装飾を際立たせる光(ジェロニモス修道院)

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ベレンの搭を出ると昼過ぎになった。食事をできるところを探す。
ほろほろ探しているうち、現代的な建物があったので中に入ってみる。ベレン文化センターといい、コンサートや演劇なども行われているとこらしい。
中で軽食を取れるところがあったが、味気なく思い、すぐ出てしまった。
更に東に歩いていくと、広い駐車場の近くで、マクドナルドの看板を見かけた。しかしさすがにリスボンまできて、二回もマクドナルドに行く気にはなれない。
と思いつつ建物に近寄ると、こじんまりした気楽な感じの地元料理店があった。定食いくらと手書きで表示していた。店に入ってみる。
他の客を見ると、褐色の肌の若い女性が一人で食事をしたりしていたので、何となく安心し、ここに決めた。
ここで何を食べたか、今となっては思い出せない。ただ赤ワインを昼間から飲んだことは覚えている。最後はコーヒーでしめたはずだ。
外に出て、ジェロニモ修道院に行く。
ここのサンタ・マリア聖堂に入る。薄暗い中、前方の聖壇のところだけ輝いており、強い印象を与える。対面する中二階のような聖歌隊席からみると、独特の装飾をほどこした柱の効果もあり、厳粛な雰囲気を醸し出している。
またこの修道院は、回廊もよく出来ている。幅広い通路の上に、アーチが広がっており、なおかつここにも細かい装飾がほどこされている。そして外の斜光を受けていた。
ポルトガル黄金期の建物を出、再び市電に乗り東に向かう。