2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

雷神帖 池澤夏樹 著

雷神帖 エッセー集成2 池澤夏樹 著 みすず書房 発行 2008年11月10日 発行 コンピューターというのは遅れてきた道具である。 だから新顔として既成の社会に参画する際にはメタファーの衣をまとって登場した。ファイルとかフォルダー、ゴミ箱やメー…

世界を巡る美術探検

世界を巡る美術探検 木村重信 著 思文閣出版 2012(平成24)年7月1日 発行 実際に著者が訪問しフィールドワークを行ってきた遺跡や古代美術を、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニア・アメリカに分けて紹介しています。 歴史という時間的縦軸と、地…

シノンワインのブドウ畑(フランス、ロワール地方)

シノン城の、旗の位置から判断すると、おそらく塔の中から撮ったブドウ畑の写真です。 ヴィエンヌ川の反対側には、このような丘陵と、それにへばりつくような感じでブドウ畑が広がっていました。 ここシノンもワインで有名です。 ロワール地方自体ワインの…

ベルギーのディナン サックスの考案者生誕200年記念

色とりどりのサックスが並んでいますね。 ここベルギーのディナン、巨大な岩盤と大聖堂の風景に驚いたものですが、それに負けじとサックス群が頑張っています。 小さな街で、いかにサックス発祥の歴史を誇りに思っているかよくわかります。

シノンの街の眺め(フランス)

シノン城に上り、城壁越しに景色を眺めます。 ブロワ城やアンボワーズ城と同じく、ここも川と地平線の眺めが美しいです。 川の名前はヴィエンヌ川というきれいな名前で、向こう側が上流になります。シノン城からもう少し先でロワール河に合流します。 シノン…

サクリファイス 近藤史恵 著

サクリファイス 近藤史恵 著 新潮社 発行 平成22年2月1日 発行 自転車ロードレース、ツールドフランスなど好きで良く見ており、このブログでもよく書いてるが、つくづく特殊なスポーツだと思う。 なによりも個人競技であるが団体競技、という面が特殊で…

須賀敦子さんの書簡55通を発見 葛藤や恋情などつづる

須賀敦子さんのエッセイ、また彼女の関連本はよく読ましていただき、このブログにも書かせて頂きました。 イタリアやフランスでの様々な葛藤を抱えながら生きていった彼女の姿が切ないです。 今回このような書簡が公開されるんですね。 個人的な文章というこ…

ファンロンパイEU大統領に俳句贈呈

ファンロンパイさんに俳句の贈呈、粋ですね。 いろいろあったEU大統領職も11月まで。本当にお疲れ様です。 でもその後も難問だらけのEUやベルギー関連の仕事で大変なのでしょうね。 個人的にはセミリタイヤして、松尾芭蕉のように日本をめぐり、句作…

ノーベル経済学賞にティロール氏、文学賞に続きフランスに今年2つ目

ノーベル文学賞に続き、経済学賞もフランスから出ました。 こちらのジャン・ティロール氏、「寡占状態にある産業の理解・規制という面での貢献」が認められたとのことです。 寡占状態といえば、通信や金融などの分野が代表的です。メガバンクにより世界的な…

子子家庭は波乱万丈 ドイツ、オーストリア旅物語 赤川次郎 著

子子家庭は波乱万丈 ドイツ、オーストリア旅物語 赤川次郎 著 新潮社 発行 2007年12月20日 発行 この本は「子子家庭、ヨーロッパに行く」という小説と、「エッセイで100倍楽しむヨーロッパ」というエッセイの二部構成になっています。それぞれ対応する部…

疾走するジャンヌダルク(シノン、フランス)

午前中シュノンソー城に行き、少し予定が遅れましたが、トゥールに戻り、今度はシノンに電車で向かいます。 シノン駅から歩いてシノン城に向かう途中、広場に上の画像のような騎馬像がありました。 このちなみにこの広場自体、ジャンヌダルク広場と呼ばれて…

ノーベル文学賞、フランスのパトリック・モディアノ氏へ

すっかりこの時期の風物詩となった、村上春樹さんのノーベル賞狂想曲。 今年も残念でした。 まあ村上さんはノーベル賞とらなくても、十分世界的に有名だし、ご本人のエッセイとかでもノーベル賞については否定的な感じなのでまあいいや、と思いつつ、やはり…