#ヨーロッパ情勢

サルコジさん 大統領選挙立候補を表明

【8月23日 AFP】フランスの二コラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領(61)が22日、来年行われる大統領選挙に立候補する意向を表明した。自身が率いてきた中道右派の野党・共和党からの指名獲得を目指す。 好戦的な保守派として知られるサルコジ氏は大統…

マクロン仏経済相が初の政治集会、大統領選出馬との憶測

大統領選出馬に意欲か=独自の政治運動立ち上げ―仏経済相 時事通信 7月13日(水)8時13分配信 【パリ時事】フランスのマクロン経済相(38)は12日、自身が立ち上げた政治運動「前進」の決起集会をパリで開き、支持者約3000人を前に「2017年の(次期大統領選で…

シャルリとは誰か?(~序章)

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 原題(QUI EST CHARLIE? Sociologie d'une crise religieuse) エマニュエル・トッド 著 堀茂樹 訳 2016年(平成28年)1月20日 第1刷発行 文春新書 1054 この本の生成に関わりのある日本 シャルリーエブドのテ…

フランス地域圏選挙結果に思う

国民戦線の躍進が驚きをもって伝えられていますが、約一年半前の欧州議会選挙でも、国民戦線が一位だったからそんなに驚くほどではないように思えます。 それよりサルコジさんの共和党中心の右派連合と僅差で、オランドさんの社会党が3位というのが注目され…

パリでのデモ、来週まで全面禁止 同時多発テロ事件受け

シャルリーエブドのときは、三、四日後くらいにデモが行われていたようですが、さすがに今回は大規模かつ標的も曖昧な無差別テロ、ということで、少なくともパリとその周辺ではデモもしばらく延期という事です。 パリがこのように再びひどいテロに襲われると…

欧州の今 戦後70年 独主導のEU 慎重政策(読売新聞2015年8月18日朝刊より)

仏独の新任外交官合同研修がパリで実施 2010年から毎年交互に開催 仏独ともこういった合同研修は他国とは行っていない 欧州統合は仏独が二人三脚で主導 その関係は「不均衡の均衡」と呼ばれた 敗戦後 ドイツ(西独)は経済・金融でフランスに勝り フランスは…

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 第3~8章

ウクライナの極右勢力 それと比べるとフランスの国民戦線が中道左派のように見えてしまう 最も貧しい地帯である西部地域において勢力が激烈 国際関係が合理主義的で現実的なロジックから逸脱し、未開社会ばりに道徳と道徳の間の対決に入っていくのをみれば、…

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 2 ロシアを見くびってはいけない

プーチン支配下のロシアではかつてとは逆に、乳児死亡率が目覚しく低下しつつある。 近年の西側のメディア、特にフランスのメディアによる烈しいロシア叩きに苛立っている。中でも「ル・モンド」紙が中心で ソ連時代から継承された高い教育水準が保たれてい…

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる(1 ドイツがヨーロッパ大陸を牛耳る)より

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 エマニュエル・トッド 著 堀 茂樹 訳 2015年7月20日 第6刷発行 文春新書 1024 ロシアは「自由万能主義」の道を走る西洋諸国に追随しなかった国。 国家には国家なりの役割があることが再確認されて…

フランスの混合ダブルス県議会選挙

今日気になったこのニュース 仏統一地方選第1回投票、サルコジ氏率いる右派が勝利 極右2位 ロイター 3月23日(月)9時38分配信 はあ、フランスで統一地方選なのか、でも去年、パリ市とかで選挙があったはずだし・・・ と思って調べてみると、どうやらフランス…

パリの風刺新聞社で銃撃、11人死亡

これはショッキングな事件ですね。 悲しくて痛ましいです。 テロという行為は本当に許せません。 ただ、この記事の中で気になったのですが、この新聞社は「反人種差別法の下で訴追されたが、ムハンマドをめぐる漫画を発表し続け、物議を醸していた。」とのこ…

仏露首脳会談、急ごしらえの協議

なんだか寒そうな画像ですね。 空港にある外交用施設で行われた首脳会談と言うことで、かなり急ごしらえだったようです。 プーチンさん側にすれば 経済制裁によってますます悪化するロシア経済。 ルーブルも下落している。 もうそろそろ、ウクライナ問題の…

