2005-01-01から1年間の記事一覧

フランドルの眺め

裏手にある入り口から、鐘楼に登る。 当たり前のことながら、エレベーターなどではなく、階段である。えっちらおっちら登っていく。 途中、カリヨンの音を出すための装置を見る。 展望台からブルージュの街を眺める。 広場に並ぶ、建物が並ぶさまがユニーク…

運河と鐘楼のブルージュ

ブリュッセル南駅でブルージュ行きの電車に乗り換える。 自分が乗った号車には、やたらご老人の姿が目立つ。老人会の団体旅行のようだ。賑やかなのが幸いである。 電車は曇天の中、フランドルの大地をひた走る。途中、ゲントに止まる。車窓から街並みが見え…

死都ブルージュへ(ベルギー・フランドル地方)

12月初旬の土日を利用して、電車でフランスから脱出しようと考えた。 アムステルダムかベルギーのブルージュを候補に選んだ。 オランダはまだ行ったことがないので、到達国を増やすことも考えたが、結局ブルージュに行くことにした。 アムステルダムはガラ…

晩秋のサンジェルマン・アン・レー

11月の午後、ふと思い立ち、パリからサンジェルマン・アン・レーに行く。 寒いことは寒いが、天気は良い。 パリの地下鉄1号線の延長線上にあるRERに乗れば、20分ほどで着く。 駅を降りて、シャトーのそばを通り、まずは庭園に行く。 やたら長いテラスに…

霧に浮かぶフランスの庭 ロワール

ジュマイユ美術館を出て東に向かう。 まだ霧は晴れない。 ロワール川の近くにある職人の組合博物館に入る。 家具などの展示品を見る。 すぐそばにトゥレーヌ・ワイン博物館がある。ワインに関することなので、チェックしておきたかったのだ。 階段を下りて行…

霧のトゥール

いよいよトゥール滞在最後の日になった。この日は城には行かず、のんびりトゥールの街をさまよう。晴男の魔力もここまで。この日は11月らしい霧の日だった。まあそれはそれで風情があってよかった。まず旧市街に行く。木組みの家に囲まれた広場に行く。日…

フランス ワールドカップ出場決定

ワールドカップヨーロッパ予選、フランスVSキプロス戦を見る。 といっても、NHK衛星放送で、すでに結果がわかった後の視聴だったので、気楽には見られた。 フランスチームといえば、自分にとっては、EURO2000の優勝が最大の思い出だ。 決勝で、イタリア…

夕闇にしずむブロワ城

シャンボール城を見学し終わり、一路トゥールへ戻る。 バス会社のガイドブックには、あとブロワ城のview/vueとあるのだが、もうかなり暗くなってきている。 ロワール河沿いの、ブロワ城の前を通った時、運転手さんがその方面を教えてくれたが、自分にはよく…

優美な城と遥かなる森(シャンボール)

バスはシュヴェルニー城を離れ、シャンボールに向かう。 森の中に自動車道を進んでいく。城も近づいてきたようだ。 車を駐車場に止め、城の裏から入っていく。夕日が城にあたっている。 正面に回り、城の中に入っていく。 ダヴィンチが設計したといわれる二…

シュヴェルニーの101匹わんちゃん

我々を乗せたバスはシュヴェルニー城に着く。 小さな小屋のそばの入り口を通り、中に入る。 白いお屋敷が、広大な敷地の中にあった。 これがシュヴェルニー城なのだ。 中の豪華な寝室や、書斎を見学する。 また、持ち主の家族らしい写真もあり、身近に感じる…

女の人生(ロワールバスツアー編)

ヴィランドリー城からのバスがトゥールに近づいてきた。 パスカルさんは、ボリビア人のカップルに、昼からのスケジュールについて説明していた。そしてぼくについては、「彼は昨日シュノンソーなどに行ってきたので、午後は別のバスに乗る。いなくて残念だ」…

ややこしい「愛」の庭園(ヴィランドリー城)

アゼ・ル・リドー城を出て、我々を乗せたバスはヴィランドリー城に向かう。 ここは城よりも、庭園で有名なところである。 みやげ物を売っているブティックを抜け、しばらく歩いた後、屋敷に入る。ここを素通りし、階段をのぼり、テラスのようなところに出る…

ルーブル美術館展にて

京都駅からバスに乗り京都市美術館に行く。 いつもは地下鉄に乗って行くのだが、天気が良い事もあり、バスを選んだ。道もバスの中も混んでいて、いらいらしたが、おかげで京都市内の地理が分かった。 前に京都市美術館に来たのは、マルモッタン美術館・モネ…

京都の上空で(シャガール展)

シャガール展とルーブル展を見に京都に行った。 京都駅に着き、エスカレーターでどんどん上に登っていく。一番上が庭園になっている。大胆でユニークな建築である。 その途中の7階に、美術館「えき」はあった。 シャガールは、ニースの美術館に行った時、感…

EUIJ関西第1回国際シンポジウムに参加して

EUインスティテュート・イン・ジャパン(EUIJ)関西のシンポジウム、「EU:過去・現在・未来」を聞きに行く。 神戸大学内の神大会館が会場である。非常に眺めのいいところであった。 第1セッションは「EUは世界の中心となりうるのか?」とのテーマで行われ…

