ヘルシンキ 夏の終わり

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いよいよヘルシンキも最終日だ。この日の午後で帰らなければならない。
午前中で、まだ行っていないところをおさえておく。
天気は前年ながら曇っていた。こちらに来て、大体晴れだったのに残念だったが、雨が降るほどでもなかったので、行動には支障はない。
まず、前日に入れなかった、オリンピック競技場の展望台に行く。
幸いこの日は昇れた。72メートルの高さからヘルシンキの街並みを眺める。
北側を見下ろすと、ちょうど真下にサッカースタジアムがある。そして地味なマンション群、更に公園の緑が広がる。
一方南に目を転じると、湖のようなトォーロ湾、そして線路をはさみエラインタハル湾がある。トォーロ湾の真ん中には相変らず噴水が噴き出している。そして目をこらすと白いヘルシンキ大聖堂と赤いウスペンスキー大聖堂がある。更に向こうにバルト海と島々、フェリーなどが見える。
西側には、同じように緑の向こうに湾が広がっていた。
展望台を降り、競技場北の公園を散策する。
次にそこから西側のシベリウス公園に行く。ここの作曲家シベリウスレリーフと、パイプオルガンのモニュメントがユニークだ。若い東洋人のグループが、そのそばで写真を撮ったりしている。この公園の側も湾である。水をみると心がやすらぐ。
そこから南に下り、普通の住宅街を抜けて、テンペリアウキオ教会に行く。ここは半地下に教会があり、その上には自然の巨大な岩盤、さらに岩を積み上げている。なんとも面白い外観だ。時間の関係で中には入れらなかったが、外側を見るだけでも十分である。
ほろほろしている内に、時間が来たので、駅前のバスターミナルから空港に向かう。バスは北欧の、美しく、清潔な街を通り過ぎていく。
空港で女性の友人に頼まれていたお土産を買う。ムーミンのガムとグッズだ。ショップをうろついていると、そういえばフィンランドムーミンの国でもあるのだと改めて気づく。
夏の終わりの北欧を飛び立ち、再びパリに戻っていった。