マーニュ塔からのいい眺め(ニーム、フランス)

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マーニュ塔からニームの街並みを眺めます。
一枚目は中心街です。
この日は霞がかったように、薄ぼんやりしていました。
全体的には橙色と黄土色の間の色になるのでしょうか?どの色名で表現したらいいのかよくわかりません。
そんな中、中央の白い建物がやや目立ちます。
これは以前紹介したカレ・ダールだと思われます。
そこから上に伸びている緑はヴィクトル・ユゴー大通り(Boulevard Victor Hugo)でしょうか。
レ・ミゼラブルの作者にちなんだ大通り名です。
この大通りの突き当たり付近が円形闘技場となっていますが、この画像では、かなり見えにくくなっています。

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二枚目はその西、マーニュ塔の真下辺りの風景です。
真っ直ぐな並木通りが目立ちます。
これはジャン・ジョレス大通り(Boulevard Jean-Jaures)です。
このジョレスさんは、フランスの社会主義者の政治家です。
平和主義者で、なおかつ暗殺という悲劇的な最期を遂げたこともあり、フランスでは今でもカリスマ的な人気があります。
このような大通りにその名前が使われていることからでも、彼のフランスでの存在感の大きさを認識できます。
グルノーブルでも、大通りに彼の名前が使われていたのを見かけましたが、そもそもフランス全土で彼の名前がついた通りや広場は2013年時点で2345市町村(コミューン)にも及ぶそうです。

(フランス現代史 隠された記憶 宮川裕章 著 を参考にしました)