明治時代のレンガ建築 フランス積みとイギリス積み

先月のNHKラジオフランス語講座応用編「日仏交流さんぽ」(Traces des rencontres franco-japonaises du passe)で、富岡製糸場(La filature de soie de Tomioka)について放送していました。
その放送で、レンガの積み方はいろいろあり、富岡はもちろん「フランス積み」と説明されていました。
更に調べてみると、フランス積みの他にイギリス積みやオランダ積みとかもあるそうです。

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フランス積みという呼称は元々フランドル積みから来たものだそうです。
当時のレンガ建築は現在では殆ど残っていません。
そんな中、兵庫県のいわゆる「銀の馬車道」の終着点である姫路市飾磨区に明治時代のレンガ建築の一部が残っていました。

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こちらの積み方は、イギリス積みになっています。
当時、生野で造られたレンガ約七十万個を銀の馬車道を通して、ここまで運んできたそうです。