2006-01-01から1年間の記事一覧

フランに載った「星の王子さま」

4月から、ラジオフランス語講座の応用編が「星の王子さま」になった。 この作品、自分も読んだ事がある。(もちろん日本語で) 作品のいろんな背景を3ヵ月かけて解説していただけるのはありがたいことだ。 自分が読んで感じたのは、内容自体はたいへんわか…

みんなでコンピエーニュの宮殿をめぐる

市庁舎前を通り過ぎ、コンピエーニュの宮殿に向かう。 ちなみに市庁舎そばの観光案内所は開いてなかったように思う。日曜日に開けないなんてどういうことだ、と思うが、基本的には安息日なので仕方がない。 家並の路地を抜け宮殿前に辿り着く。 中に入り、チ…

コンピエーニュを見つめるジャンヌダルク

コンピエーニュの市庁舎とジャンヌダルクの像 ジャンヌ・ダルクは1430年5月23日、コンピエーニュに入城する。 そして、オワーズ川沿いのブルゴーニュ軍に奇襲をかけるために、灰色の軍馬にまたがり、軍旗を高く掲げ街の外に出陣する。 しかし、攻撃は…

フランス語講座最後の曲(パトリック・ブリュエル)

先日、愛聴しているラジオフランス語講座が最終回を迎えた。 最後の曲は、自分が以前ストラスブールで初級フランス語の短期語学研修を受けた時、最後の授業で勉強したものだった。Patrick BRUELという、フランスの有名な歌手の、Place des grands hommesとい…

囚われたジャンヌダルク(コンピエーニュへ)

2月のよく晴れた朝、パリ北駅からコンピエーニュに向けて発つ。 この街は、パリの北北東にあり、電車で4~50分といった所である。 がらんとしたコンピエーニュ駅に降り立つ。 街中に行く前に、ガイドブックに載っていたレンタサイクルを探した。 もし時…

ブールジュの可哀想なオダリスク

ブールジュの丘からの眺めを見た後、ジャック・クールの館に行く。 この人はもともと貧しい家の出だったが、地中海貿易に成功し、ついにはシャルル7世の財政官まで出世したらしい。 しかしこの時は、中には入らなかった。見学にはガイドが付く為、時間が限…

ガリア戦記のブールジュ

ガリア戦記は、カエサル(シーザー)による、紀元前58年から51年にかけて行われた、ガリア(今のフランスやベルギーあたり)での戦いというか、侵略というか、を記した書物である。 ローマにとってその地帯を押さえることは、富や奴隷を得る事であり、な…

冬の柔らかな眺め(ブールジュの大聖堂より)

昼食を食べ終わり、再び大聖堂まで戻り、中に入る。 この日は曇っていたので、中のステンドクラスがきれいかったという記憶は無い。 この大聖堂の片方の搭は上に登れるようになっている。 とびらを開けてもらい、らせん階段をひたすら登っていく。他の人はい…

大聖堂を巡る(サンテティエンヌ大聖堂)

旧市街に入り、世界遺産サンテティエンヌ大聖堂の正面に着く。 このブールジュでは、シャルトルやアミアンと比べて、大聖堂前の正面の広場というのはほとんどない。 結構そばまで、人家が連なっている。 そばから正面からの写真を撮るのは、どうしても家並が…

世界遺産のカテドラル(ブールジュへ)

冬のある日、パリからブールジュの日帰り旅行に行こうと思い立つ。 ベルギーに似た名前の名所があるが、それはブルージュと日本語では表記している様だ。 ブールジュを選んだのは、ここに日帰りでも行ける、世界遺産のカテドラルがある、という理由だけだっ…

霧のモンパルナス(ブルーデル美術館)

1月の霧のパリ、この日は昼からブルーデル美術館に行く。 場所はモンパルナスの一角にある。小さな美術館だ。 中に入り、受付で入場料を払おうとしたら、この時は無料だった。Gratuitと書かれたチケットは発行してくれた。 最初の部屋に入る。 白い壁の、天…

グルベンキアン美術館の彫像

ポルトガル最後の日、ホテルをチェックアウトする。この日はよく晴れていた。 リスボンは昼過ぎに発つ。 あまり時間が無いこともあり、市北部にある、グルベンキアン美術館に行く事にする。 地下鉄を降りると、バス乗り場もある、がらんとしたところに出る。…

ポルトガル風ステーキと赤ワインで締める

みんなを乗せたバスは夕暮れと共にファティマを離れ、一路リスボンに向かう。 ポルトガルの自動車道を走っていく。もうすっかり日は暮れ、暗闇の中を進んでいく。 ところどころにポツンポツンと灯火が見える。 その灯火がだんだん増えてくる。リスボンに近づ…

Save the prayer(ファティマ)

バスはバターリャを離れ、最後の目的地ファティマに向かう。 途中、結構大きい土産物屋さんに立ち寄ったあと、ファティマに到着する。 ここは、1917年、3人の子供たちの前に、聖母マリアが現れたと言う事で聖地となった。 もともとは荒地だったらしいが…

オーヴェールのゴッホ

画集 オーヴェールのゴッホ 1890年5月20日~7月29日 アラン・モッテ著 斎藤智子・渡部葉子訳 朝日新聞社 1990年7月29日 第1刷発行 S図 画家ゴッホの、オーヴェール・シュル・オワーズでの人生最後の70日間を絵、ゴッホや弟のテオの手紙…

