コンカルノーの海の中にある都市城壁

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ポンタヴァンからバスに乗ってカンペールに向かいます。
その途中、画像のような場所に着きました。
ここでは降りず、バスに乗ったまま、下の地図の矢印の方向へ写真を撮ったように思います。
ここはコンカルノーという街です。
船が発着している向こうに、要塞のような姿が見えます。鐘楼らしき建造物もありますね。
グーグルマップで確認すると、島の城塞都市でした。
この中には鐘楼とともに、ville close(直訳すると「囲われた町」。グーグルマップでは市庁舎と日本語訳されていたが誤りだと思います)、漁業博物館、歴史博物館などがあり、古の風情を残す観光地になっているようです。
「ヨーロッパの旅 城と城壁都市」(紅山雪夫 著)によると

この旧市街は港の入口にある岩島を占めていて、城壁の外側は海だ。昔のままにぽっかり口を開いている石落としから下をのぞくと、澄みきった海の水が見える。城壁の登り口には関門があって有料になっており、そこから先、小さな子供が落ちないように気をつけるのは親の責任、ということらしい

とありました。
大概の観光地化されている城壁の石落としは、幼児の転落防止のためふさがれたりしているのですが、少なくとも著者が訪問した当時は、コンカルノーの石落としはそのままだったようです。
さすがに危険ということで、現在では、もうふさがれているか、あるいは鉄棒や鉄格子を入れて転落を防ぐとともに、下が見えるようにしているかもしれませんが。
あとついでながら、コンカルノーの観光案内所はグーグルマップのコメントにマメに返事していましたね。職員の熱心さが伺えます。