マーニュ塔へ(ニーム、フランス)

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フォンテーヌ公園・ディアナの神殿から、丘を登ってマーニュ塔に到着します。
この塔は、古代ローマアウグストゥス皇帝が築いた城壁と一体となった監視塔のようなものではないかと言われています。
このような城壁と一体だった廃墟の塔は、ヴィエンヌ(ビエンヌ)でも見たことがあります。でもヴィエンヌのそれとは作られた時期が違うようですが。
いつも参考にしている「南フランス古代文明紀行」ではこの塔は四層からなっているとあり、現地の日本語パンフレットでは元来三階建てだと書いてありました。
フランス語では日本の二階がpremier étage  となるので、一階分のずれがあるのかもしれません。
現在では一番上の四層は跡形もなく崩壊しています。
そのせいか当初は高さは40メートルあったそうですが、現在では約32メートル(現地パンフより。JTBフランスワールドガイド’03では34メートルとあり)しか達していないとのことです。
この塔は1843年に内部の柱の補強工事を行ったそうです。
画像の正面には、ちょうど壁龕がありますが、単なる装飾のためなのか、詳しいことは明らかでないそうです。