2005-01-01から1年間の記事一覧

チェコのテレビに出演?

プラハ城前の銅像のところに、戦争に反対するグループがいたのだ。 何人かの、若い連中が、小さなプラカードを持っている。チェコ語と英語で書いているものがあり、英語では“War IS NO solution"と書いてあった。9.11のテロに対する報復の軍事行動を批難…

「ボヘミア・ベーグル」で いまどきのチェコ娘

カレル橋を渡り再び旧市街、ユダヤ人地区方面に戻る。 まだ昼食をとっておらず、食べるところを探す。 ガイドブックで見つけたボヘミア・べーグルに行く。2号店が旧市街内にあるらしい。 くねくねと道を曲がり見つけ出す。かなり足が疲れている。 ランボー…

マラー・ストラナの緑

ムハ美術館を出て、市街地を通り、ヴルタヴァ河に向かう。 国民劇場のそばを通り、カレル橋の南側にある、チェコ軍団橋を渡る。 前日と違い、さわやかな青空で気分がよい。 橋から、青空を反射し空色になったヴルタヴァ河、遊覧船、カレル橋、川辺の緑、そし…

ムハ(ミュシャ)美術館にて

ヴァーツラフ広場を離れ、近くにあるムハ美術館に行く。 チェコではムハだが、パリでの呼び方ミューシャ(ミュシャ)の方がポピュラーかもしれない。 白い建物の入り口に「MUCHA MUSEUM」とあり、そばに小さいパネルが置かれていた。 内部は細長いが、奥行き…

朝霧にかすむプラハ(ヴァーツラフ広場にて)

プラハで二日目の朝を迎える。 ホテルを出て、新市街に向かう。ここのヴァーツラフ広場が目的地だ。 地下鉄のムーステク駅から地上に上がる。 この日、プラハは霧にかすんでいた。 広場の端っこの方から国立博物館に目を向けるが、霧が邪魔をして博物館がよ…

灯火に映えるプラハ城

カレル橋を渡り終え、プラハ城に向かう。 「城」といっても、プラハ城の場合、少しユニークである。 まず、日本的な城の感覚、つまり天守閣のようなもの(英語で言うとdonjon)があって、そこをいざというときのための防御のために・・・、などとは異なる。 …

カレル橋にとどろく銃声

カレル橋を渡る。 この橋には、様々な聖人像があり、観光客の目を惹いている。 日本人にも有名な、フランススコ・ザビエルの像もある。彼を支える人の中に、東洋人らしき人もいる。 アジアへのキリスト教の広がりを表しているのかもしれないが、一方で皮相的…

プラハ 王の道へ

地下鉄の駅を離れホテルを探す。 簡単な地図を旅行会社からもらっていたとはいえ、あまりよくわからない。 近くに教会があり、それを目安にする。 大通りにでる。あまり舗装されていない。ここでも古い路面電車が走っている。ヨーロッパでは古い型から最新型…

「コーリャ 愛のプラハ」について

バスは地下鉄の駅、ノヴェー・ブトヴィツェに着く。 今のおぼろげな記憶からすると、地下鉄の駅らしくなく、住宅や店などもない、広々とした緑の中にぽつんとあったような気がするが、全く当てにならない。 地下鉄に乗る。車内での駅名のアナウンスが女性の…

愛しのプラハへ

今回からプラハ行きのことについて書いてみようと思う。 普通、旅行の予定の変更を考えるのは、個人の事情によることが多い。 しかし、今回は違っていた。 例の9.11同時多発テロにより、プラハ行きを延期しようと思ったのだ。 いくらテロの後とはいえ、…

シスレーの跡を訪ねて②モレ・シュル・ロワン その2

何と、シスレーの絵のモチーフになった橋の上を、ラクダが渡っているのだ。 まったく意外な風景だった。 もちろん、ラクダと一緒に、人間も歩いている。ただ服装が少し変だ。 慌てて、橋の方に向かう。 橋のたもとで、ユニークなパレードの内容を間近で観察…

シスレーの跡を訪ねて②モレ・シュル・ロワン編

パリ・リヨン駅から郊外電車に乗りモレ・シュル・ロワンに行く。方向は宮殿で有名なフォンテーヌブローと同じである。 森の間を抜け、フォンテーヌブローの駅を通り過ぎ、Moret-Veneux les Sablon駅に着く。ここからてくてく歩きモレ・シュル・ロワンの街を…

ヘルシンキ 夏の終わり

いよいよヘルシンキも最終日だ。この日の午後で帰らなければならない。 午前中で、まだ行っていないところをおさえておく。 天気は前年ながら曇っていた。こちらに来て、大体晴れだったのに残念だったが、雨が降るほどでもなかったので、行動には支障はない…

ヘルシンキの真ん中で

お堅い女性の立像を後にし、海沿いに歩いていく。 途中フェリー乗り場で昼食を取る。前日に乗ったところに比べて、たいへんきれいで明るいところだった。 トラムに乗り、街中に戻る。 まずアテネウム美術館に入る。ここにはゴッホなどの絵画のほか、日本の鈴…

夏のバルト海散策

タリン行きの翌日、石畳の上を歩き回った疲れがたまっており、なかなか起きられない。 それでもなんとか頑張って出かける準備をする。 身支度をしながら、テレビをつけると、プーチン大統領のインタビューを放映していた。近くフィンランドを訪問するらしい…

