優美な城と遥かなる森(シャンボール)

バスはシュヴェルニー城を離れ、シャンボールに向かう。
森の中に自動車道を進んでいく。城も近づいてきたようだ。
車を駐車場に止め、城の裏から入っていく。夕日が城にあたっている。
正面に回り、城の中に入っていく。
ダヴィンチが設計したといわれる二重螺旋の階段を登っていく。
中にがらんとした大広間がある。冬は暖炉があってもかなり寒かったそうだ。

城のテラスに上る。鐘楼の細かい装飾がよく見える。
建物の裏側に堀で区切られた草地がある。その向こうは森だが、さらに一直線に切り開かれており、素晴らしいパースペクティヴである。
地平線というか、森平線?がきれいだ。
フランスの庭園、ヴェルサイユやフォンテーヌブローなどそうだが、遙彼方まで庭園が続くような光景を楽しめる。
庭園ではないが、パリのルーブルからチュイリー公園、さらに凱旋門から新凱旋門まで続くパースペクティヴも素晴らしい。

城内部をさんざんうろちょろしたあと、正面の庭園に降りる。
緑の芝生の上に、シャンボール城の威容がある。
前から見ると、どっしりとした土台、円錐形の建物、そして賑やかな上部という感じだ。
U字型の並木に沿って歩きながら、夕陽をバックにするシャンボール城を愛でた。