2018-01-01から1年間の記事一覧

コンカルノーの海の中にある都市城壁

ポンタヴァンからバスに乗ってカンペールに向かいます。 その途中、画像のような場所に着きました。 ここでは降りず、バスに乗ったまま、下の地図の矢印の方向へ写真を撮ったように思います。 ここはコンカルノーという街です。 船が発着している向こうに、…

フレデリック・フォーサイス 著 アウトサイダー(読者メモ)

フォーサイスの父。若い頃イギリスからマラヤに行きゴム農園に職を得る。 そこで村在住の大工の日本人夫婦の息子の命を救う。 後日お礼に来たその日本人。貧乏でお礼するものが無いので助言を行う。それはマラヤを出て下さいというもの。 その助言が理由だっ…

フレデリック・フォーサイス 著 アウトサイダー 陰謀の中の人生 (まずは紹介)

アウトサイダー 陰謀の中の人生 フレデリック・フォーサイス 著 黒原敏行 訳 (株)KADOKAWA 発行 2016年12月28日 初版発行 「ジャッカルの日」の作者である、フレデリック・フォーサイスの自叙伝です。 父親のエピソードから晩年に至るまでの波乱に満ちた生…

勉強したいフランスの大学生

今朝のNHKフランスニュース 相変わらずストとデモ SNCF,Air France 一部は路上で破壊活動を行う暴徒 大学でも学生が封鎖活動 それに反対する学生 je veux etudierとSNSで主張する学生たち 頑張って欲しい

瀬戸内文化誌 宮本常一 著 (後半)

天正14年(1586)キリシタンのパードレ(宣教師)であるクエリヨは東上の途中家船の所見を次のように述べている。 「筑前の海岸に沿うて博多を過ぎて諸島の間に出たとき、これまで見たことのないものを見た。我らの乗っていた船の付近に6~7艘の小さ…

瀬戸内文化誌 宮本常一 著 (前半・瀬戸内往来 等)

瀬戸内文化誌 宮本常一 著 田村善次郎 編 八坂書房 発行 2018年1月30日 初版第1刷発行 瀬戸内・いまむかし 瀬戸内の文化 瀬戸内往来 内海の漁業とくらし 安芸と備後の漁村と漁業 の章に分け、宮本常一の文章を編集して掲載しています。 大阪が発達した原因の…

ポンタヴェンかポンタヴァンか

もう一枚アヴェン川の写真を撮っていました 近景の色鮮やかな花壇、中景のしだれ柳?のような木、そして川と空の間の家並みがわびさび(笑)を感じさせます。 さすが画家の町ですね。 ところでここまでPont-Avenをポンタヴェンと表記してきました。そちらの方…

ポンタヴェンのアヴェン川の風景

ポンタヴェンの町中に戻ります。 カフェか通りからか、アヴェン川の流れを写真に撮りました。 水鳥なども写っており、のどかな雰囲気です。 向かいの石造り風の建物の看板はMoulin de Rosmadecと書かれています。 調べてみると、レストラン兼シャンブルドッ…

素朴なポンタヴェンの黄色いキリスト

レンヌからTGVに乗りカンペルレという小さな駅で降り、タクシーでポンタヴェンまで行きます。 そしてまずは町中からトレマロ礼拝堂まで行きます。 石作りの素朴な礼拝堂の中に、ゴーガンの絵画で有名な黄色いキリストが飾られていました。背景も含めて素朴で…

レンヌの空き瓶回収ボックス

これはレンヌの街角で見かけた空き瓶回収ボックスです。わざわざ写真に残したのは訳があります。 というのも、パリでも空き瓶回収ボックスはあったのですが、明らかにデザインが違います。 パリの方はプラスチック製らしき巨大な青リンゴというかんじで、殺…

レンヌ美術館 ジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥールとカイユボットの作品

レンヌ美術館の当時のパンフレットです。 その中央上部でジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥールの作品も紹介しています。 闇の中に幼子キリストが浮かび上がっています。 この作品は印象派の画家カイユボットの作品「ボート漕ぎ」です。 レンヌ美術館での短い滞在…

フランスの政党「国民戦線」、「国民連合」に改称へ

(CNN) フランスの政党「国民戦線」を率いるマリーヌ・ルペン党首は11日、支持拡大に向けた取り組みとして党名を「国民連合(Rassemblement National)」に改める意向を示した。同国北部の街リールで開催した党大会での基調演説…

レンヌ美術館入り口の今昔

モンサンミッシェルからバスに乗りレンヌに戻ってきました。 西へむかうTGVの出発時間までレンヌの街をウロウロしました。 美術館にも立ち寄ります。 上がその時(2001年)で、下がグーグルマップによる現在の姿です。 上は表示がMUSEE de BEAUX-ARTSとMUSEE d…

イタリア総選挙 同盟と五つ星が勝利宣言

【AFP=時事】4日に実施されたイタリア総選挙では5日、ポピュリスト政党の「同盟(The League)」と「五つ星運動(M5S)」がいずれも勝利宣言を行い、政権をめぐる争いを繰り広げた。一方、敗北した中道左派の与党・民主党(PD)で党首を務めるマッテオ・レ…

