パリ初の女性市長に社会党イダルゴ氏  仏地方選全体ではオランド社会党大敗

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長期政権だったドラノエ市長の跡を継ぐパリ市長選。
今回は女性同士の戦いとなりました。
このあたり、女性が政治家になりやすいパリテ法の影響もあるかもしれません。
フランスの地方選では、党派ごとのリストがあり、それに投票するような感じになっています。
そして、多数派が必ず過半数を得て、市長もその党の代表者から出るようなシステムになっています。
パリのような大都市の場合、各区の区議会議員の当選者の上位がパリ市の議員になるとのことです。
だから日本の市長や知事のように直接選挙ではありません。無理やりたとえれば、日本の国会で多数派が首相を選任するようなものに近いです。
今回の選挙の結果、パリでは社会党のリストに投票した人が多かったようです。
厳密に言えば、現時点ではまだ市長として正式に当選したわけでなく、新しい市議会議員の面々による議会での投票で、正式に市長が選ばれることになります。
 
オランドさんの社会党は、今回の統一地方選挙ではフランス全体では敗退したとのこと。まあ経済も相変わらず好転せず、不人気だから仕方ないですね。
それでもパリでは社会党のイダルゴさんが市長になりました。
やはり大都市ゆえのリベラルさ(オランドさんによる同性婚などの推進が記憶に新しいです)が左派には受けるのでしょう。
またパリには金持ちも多い反面、特に北部では貧しい人も多いように思います。そのような経済状態も、左派市長が生まれやすい土壌だと思います。
 
(画像はOVNIからのものです)