ロワールの真珠(アゼ・ル・リドー城)

トゥール3日目の朝、今日は観光バスで城を目指す。 この日も、放射冷却で寒いことは寒いが、雲ひとつない晴天だ。11月のフランス北部で3日連続快晴に恵まれたのはラッキーだった。 8時過ぎにオフィスドツーリズムの前に行く。ここで待ち合わせだ。 しば…

城とワインとジャンヌのシノン

シノン城内を散策する。 まず、ジャンヌが初めてシャルル7世に会った大広間跡に入る。 いまや、ほとんど廃墟となっているが、ここが出会いの場だと思うと感慨深いものがあった。 ジャンヌダルクを扱った、映画やドラマで有名な場面である。性悪そうなシャル…

ジャンヌダルクを探しに(シノン)

シュノンソーからトゥールに帰る電車が、30分ほど遅れてしまった。 トゥールからシノン行きが少し遅れてしまう。幸い、シノン行きの本数はまずまずあるので、問題はなさそうだ。 トゥールの観光案内所で、明日の予約をする。予定通り、午前午後、別々のバ…

ジャンヌ・ダルクの生涯 藤本ひとみ著

岩波新書よりジャンヌダルクの新刊の新聞広告が出ていたので買いに行く。 しかし本屋に行くも、その本はなかった。 ちょうど、タイトルの藤本先生の本を見つけ、立ち読みする。すぐに気に入り買う。 ジャンヌダルクの生涯を、わかりやすく書いている。図面も…

流れに浮かぶシュノンソー城

翌日、予定通りまずシュノンソー城に行く。 トゥール駅で、まずシュノンソーとシノンへの往復切符を買っておく。シュノンソーなどは、無人駅らしいので、買っておかないとまずい。券売機が壊れていたりする事がある。 電車に乗る。何となく旧式のぼろっちい…

ロワールの城攻略作戦

夕焼けの中、アンボワーズからトゥールに戻る。 一旦ホテルに戻り、夕食の場所を探す。ホテルは中心地から南に外れたところだった。幸い手ごろな中華料理店があったのでそこで落ち着く。 ホテルに戻り、明日からの計画をたてる。ロワールの城を効果的に回ら…

ダヴィンチの黄昏(アンボワーズ)

11月の祝日と週末を利用して、ロワールの城めぐりに行こうと決めた。 ただ、この時期、天気が心配である。 前もってロワールの中心地、トゥールのホテルを予約し、TGVのチケットを買う。あとは雨が降らないのを祈るのみだった。 パリのモンパルナス駅から…

ライヴ・エイドのDVD

ライヴ・エイドのDVDを見た。 このところ、深夜のテレビを見ていると、このDVDの通信販売をさかんにしていた。懐かしい画像が一杯だったので、タワーレコードに行って、買いに行ったのだ。 このライヴ・エイドは、アフリカの飢餓に対する募金のため、198…

オランジュ 村の眺め

ひととおりガイドブックに載っていた所を見学し終わり、どこに行こうかということになる。 結局古代劇場の裏にあるサントゥトロップの丘に登ろうということになり、バスターミナルのある東側から登る。 この日は天気もよく、青空が広がっており、眺めを楽し…

オランジュの世界遺産

南仏のニームで用事があったので、その帰りオランジュに立ち寄る。世界遺産ハンターとしては、前から訪れたいと思っていた。以前プロヴァンスに行った時は、オランジュまで行く余裕がなかったのだ。小さいオランジュ駅に着く。荷物があったので、ロッカーを…

ブルゴーニュのぶどう収穫祭にて

宿泊地を出て、Joignyという人口1万人ほどのブルゴーニュの街に行く。 ここでぶどう収穫祭が開かれるとのことだ。今年で11回目とのことである。 オーセールと同じくヨンヌ河沿いにある、半円形をした街である。街自体小高い丘になっている。 朝早く着いた…

ブルゴーニュの小さな村 寒い秋の朝

オーセールを出てブルゴーニュのワイン畑、じゃなかったぶどう畑の間を巡る。 Irancyという場所のワインの即売所に立ち寄る。ぶどう畑の地図を見ながら、ワインのテイスティングをさせてもらう。そして気に入ったワインを買った。 車は刈り取られた後のぶど…

オーセールの名監督

パリから車でブルゴーニュ方面に行く。 今回はグループでの旅行で、何台もの車に分乗する。 高速道路で、まずオーセールという街を目指す。 フランスの高速道路は、日本のように高架のところは少ない。なだらかな曲線を描く平原の間を、スピードをあげて進ん…

古都プラハよ いつまでも

地下鉄の駅の入り口を見つけ、降りようとするとき、ふと前を見ると建物の下にあるアーチ型の短く、暗い通り道の向こうにプラハ城が見えた。 曇天でかすんでいるものの、大聖堂とその前の宮殿が見える。 思わず立ち止まり、しばし眺め、名残を惜しむ。 プラハ…

ユダヤ人地区を彷徨う

二泊三日のプラハ旅行、今日で最終日だ。 ホテルをチェックアウトして外に出る。この日は前日の青空とは違い曇っていた。 まずプラハ市立博物館に入る。ほとんど一番の客のようで、中にはほとんど人はいない。 ここには1830年代に作られたプラハ市の巨大…