柳田國男全集1 「海南小記」「島の人生」「海女部史のエチュウド」

柳田國男全集1 ちくま文庫 1989年9月26日 第一刷発行 この巻では、「海上の道」「海南小記」「島の人生」「海女部史のエチュウド」という、海、そして島に関する著作をおさめています。 「海南小記」の自序、柳田はジュネヴ(ジュネーブ)の寂しい冬を回顧する…

坂本龍馬の正体

坂本龍馬の正体 加来耕三 著 講談社+α文庫 2017年9月20日 第1刷発行 坂本龍馬が成し遂げたこととして、「薩長同盟を仲介したこと」「大政奉還を献策」の二つがあげられる。 しかし近年の歴史研究において、薩長同盟は中岡慎太郎、小松帯刀などの力の方が大…

コルシカの「島議会選」とは?

コルシカの地位、憲法に明記 仏大統領方針 地域主義の鎮静化図る 産経新聞 2/9(金) 7:55配信 【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は7日、自治要求を強める南仏コルシカ島で演説し、「コルシカ(の地位)を憲法に盛り込む」方針を示した。一方で、地…

剣と清貧のヨーロッパ (後半部・托鉢修道会)

中世ヨーロッパにおける13世紀の商取引の活発化 それは輸送技術の発展を前提としている。 船の方向転換が横舵から船尾に垂直に取り付けた舵←十字軍遠征によりイスラム教徒の考案した逆風の中でも航行できる技術を取得p155 中世が過ぎてから作られたある二…

剣と清貧のヨーロッパ(前半部・騎士修道会)

剣と清貧のヨーロッパ 佐藤彰一 著 2017年12月25日 発行 中公新書 2467 旧来の修道院に加えて、12世紀に期せずして出現した騎士修道会と托鉢修道会 騎士修道会と、国王や君候に奉仕する世俗の「騎士団」とは異なる。 騎士修道会 テンプル騎士修道会、ホス…

古のモン・サン・ミッシェルの駐車場

いよいよモン・サン・ミッシェルの正面に来ました。 車は道路沿いに停まっています。 道路から降りて、低い位置から写真を撮ります。 この場所も駐車場として使われていたようです。 地面が濡れているので、潮が満ちればここも海水が入ってしまうようです。 …

モン・サン・ミッシェル直前の道

いよいよモン・サン・ミッシェルに近づいてきました。 道は左投手によるシュートのような軌道を描いて、モン・サン・ミッシェルに入っていきます。 今ではこの辺りもずいぶん様変わりしているのでしょうね。

NHKラジオフランス語講座 生野銀山

NHKラジオフランス語講座、応用編1月は生野銀山(La mine d'argent d'Ikuno)を取り上げていました。 主な関連単語 幕府…shogunat(m.) 財政…finances(f.pl.) 銅…cuivre(m.) 鉛…plomb(m.) 亜鉛…zinc(m.) 雇う…embaucher la Restauration de Meiji 明治維新 使…

ナポレオン時代 中公新書

ナポレオン時代 英雄は何を残したか アリステア・ホーン 著 大久保庸子 訳 2017年12月25日初版 中公新書 2466 1795年から1820年までの二十五年間を「ナポレオン時代」として、叙述しています。 全体的にナポレオンを皮肉っぽく描いていますが、それは独裁者…

パリ解放 1944-49 第4部 新たな秩序

第30章 パリのアメリカ人 40年代末にパリでもっとも目についたアメリカ人は、外交官、軍人、そしてマーシャルプランの実働部隊だった。 第31章 観光客の襲来 若きアメリカ人が自由を渇望している一方、より厳格な同国人は衝撃と非難とを表明した。1948年夏、…

パリ解放 1944-49 第3部 冷戦突入

第19章 影絵芝居 計略と逆計 ドゴール辞任でいちばん迷惑をこうむった機関は将校団だった。 1946年春に深い不安感の漂う時期であり、右翼活動の盛り上がりを見た時期でもあった。 第20章 政治と文学 1946年5月5日の国民投票 第四共和制の憲法草案は、ほとん…

パリ解放 1944-49 第2部 国家、それはドゴールなり

第9章 臨時政府 ドゴールの臨時政府と共産党の争い 共産党指導者は、ドゴールはフランスのケレンスキーであり、トレーズは権力に復帰しようとしている自分たちのレーニンであると確信していた。 第10章 外交団 パリに集まった外交団は快楽主義者と厳格主義者…

パリ解放 1944-49 第1部

パリ解放 1944-49 アントニー・ビーヴァー アーテミス・クーパー著 北代美和子 訳 2012年9月10日 発行 白水社 発行 当時のパリなどの情勢を詳しく伝えています。ドゴールやペタンなどの政治家だけでなく、サルトルなどの文化人、そしてピカソのような芸術家…

フランス文化55のキーワード

世界文化シリーズ2 フランス文化55のキーワード 朝比奈美知子・横山安由美 編著 2011年4月30日 初版第1刷発行 ミネルヴァ書房 発行 フランス文化の55のキーワードを、歴史・フランス的精神・芸術・生活・現代社会・パリ・さまざまな地方、の七つの章に分…