不動の兵士(バターリャ)

バスは海辺の街ナザレを離れ、バターリャを目指す。 この「バターリャ」というのは「戦い」という意味らしい。英語で言うとバトル、フランス語だとバタイユでしたっけ。 この街の近くで、1385年にポルトガル軍がカスティーリャ軍を破り、ポルトガルの独…

砂浜に広がる模様(ナザレ)

バスはいよいよナザレに到着する。 ここの街には海があり、砂浜があり、それに街が接している。周りは小高い丘に囲まれている。 ここが昼食を取る場所となっている。しかし自分は昼食を予約していなかったので、他の乗客とは別行動になる。しかし、そのおか…

バス内に響くイチ、ニ、サン(アルコバサへ)

バスはオビドスを出て、一路アルコバサに向かう。 ここでは、サンタ・マリア修道院を見学する。 ここはペドロ1世とその侍女であり愛人でもあったイネスの石棺で知られている。 ペドロ1世(王子)の政略結婚のためには、イネスの存在が王国にとって邪魔にな…

城壁の村オビドス

前日の晩、襲われる事もなく、無事ホテルに帰る。 翌日、ホテルを出て、ポンバル侯爵広場に行く。ここで予約していたバスに乗る。 そのターミナルに行く。乗るべきバスを探していると、東洋人の二人の女の子が一番前に乗っているバスがあった。これならいい…

赤いトサカのジャズマン(Foire de Paris)

パリでは4月末から5月はじめにかけて、「Foire de Paris」という催しが行われます。 訳せば「パリ見本市」ということで、いろいろな展示がされます。 住居の内部、庭、旅行、マルチメディア、料理やワインなど、さまざまなコーナーが設けられます。 場所は…

普通のリスボン男に襲われる?

テージョ河沿いをほっつき歩き、城に登った1日。この日も疲れてホテルに帰る。 夕食を食べに夜のリスボンに出る。 初日、薄暗い山手のバイロ・アルト方面に行って失敗したので、この日は大通りであるリベルダーデ通りを目指す。 ホテルから少し坂を降りたと…

逆光のリスボン

ジェロニモス修道院からさらに東に行き、国立古美術館に入る。 まず中に入ると、キンキラキンの礼拝堂があった。ここはサンタ・アルベルトの礼拝堂と言う。金色でなおかつ内装も細かいところまでほどこされて豪華だった。 この美術館では、日本の屏風絵もあ…

装飾を際立たせる光(ジェロニモス修道院)

ベレンの搭を出ると昼過ぎになった。食事をできるところを探す。 ほろほろ探しているうち、現代的な建物があったので中に入ってみる。ベレン文化センターといい、コンサートや演劇なども行われているとこらしい。 中で軽食を取れるところがあったが、味気な…

せせらぎの公女(ベレンの搭)

「発見のモニュメント」の展望台を降りる。 そばの広場には、世界地図があり、ポルトガルが「発見した」年号が書かれている。日本のところには1541と書かれていた。この年は、ポルトガル船が豊後に漂着した年らしい。 こういうモニュメントや地図を見て…

河港都市リスボン

ポンバル侯爵広場の観光案内所で翌日のバス旅行の手配をした後、地下鉄に乗り南へ下り、テージョ河沿いのカイス・ド・ソドレ駅に到着する。結構新しい感じの駅から地上に上がり、1日使い放題のチケットを買い、市電に乗る。向かう先はベレン地区だ。 市電は…

霧のリスボン

リスボンに戻り、暗い中、夕食を取りに行く。 場所は、前日は閉まっていた、ホテルの近くの日本料理店だ。岬をさまよい山に登り城跡をよじ登った後なので手軽に済ましたくなる。 前日と同じ道を通る。なぞの立ちんぼ男はこの日はいなかった。また雨も降って…

シントラ慕情

ムーアの城跡から、どんどん山道を降りていき、シントラの街に向かう。 分かれ道があることはあったが、ちゃんと標示があり、道に迷う事はなかった。 シントラの街に着く。ここの王宮を見学する。 この建物は、とんがりコーンのような、二本の煙突がシンボル…

山上の地味な砦(ムーアの城跡)

ペーナ宮殿から、山中の車道を下り、途中で山道に入る。 途中、家族連れの観光客などとすれ違う。 巨大な石がころがっているところから入り、城壁にたどり着く。 この「ムーアの城跡」とは、8世紀から9世紀ごろ、ムーア人によって築かれたとのこと。 ムー…

山上の派手な宮殿(ペーナ宮殿)

レストランを出て、ペーナ宮殿を目指す。 もともと予定では、シントラの街からバスで山頂の宮殿まで行くつもりだったが、わざわざ街中まで行く気にもならなかった。すぐ近くにルートがあったので、そのまま歩いて山道を登っていく。 冬にもかかわらず汗が出…

ポルトガルの米料理を噛みしめる

ロカ岬を離れ、バスで再び田舎の村々を抜け、シントラ駅前に戻る。 ここから、シントラの街内に歩いて向かう。簡単に行けるだろうと油断していた。 ところが、どこをどう間違えたか知らないが、緑の中に点在する住宅の間のくねくねした道を行くうち、道に迷…