50歳のEU(読売新聞より)②

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読売新聞の「50歳のEU」第6回から最終の12回の見出し及び簡単なメモを残しておきます。

κ「EU憲法否決」のツケ
 統合盟主 威信低下に苦悩
 EU憲法国民投票で認めなかったフランス。ヨーロッパ内ではやはりフランスの力は強いものとつくづく感じたものだが、拡大につれて、その力が弱まっているという中、グローバル化の不安もあり、揺れ動くフランス。

統合の未来 視界不良
 不安と不満 ネットに噴出
 親EUサイトは1つに対し、反EUサイトは20もあるとのこと。やっぱり悪口の方が書いていてすっきりするんでしょうね。

┘罅璽蹇〆廼への道
 各国経済の底上げ課題
 5年前には、ユーロがここまで強くなるとは思いもよらなかった。日本からの輸出には結構なものかもしれないが、ワイン好きの友人が「今回のボジョレヌーヴォは高い!これなら普通のいいワインでいい」と怒っていたが、ユーロ高の負の側面です。

押し寄せる難民の波
 「沿岸国」の叫び届かず
 マルタにはアフリカからの難民が来て大変らしい。EUに加入でき、そのうまみを享受できる一方、それをうらやむ人たちからすると、一番近くて行きやすい憧憬の地になってしまう。

トルコ加盟に拒絶反応
 「欧州的価値観」で線引き
 宗教的、地政学的に、やはりトルコの加盟は難しい。加盟の事はさておき、とりあえずはよきEUの隣人として上手くやっていく方がお互いのためには現実的な道のような気がします。

転機の共通農業政策
 減産迫られる伝統産地
 チェコのビート(砂糖大根)産地の減産の話。砂糖がダメでも、環境にいいバイオ燃料エタノールの原料として生き残るかもしれない、という希望がせめてもの救いである。

立ち直る共同外交
 「イラク」経て一枚岩追求
 イラクではイギリス対フランス・ドイツで二分されたEU外交。ボスニア・ヘルツェゴビナコンゴレバノンなどで実績を積み上げつつある。

写真は欧州評議会から「見つめている」欧州議会です。