ややこしい「愛」の庭園(ヴィランドリー城)

アゼ・ル・リドー城を出て、我々を乗せたバスはヴィランドリー城に向かう。
ここは城よりも、庭園で有名なところである。
みやげ物を売っているブティックを抜け、しばらく歩いた後、屋敷に入る。ここを素通りし、階段をのぼり、テラスのようなところに出るのだ。ここから庭園全体が見渡せる。
11月にもかかわらず、緑の間に、赤やピンク、白の花が上手くデザインされている。
一番手前では4種類の庭園がある。
まず「優しい愛」
ここは四方にハート型がある。
次に「熱烈な愛」
ここはハートが入り組んでいる。
そして「移り気な愛」
最後に「悲劇的な愛」
ここでは短刀と矛を表現しており、夏には真っ赤な花が咲き乱れるらしい。
まったくややこしい愛の姿である
テラスを降りて、庭園の中をうろつく。
派手な庭園だけでなく、地味な菜園もある。
少し枯れたぶどう畑もある。
黄色くなった葉の合間から、秋の柔らかい日差しが当たったヴィランドリー城本体を見る。
バスに戻る。これで午前の部は終わりだ。
一路トゥールに戻る。