#その他芸術、アート

関口俊吾画伯の思い出

関口俊吾展のお知らせ 『パリと日本人 近代文学セレクション』の中に出てくる関口俊吾画伯とは、一度お会いしたことがあります。 パリの県人会での食事会でした。小さなレストランで、参加者は画伯と県の方、女性二人と自分、くらいだったように思います。20…

藤田嗣治 パリからの恋文(後半)

フジタ作 『カフェにて』 第三章 エコール・ド・パリ エコール・ド・パリ、というのは、1900年代初頭から1930年にかけて、世界中からパリに集まり、新しい美術を生み出していった一群の芸術家たちを総称する名称である。 1920年代を中心に、パリにはレ・ザン…

藤田嗣治 パリからの恋文(前半)

藤田嗣治 パリからの恋文 表紙 藤田嗣治 パリからの恋文 湯原かの子 著 新潮社 発行 2006年3月25日 発行 書名だけ見るとロマンチックな内容のように見えますが、中身は骨太の力作です。 パリでの修行時代から第一次世界対戦下のフランス、そして狂乱のエコー…

J.S.バッハ 岩波新書 評伝選

ランキング参加中読書 J.S.バッハ 表紙 J.S.バッハ (特装版)岩波新書 評伝選 辻荘一 著 岩波書店 発行 1994年8月22日 第1刷発行 (本書は1982年11月22日に岩波新書(黄版)として刊行されたものです) 序章 バッハが世に出るまで ルター派は教会に集まる信…

色の辞典

色の辞典 新井美樹 著 雷鳥社 発行 2018年3月7日 初版1刷発行 この本では、日常的な色名や慣用的な色名、日本や欧米諸国の伝統的色名など367色を取り上げ、由来や歴史などの解説と色見本をつけて紹介しています。 奈良時代や平安時代からの色は雅に感じ、江…

特別展 古代ギリシャ での墓碑について

特別展 古代ギリシャ を見に、神戸市立博物館に行ってきました。 ここには何度も訪れていますが、神戸三宮駅で降りてしまったせいで、到着するのに少し遠回りしてしまいました。 展覧会は古代ギリシャ世界のはじまりを第1章として、ミノス文明やミュケナイ…

ラファエッロ「聖チェチリアの法悦」(「イタリア紀行」及び「天使とは何か」より)

この絵画は、ラファエッロによる、「聖チェチリアの法悦」(1514年)です。 ゲーテは1786年10月18日、ボローニャにて鑑賞しています。 「イタリア紀行」の中でゲーテは 「われわれに何の関わりもない5人の聖者が相並んでいるが、その存在がいかにも完全であ…

世界を巡る美術探検

世界を巡る美術探検 木村重信 著 思文閣出版 2012(平成24)年7月1日 発行 実際に著者が訪問しフィールドワークを行ってきた遺跡や古代美術を、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニア・アメリカに分けて紹介しています。 歴史という時間的縦軸と、地…

ルノワールの彫刻は太すぎる?

ルノワールの彫像があまり人気がなかったとのことです。 まあこの画像の作品を見る限り、下半身がちょっと太すぎるかな、という気がしました(笑)。 絵画でもルノワールはふくよかな女性像が多いですが、その傾向は彫像には向かないのかもしれません。

日本人と美

日本人と美 竹山道雄 著 新潮社 昭和45年11月30日 発行 カルナックの巨石文化。日本の飛鳥の蘇我馬子の墓など、世界各地に同じような巨石文化が見られる。 芸術というのは、優しくてメロディアスで陶然とさせるものだけではない。逆にぞっとさせる、暗…

ぼくはサイード⑥

ヨウコが自分の原風景を追い求めているように、ぼくも自分の原風景を描き出してみよう。 早速下宿に帰り、予備審査用の報告用紙に、自分の作品を描いていく。 テーマははっきりした。すっすと筆がすすむ。 提出して2、3日、すぐに結果は出た。 出展OKとの…

ルーヴル美術館展 古代ギリシャ芸術・神々の遺産

京都市美術館で開催中のルーヴル美術館展を見に行く。 この美術館には何度も行っている。前回はマルモッタン美術館の、モネ・モリゾの時だっただろうか。 今回はギリシャ系の彫刻、レリーフの類である。 絵画と比べ、フランスからの搬送には更なる苦労があっ…

霧のモンパルナス(ブルーデル美術館)

1月の霧のパリ、この日は昼からブルーデル美術館に行く。 場所はモンパルナスの一角にある。小さな美術館だ。 中に入り、受付で入場料を払おうとしたら、この時は無料だった。Gratuitと書かれたチケットは発行してくれた。 最初の部屋に入る。 白い壁の、天…