フランス保守系最大野党の国民運動連合(UMP)の党首にサルコジ前大統領が選出

オランド大統領の人気がない中、2017年大統領でサルコジさんの復帰もありえますね。 ただ、別の記事では フランスの保守系野党、国民運動連合(UMP)の党首選が29日行われ、サルコジ前大統領が党首復帰を決めた。党首選は2017年大統領選での返…

フランス女性政治家のポートレイト

この記事を読んで、改めて自分がフランスの政治について無知なのを自覚したので、とりあえず写真と肩書きを確認し、その内何人かを取りあげます。 この方はマリオン・マレシャル=ルペンさん 国民戦線のジャン=マリー・ルペン氏の孫で、この記事にも出てい…

シリアへの軍事介入、仏世論調査で3分の2が「参加に反対」

フィガロは右派系の新聞で、左派のオランド大統領には反対したいのでしょうが、まあこの世論調査の数字自体は偏向のない妥当なものだと思われます。 それにしてもなぜオランドさんは軍事介入を進めたいのでしょうか?フランスの軍需産業のためなんでしょうか…

イタリアの政治家を無理やり日本にたとえてみる

イタリアの政治家を無理やり日本の政治関係者に置き換えてみると ベルルスコーニ氏 =ナベツネ氏+小沢氏+東国原氏+石原氏 ナベツネさんはメディアや人気チームの支配者ということで 小沢さんと東国原さんについては省略します(笑) 石原さんとは同じ「暴…

NHKカルチャーラジオ EU・ヨーロッパ統合の政治史(1月放送分)

NHK カルチャ―ラジオ 歴史再発見 EU・ヨーロッパ統合の政治史~その成功と苦悩 2011年1月1日発行 児玉昌己 著 第二次世界大戦後、EUにより「非戦共同体」と形容すべき平和の空間を獲得した。 EUの経済学には「規模の経済」と呼ばれる用語がある。…

ファンロンパイEU大統領の講演にて

先日、ヘルマン・ファンロンパイEU大統領来日に伴う講演会に行ってきました。 自分にとっては、オバマ大統領よりも興味がある人なので、貴重な機会に立ち会えラッキーでした。 EU大統領は、この日の朝に日本に到着し、早速この講演会に来ていただいたそ…

岐路のフランス(読売新聞より)

フランス大統領選の第一回投票がいよいよこの22日に迫りました。 読売新聞で今日まで7回にわたり、「岐路のフランス」と題して連載していましたので、それについて思うところをメモしておきます。 々餡肇┘蝓璽罰こ偉出 広がる若者の就職格差 今から20年…

50歳のEU(読売新聞より)②

読売新聞の「50歳のEU」第6回から最終の12回の見出し及び簡単なメモを残しておきます。 κ「EU憲法否決」のツケ 統合盟主 威信低下に苦悩 EU憲法を国民投票で認めなかったフランス。ヨーロッパ内ではやはりフランスの力は強いものとつくづく感じた…

50歳のEU(読売新聞より)

欧州連合はこの3月、前身にあたる欧州経済共同体を設立したローマ条約調印から50年を迎えるとのことです。 現在、読売新聞が「50歳のEU」と題する連載記事を行っています。3月3日現在、10回まで続いていますが、とりあえず1~5までの表題と思っ…

ブルガリアからの贈り物(EU加盟を祝して)

この1月1日でブルガリアとルーマニアがEUに加盟した。 2004年の5月1日には、10カ国が加盟し、結構大きなニュースとなり、NHKのBSで特別番組までしていたが、今回は2カ国だけで、なおかつ正月という時期でもあり、日本ではほとんど取り上げ…

欧州評議会にて(ヨーロッパ地区)

遊覧船はいよいよ入る カルティエ・ウーロペアン(ヨーロッパ地区)ヘ せっかくなので触れておきたい欧州評議会 欧州議会と紛らわしいけれど 欧州連合とは関係はない 第二次世界大戦後 1949年に設立された 今の加盟国は40数ヶ国 旧ソ連・旧ユーゴの国…

EUIJ関西第1回国際シンポジウムに参加して

EUインスティテュート・イン・ジャパン(EUIJ)関西のシンポジウム、「EU:過去・現在・未来」を聞きに行く。 神戸大学内の神大会館が会場である。非常に眺めのいいところであった。 第1セッションは「EUは世界の中心となりうるのか?」とのテーマで行われ…