2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧
革命と住宅 革命と住宅 ゲンロン叢書015 本田晃子 著 ゲンロン 発行 2023年9月25日 第1刷発行 ソ連成立からの建築、特に住宅の歴史が詳しく書かれています。 はじめに ソ連建築の2つの相 ソ連、そしてロシアでは、絶対王政の時代のように指導者が国民を分断…
第五章 大規模な施設は、どのように造られたのか 古代ローマの水道建設技術の話 コーロバテースによる高さの測量 現在の水準器(長さが約30m)と同じだが、コーロバテースは長さ6m 古代ローマ以前は石を積み上げて 構築したが、古代ローマ人はアーチ構造の対応…
カラカラ浴場 第四章 大規模な公共浴場は、なぜ作られたのか 古代ローマの泉と浴場・水車の話 古代ローマ時代、大型の装飾用噴水が38箇所あったことが、フロンティヌスの「水道書」に記載されている。 日本語では「泉」は自然、「噴水」は人工という意味合い…
第三章 七つの丘の町と称され、起伏に富んだ首都ローマ全域に、どのように動力もなしで給水できたのか ローマ水道の市内給水の話 現代の浄水・送水設備は各所にポンプ圧送するが、ローマ時代は重力による自然硫化しか手段がなかった。このため、各設備の工程…
首都ローマの水道幹線の分析 ローマ水道の水源の考え方を整理すると、河川の表層水を水源としてるのは旧アニオ水道だけで、他は湧水や湖の深層水を利用している。古代ローマ人が湧き水や湖の深層水を利用するという思想は信仰にも近い。この考え方は現代のヨ…
クラウディア水道橋 第二章 古代ローマはなぜ長大な水道を造り、トンネルや水道橋を多用したのか 古代ローマの水道幹線の話 首都ローマには紀元前312年に造られたアッピア水道をはじめとして、11本の幹線の水道があった。226年に最後のアントニアーナ水道が…
水道が語る古代ローマ繁栄史 表紙 水道が語る古代ローマ繁栄史 中川良隆 著 鹿島出版会 発行 2009年8月20日 第1刷発行 古代ローマ時代の水道について、江戸時代の水道との比較も含めながら、詳しく書かれています。 自分は塩野七生先生の『ローマ人の物語』…
Ⅺ 近代科学の源流 スコラ自然学と近代 伊東俊太郎 12世紀ルネサンスの真の担い手は十字軍のような宗教的狂熱の虜にとなった人々ではなくて、もっと一層冷めた知的精神の持ち主たちでありました。彼らは当時のアラビア文化の優れた点を謙虚に認め、それを吸収…
西欧精神の探究 革新の十二世紀(下) 表紙 西欧精神の探究 革新の12世紀 (下) NHK ライブラリー 堀米庸三 木村尚三郎 編 日本放送出版協会 発行 2001(平成13)年7月30日 第1刷発行 この書物は、昭和49年11月上旬から、同50年3月上旬にかけて録画・放映された…
バーゼルの市庁舎 フランス 13 デカルト、パスカルのパリ 1648年、パスカルはサン・ジャックの塔で気圧の実験を行った。 サン・ジェルマン・デ・プレ聖堂に眠っているデカルト 14 18世紀啓蒙思想のパリ 1830年、7月革命が始まったというニュースが ワイマー…
グリニッジ天文台、経度0の原初子午線(裏表紙より) イギリス 7 ニュートンの生家とりんごの樹 ニュートンの生まれたウールスソープ の村にあるりんごの樹 幹は根元から2つに分かれている。 初代の樹は1820年に枯れて、これは接ぎ木をしておいた2代目だそ…
ラファエロ作「聖チェチリア」 ボローニアの国立絵画館に展示されている ラファエロの『サンタ・チェチーリア(セシリア、チェチリア)』を忘れてはなるまい。 ヴァザーリの『優れた画家、彫刻家、建築家の生涯』(1550年)より ボローニャにフランチェスコ・…
ヨーロッパ科学史の旅 表紙 ヨーロッパ科学史の旅 高野義郎 著 日本放送出版協会 発行 昭和63年11月20日 第1刷発行 イタリア、イギリス、フランス、ドイツ、スイスの街々の著名な科学者の跡をたどりながら、彼らのエピソードや研究成果を分かりやすく述べて…
エルウィ洞窟内部 Aillwee洞窟内部 引き続きエルウィ洞窟内部の写真です。 青色の服の人が目立っていますね(笑) この洞窟の発見と探査の歴史を述べておきます。 英語版wikiを自動翻訳し、一部直しました。 この洞窟は1944年に発見されました。農夫のジャッ…
