前日の晩、襲われる事もなく、無事ホテルに帰る。
翌日、ホテルを出て、ポンバル侯爵広場に行く。ここで予約していたバスに乗る。
そのターミナルに行く。乗るべきバスを探していると、東洋人の二人の女の子が一番前に乗っているバスがあった。これならいいのにな~と期待して近寄ってみたが、残念ながら他のルート行きだった。ツアーの種類はたくさんあるのだ。
別のバスに乗り込む。どうやら日本人は自分一人だけのようだ。あとはスペイン人らしき一族(おじいさんから小さな子供までいた)や、イタリア人らしき若いカップルなどがいた。(イタリア人ってどうしてあんなにかっこいいだろう)
バスはリスボン市街を離れ、一路オビドスに向かう。
郊外の、なだらかな山々の間の自動車道を、曲がりながら進んでいく。山は禿山とまではいかないが、かなり木が少ない状態だった。冬という季節のせいかもしれないが、それでも寂しい。昔の過度な伐採のせいかもしれない。
オビドスに到着する。ここは城壁に囲まれた小さな中世の村である。ここはローマ時代からの歴史がある。「村の門」を通り、狭い路地に入る。白い家の下部に黄色や青色で装飾している。つきあたりまではすぐ到着する。小さな村にもかかわらず、そこには結構高級なホテルがあるらしい。
城壁に登り、村の家並みを眺めていると、バスツアーのメンバーでもあった、中南米系の若い男に写真を頼まれたので撮ってあげた。
村は本当に小さく、一周するのに時間はかからない。中心はサンタ・マリア広場及び教会である。
村の入り口に戻る。ここにも城壁があり、やっぱり上に登ってしまう。朝の柔らかい日差しが家々の白い壁に反射し、まぶしい。
中世のかわいい村を離れ、修道院の街、アルコバサに向かう。