岐路のフランス(読売新聞より)

フランス大統領選の第一回投票がいよいよこの22日に迫りました。
読売新聞で今日まで7回にわたり、「岐路のフランス」と題して連載していましたので、それについて思うところをメモしておきます。

々餡肇┘蝓璽罰こ偉出 広がる若者の就職格差
 今から20年前ほどにカッパブックスから発行された、舛添要一氏の本で、フランスは日本よりも更に階級社会で、厳しい学歴社会であることを知った。
グラン・ゼコールという、一般大学とは違ったエリート養成機関があり、そこの出身者がフランス社会を牛耳っているとのことだった。
仕事はほどほどで、人生を楽しんでいる感じがするフランス人の裏には、そのような厳しい現実があるのに気づいたものだった。
今ではそんな特権を捨ててまで国外に出たがる人も多いらしい。
グローバリズムの時代、強い人はより恵まれた舞台に行く事が出来る。
しかしその一方普通の若者は就職に苦しんでいる。
ドピルパン内閣の「初期雇用計画」には反対し、つぶしてみたものの、それからどうするのか、というのは相変らず見えてこない。

∋毀曳「パクト」の衝撃 政策への署名 候補者に迫る
 「パクト」とは国民と政治家を結ぶ契約書で、今回の大統領選のキーワードとなったとのこと。
 「市民参加型の民主主義」といえば聞こえはよいが、そこに「責任ある」とないと、ただの無い物ねだりになってしまうのがコワイ。