・三編)

第二編 古代ローマ水道の遺跡 6 ローマ水道の補修の歴史 スペイン広場とコルソ通りを結ぶ「コンドティ通り」は、現在では革製品のグッチ、フェラガモ、陶器のジノリなど、ローマ最高級の店が並び、観光客にも人気のある目抜き通りとなっているが、通りの名…

古代のローマ水道 フロンティヌスの『水道書』とその世界(第一編)

古代のローマ水道 フロンティヌスの『水道書』とその世界 表紙 古代のローマ水道 フロンティヌスの『水道書』とその世界 今井宏 著訳 原書房 発行 1987年10月31日 第1刷 第一編で古代ローマ水道の概要を解説し、第二編で水道遺跡について述べ、第三編で『水…

星の王子さまのトートバッグ

星の王子さまのトートバッグ 駅前の百貨店に行ったら、「星の王子さまマルシェ」と題して、『星の王子さま』のイラストをあしらった小物類の販売会をしていました。 嬉しくなって色々見ていましたが、結局、写真のようなトートバッグを買ってしまいました。 …

北への扉 ヘルシンキ

北への扉 ヘルシンキ 表紙 北への扉 ヘルシンキ 伊奈英次 写真 小原誠之 文 萩原誠 構成・装幀 プチグラパブリッシング 発行 2011年7月5日 第1刷発行 この本は、ヘルシンキを拠点として訪れたフィンランド各地の旅、そしてエストニア、ラトヴィア、ノルウェ…

地球の細道 安西水丸 著

安西水丸 著 地球の細道 表紙 地球の細道 安西水丸 著 エーディーエー・エディタ・トーキョー 制作・発行 2014年8月25日 発行 以前、安西さんの文・イラストによる日本の城下町巡り『ちいさな城下町』を読みましたが、こちらの『地球の細道』は、日本国内だ…

おそロシアに行ってきた

おそロシアに行ってきた 表紙 おそロシアに行ってきた 嵐よういち 著 彩図社 発行 2020年1月9日 第1刷 2020年4月9日 第2刷 2017年の7月後半から8月にかけて、ウラジオストック、樺太(サハリン)、カリーニングラード、首都モスクワと周り、同年の11月後半から…

可愛いにゃんこと今日の日記

可愛いにゃんこ この角度だと、顔も耳も大きく見えてしまうのにゃ。 でも、そこそこ可愛いから、許してあげるのにゃ。 カメラマンの今日の日記を紹介するのにゃ。 朝起きて、ラジオを聴く。 今日はジャズの番組ではなく、音楽分析の番組。 ゲストが女性なの…