エルウィ洞窟内部 画像はAilweeの洞窟内部です。 基本的なことですが、まずこのAilweeという名から。 現地でもらったパンフレットにそう書いてあったのですが、ホームページとかだとAillweeとLが重なっていました。 どちらも使えそうですが、今後はとりあえ…
図解ハンザ 楽しいハンザの文化史案内 表紙 図解ハンザ 楽しいハンザの文化史案内 ハインツ=ヨアヒム・ドレーガー 作 中島大輔 訳 朝日出版社 発行 2025年3月25日 初版発行 この本は以前紹介した、同じ著者による『中世ハンザ都市のすがた』と同じく、最新…
地中海遊覧記 上 表紙 地中海遊覧記 上 マーク・トウェイン 著 吉岡栄一 錦織裕之 訳 彩流社 発行 1997年1月10日 発行 マーク・トウェインの1867年の旅行記です。 この上巻では、ニューヨーク出発後、アゾレス諸島(ポルトガル領)に停泊し、ジブラルタルに到…
アイルウイー洞窟の内部 アイルウイー洞窟の内部 アイルランドのバレン高原にある、アイルウイーAilweeの洞窟に入っていきます。 今はどうか分かりませんが、2001年の地球の歩き方によると、この洞窟はバレン高原にある何千もの洞窟の中で唯一、一般公開され…
メッカ巡礼記1 表紙 メッカ巡礼記1 旅の出会いに関する情報の備忘録 東洋文庫 868 イブン・ジュバイル 著 家島彦一 訳注 平凡社 発行 2016年1月15日 初版第1刷発行 ムスリム系の本格的な旅行記を読むのは初めてなのですが、いたるところに「アッラー云々」…
世界中で言葉のかけらを 日本語教師の旅と記憶 世界中で言葉のかけらを 日本語教師の旅と記憶 山本冴里 著 2023年10月15日 初版第1刷発行 この本では、日本語教師としての体験や、複数言語使用への肯定、同業者の話、旅、日常などについて書いています。いず…
地中海世界の中世史 表紙 地中海世界の中世史 小林功 馬場多聞 編著 ミネルヴァ書房 発行 2021年3月31日 初版第1刷発行 黒海、バルト海ときて、次は地中海の本になります。 およそ6〜16世紀の地中海とその周辺部の歴史に特化した本です。 序章 地中海世界の…
リューゲン島の浜辺(裏表紙より) 第Ⅳ部 オーランド諸島――架け橋の群島 15 船とともに歩んできた島々 オーランド諸島では、船を使った交易が行われてきた。農民が生産物を船で直接売りに行く「農民航海」である。 16 スウェーデンとの関係 オーランド諸島の…
バルト海を旅する40章 7つの島の物語 表紙 バルト海を旅する40章 7つの島の物語 小柏葉子 著 明石書店 発行 2017年2月25日 初版第1刷発行 日本ではなかなか知ることができない、バルト海域に位置する7つの島について、歴史を踏まえた訪問記を書いています。 …
黒海経済協力機構(BSEC)のロゴ 第6章 国際社会と黒海 ブラック・シー 1860〜1990年 マーク・トウェインは、1867年、イスタンブルから汽船に乗ってセヴァストーポリを訪れている。彼はその頃、旅行記『地中海遊覧記』の執筆のため、ヨーロッパからレヴ…
黒海周辺の地図 第5章 ロシア帝国と黒海 チョールノエ・モーレ 1700〜1860年 イヴァン雷帝からピョートル大帝に至る2世紀の間、ロシアにとって、ステップという不安定な地域が国家政策に与えた重要性はいくら強調しても足りないほどである。ロシアは、この…
第3章 ビザンツ帝国と黒海 偉大なる海 500〜1500年 ローマ帝国末期からオスマン帝国の興隆までの長い黒海の歴史を通じて、北方のステップでは、特定の集団が別の集団へ全面的に入れ替わるのではなく、文化的なある種の連続性が認められるということである。…
黒海の歴史 表紙 黒海の歴史 ユーラシア地政学の要諦における文明世界 チャールズ・キング 著 前田弘毅 監訳 明石書店 発行 2017年7月31日 初版第2刷発行 先史時代から1990年まで、黒海が周辺の人々や国家の歴史、文化、政治においてどのような役割を果たし…
ブルガリアのラジオ・ソフィアのベリカード(1994年発行) 【ブリュッセル共同】東欧ブルガリアが1日、欧州単一通貨ユーロを導入した。ユーロ圏に加盟する国は21カ国に拡大した。ブルガリアは欧州連合(EU)加盟国の中で所得水準が低く、ユーロ圏との統合を…
中世ハンザ都市のすがた コグ船と商人 表紙 中世ハンザ都市のすがた コグ船と商人 ハインツ=ヨアヒム・ドレーガー 作 中島大輔 訳 朝日出版社 発行 2016年12月24日 初版発行 1400年頃の、中世ハンザ都市の情景を生き生きと描いています。 ご挨拶 わずか数十…