ブルゴーニュのぶどう収穫祭にて

宿泊地を出て、Joignyという人口1万人ほどのブルゴーニュの街に行く。
ここでぶどう収穫祭が開かれるとのことだ。今年で11回目とのことである。
オーセールと同じくヨンヌ河沿いにある、半円形をした街である。街自体小高い丘になっている。
朝早く着いたので、坂道を登り、街の聖堂などを見学する。
日曜と言う事もあり、店はほとんど閉まっている。
収穫祭の会場に向かう。川沿いにある、体育館のような建物の中だった。
この中で、ちょっとした催し、ワイン栽培などに貢献した人の表彰、そして様々な出店があるのだ。
催し物としては、農作業の姿をしたオクサマたちのフォークダンスをしていた。木靴を履き、青い服を着た男性がダンスの伴奏のためにアコーディオンをかき鳴らす。
出店では、ワイン販売のほか、シャンパン、りんごジュース、チーズなどの販売もあった。
またブルターニュからのクレープ・ガレット・シードルの販売も行っていた。
りんごジュースの試飲をさせてもらう。
当然、ワインを買い込む。自分はあまり買わなかったが、連れの方々は沢山買い込み、車のトランクによっこらしょ、と積めていた。
ひとまず会場を出てヨンヌ河にかかる橋を渡り対岸に行く。
この日は幸いさわやかに晴れていた。対岸からJoignyの街を望む。
川沿いに並木、煙突のある家並み、その上に刈り込んだぶどう畑が見える。そして秋の青空に漂う雲、である。
再び会場に戻る。そばには広い駐車場があるが、ここには今日は車は止まっていない。
ふと見上げると、EUの旗だけ掲げられていた。フランスや市の旗などはなかった。
青空に、青い旗、間に聖堂の鐘楼が見える。
しばらくみんなでカフェで休む。
その後、ワインを積んだ車はJoignyを離れ、パリに戻った。