ユダヤ人地区を彷徨う

二泊三日のプラハ旅行、今日で最終日だ。
ホテルをチェックアウトして外に出る。この日は前日の青空とは違い曇っていた。
まずプラハ市立博物館に入る。ほとんど一番の客のようで、中にはほとんど人はいない。
ここには1830年代に作られたプラハ市の巨大な模型がある。地区のボタンを押すと、その辺りがライトで光る。人がいないのを幸い、子供みたいに遊んでしまった。
次に再びヴォーツラフ広場に行く。騎馬像の前にはやはり「~テロリズム」との横断幕がかけられたままだった。
広場の南端の国立博物館に入る。ここには鉱物の展示室がある。さまざまは色や形の鉱石を見る。見ものとしては、巨大なダイヤモンドの鉱石があった。また動物の剥製などがならんだ、少し薄気味悪いフロアをうろうろする。
博物館を見学し終わった後、ユダヤ人地区に行く。
共通のチケットを買う。これでいろいろなシナゴーグを見学できるわけだ。
また男性は小さなユダヤの帽子をかぶらなければならない。帽子といっても、頭の上にちょんとのせる感じで、うまくおさまってくれない。何度も落としてしまう。
ユダヤ人墓地は平らな墓石がびっしりと連立しており、その間の石畳を歩いていく。さすがに怖く感じる。
シナゴーグにはホロコーストのい犠牲者になった人の名前がびっしり書かれたのとか、昔の暴動で殺された人の血痕が残ったようなところもある。途中有料トイレに行ったが、そこの受付のおばさんまで怖く感じてしまう。
一方普通にユダヤ人の文化・歴史を扱ったところもあり、ほっとした気分になる。またスペインシナゴーグと呼ばれる建物の外装は壮麗で明るく感じる。
もうそろそろ帰りの時間が近づいてきた。ユダヤ人街を抜け最寄の地下鉄の駅に向かう。