ハンザ同盟都市タリン

タリン駅から旧市街に戻る。 時間は午後3時頃だったと思う。午前の中途半端な時間にマクドナルドを食べたので、また少しおなかがすいてくる。 何か食べれるところはないかとうろついていると、中世の衣装で客引きをしているのを見つけた。しばらく進むと、…

タリン駅旅情

タリンのマクドナルドを出て、市制博物館に行く。 入り口には、5色くらい使った色鮮やかな旗があった。 中に入り、独立時の様子が記録されたビデオなどを見る。記帳できるところもあったので、日本語と英語で「タリンに来れて嬉しい」などと書いておいた。 …

タリンにて、ロシアとアメリカに触れる

トーンペア城の前で振り返ると、そこにはロシアの象徴であるロシア正教のアレクサンドル・ネフスキー聖堂があった。外観は真新しい。 エストニア国会の前にあるのも皮肉な話である。エストニアの旗が頑張ってはためいているのも理解できる。アイルランドでも…

はためくエストニアの三色旗

タリンに着き、船着場から外に出る。 海辺を歩くと、廃船があった。なんとなく故郷の瀬戸内海沿いの工業地帯を思い出す。 路線電車の沿線を横切る。やはりここも古めかしい、高床式の電車である。 旧市街の入り口に着く。左手にふとっちょマルガリータと呼ば…

バルト海のおじさん(フィンランドからエストニアへ)

朝早く、ヘルシンキのホテルを発ち、海辺に向かう。 エストニアのタリンに行くため、高速船に乗るのだ。 朝焼けのバルト海を横目に見ながら、乗り場に向かう。Linda Lineという会社の高速船だ。 昨日、夕方にチケットを買いにいった時は、がらんとしており、…

勇者はパリを目指す(ツールドフランス)

今年もツールドフランスが始まった。 昨日もテレビで見ていたが、アンボワーズ、シノン、シャンボール、ブロワなどの城と街が見れたのが懐かしくて嬉しかった。 コースは毎年変わるものの、最後はパリである。これがなんとも言えずかっこいい。 フランスおよ…

バルト海の乙女 ヘルシンキへ

シャルルドゴール空港からヘルシンキに向かう。 途中、窓からドイツの北海沿岸にある、点々と伸びる島々が見える。 しばらく曇りだったが、フィンランドに近づくと少し晴れてくる。森林と湖の大地が見えてきた。 空港に到着する。パリからというだけあって、…

シャムロックの大地 さよなら(アイルランド最後の日)

とうとうアイルランドを離れる日が来た。 ホテルをチェックアウトし、駅に向かう。ゴールウェイへの行きはバスだったので、ダブリンへ戻る時は電車に乗ろうと決めていた。 到着した時、すでにホームでズラッと長い列が出来ている。後について並ぶ。 しばらく…

パリの夏至の日

今日は夏至だが、パリでの夏至の日の思い出を書いてみたい。 この日は、フェット・ドゥ・ラ・ミュージックで、あちらこちらで演奏が行われるのだ。 少し残業しなければならず、定時に遅れて職場を出る。それでもまだ日は十分明るい。 近くのパレ・ロワイヤル…

湖面に映る修道院(コネマラ地方、カイルモア修道院)

ゴールウェイ起点のバスエーランによるもう一つのバスツアー、コネマラ地方への旅行に参加する。 アイルランドでの残りの貴重な一日を、アラン諸島の方に行くかどうか迷ったが、ある人の「モハーの断崖を見たらアラン諸島はいいんじゃない」との意見に従った…

ゴールウェイの天使の歌声

今回、ゴールウェイでは三泊した。 ここを起点に、バスエーランのツアーでモハーの断崖やコネマラ地方を訪れた。 ホテルは駅前の広場に面したところにあるインペリアル・ホテルと言うところだ。高くもなく安くもなく、まあ中級クラスのホテルと言えるだろう…

大西洋の風と波を浴びて(モハーの断崖、他)

ゴールウェイ起点のバスエーランの1日ツアーに参加する。 この日の目玉は、モハーの断崖だ。 まずバスは、Ailweeの洞窟に向かう。山の中腹に、その入り口があるのだ。向かいにはなだらかな台地が広がる。周りは豊かな緑なのだが、その台地の上の方は岩場に…

さいはての地へ(ダブリン~ゴールウェイ)

アイルランド前半は、ダブリンを起点に、バスエーランのツアーなどを利用し、周辺を巡っていった。 とりあえず一旦ダブリンを離れ、ほぼ真西にあるゴールウェイに向かう。 といっても、午後に発つので、午前中はダブリン市内を見学する。周辺ばかりをうろち…

世界の都市の物語 ローマ

世界の都市の物語5 ローマ 弓削 達 文芸春秋 2000円 1992年5月20日第1刷 G図 1 「私のローマ」を求めて 2 ネロとローマ 3 ローマのユダヤ人 4 ミケランジェロとその時代 5 マグダラのマリアとイエス 6 マグダレーナ伝説と美術 7 ローマ…

アイルランドへ行きたい

アイルランドに行きたい 深谷哲夫、リチャード・ホートン、月川和雄 新潮社 1400円 1994年4月25日二刷 S図 19世紀の香る首都 ダブリン 穏やかな自然と文化 南部 さいはての美しさ 西部 ケルト文化の謎と魅力