タリン駅旅情

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タリンのマクドナルドを出て、市制博物館に行く。
入り口には、5色くらい使った色鮮やかな旗があった。
中に入り、独立時の様子が記録されたビデオなどを見る。記帳できるところもあったので、日本語と英語で「タリンに来れて嬉しい」などと書いておいた。
旧市街をうろうろし、日本大使館のそばなども通った後、キェク・イン・デ・キョクの搭および博物館に行く。この名前の意味は「台所をのぞけ」という意味である。中に入ると、無愛想なおじいさんが受付にいた。荷物を預けるように言われる。少し不安になるが、言われたとおりにして見学する。確かに搭の中から外を見ることはできる。
その博物館を出、のっぽのヘルマンの下を通り、タリン駅に向かう。途中山の手下の公園を通り、少し休む。緑が多く、堀などもありいい雰囲気だが、後で見たガイドブックによるとあまり治安は良くないらしいので一応注意した方がよい。
車がビュンビュン走っている環状道路を渡り駅に着く。白い四角い建物で無愛想に感じるが、旧ソ連のテイストが少し残っており、自分なんぞはかえって嬉しくなってしまう。白く「TALLINN」、青く「EVR EKSPRESS」と表示されている。
駅内に入る。マーケットも併設されており、食料品や衣類、日用品などさまざまなものが売られていた。
この時、ちょうどモスクワ行きの青い電車が止まっていたため、それに乗るつもりの人も含め、多くの人が買い物をしていた。まだ経済的にはタリンの方が豊かだと思われるので、ここで買いだめしていく人も多いのかもしれない。
ホームに出る。エストニアの国旗と同じ黒と白と青の車体に「TALLINN-MOSKVA-TALLINN」と表示されているのを見て、またマーケットでの人々を見ていると、更なる旅情をそそられ、ここからこの電車に乗ってモスクワまで行きたくなってしまった。
せめてもの記念に、車体を写真に撮っておいた。
しばらくして、電車はモスクワに向けて発車していった。それを見送り、再び旧市街に向かう。