ポルトガル風ステーキと赤ワインで締める

みんなを乗せたバスは夕暮れと共にファティマを離れ、一路リスボンに向かう。
ポルトガルの自動車道を走っていく。もうすっかり日は暮れ、暗闇の中を進んでいく。
ところどころにポツンポツンと灯火が見える。
その灯火がだんだん増えてくる。リスボンに近づいたようだ。

街中に入り、ホテルごとに客を降ろしていく。
時には狭い路地で、バスが立ち往生する時もあった。
自分のホテル辺りは後回しだったので、街中の時間がかなり長く感じられた。
やっと近くに着く。「ありがとうございます」とともにバスを降る。

夕食の場所を探す。また大通りに出て、ずっと南に下っていく。
ロシオ駅よりも更に南に行ったところで、入りやすそうなレストランを見つける。
ここで、ポルトガル風ステーキを注文する。また、最初はビールとばかり、ジョッキを頼む。
ステーキは、どこがポルトガル風なのかよく分からなかったが、まあおいしかったのでよしとしよう。
追加でやっぱり赤ワインを頼んでしまう。
最後はコーヒーで締め、合計23ユーロくらいだった。
少し酔い、店を出て、ロシオ広場のあたりを通りホテルに向かう。
ポルトガル最後の夜だった。
明日でいよいよここを離れなければならない。