パリ解放 1944-49
アントニー・ビーヴァー
アーテミス・クーパー著
北代美和子 訳
2012年9月10日 発行
白水社 発行
当時のパリなどの情勢を詳しく伝えています。ドゴールやペタンなどの政治家だけでなく、サルトルなどの文化人、そしてピカソのような芸術家まで、さまざまな立場の人が登場してきます。
第1部 二国物語
第1章 元帥と将軍
1940年6月、それぞれの道を行くドゴールとペタン
(以前見た映画、ボン・ボヤージュの時代です)
第2章 対独協力(コラボ)への道と抵抗運動(レジスタンス)への道
1940年7月、ラヴァルを初代首相とする、ペタン元帥のフランス国が発足
小貴族と聖職者に象徴される超保守的な「古きフランス」
ドゴールはロンドンでBBCでの有名な演説
第3章 国内のレジスタンスとロンドンの男たち
第4章 パリ先陣争い
ドゴールにとって、フランス解放が純粋にアメリカ軍だけの作戦ではないことを示すためにも、蜂起は象徴として極めて重要な意味を持っていた。しかしその一方、共産党の戦略に引っかからないことも理解していた。
第5章 解放されたパリ
第6章 亡命への道
ペタン元帥はヴィシーを退去し、ヒトラーが亡命フランスの首都に指定した小さな城下町ジグマリンゲンに到着
第7章 戦争ツーリストとリッツ戦争
解放に続く数週間、パリはヴェルサイユ和平会議を遥かにしのぐ規模のアングロ=サクソン大量流入を経験する。
第8章 野放しの粛正
髪の毛を剃られた女性