高層ビル建設、議会が否決=パリ市議会

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高層ビル建設、議会が否決=パリ市議会

 
 【パリAFP=時事】パリ市議会は17日、市内に43階建ての高層ビルを建設する計画を否決した。イダルゴ市長は、議員の投票手法に違反があったとして不服申し立てする方針。
 計画では、2017年までにパリ市南西端に高さ約180メートルの三角形の高層ビルが建設される予定だった。これに対し、市議会は反対83、賛成78で否決。イダルゴ市長は、無記名投票にもかかわらず議員らが投票用紙を見せていたとして、投票結果の無効化か表決のやり直しを求めている。
 パリでは1973年、高さ約210メートルのモンパルナスタワーが完成したが、景観を損ねるとして批判を浴び、その後市内にはこれを超える高層ビルは建てられていない。(2014/11/18-10:57) 2014/11/18-10:57
 
このような景観論争が繰り広げられるパリは健全ですね。
最初、このニュースを読んだとき、パリに高層ビルなんてけしからん、と思ったのですが、場所がパリの南西部の市境のポルト・デュ・ヴェルサイユの見本市会場付近だとわかったので、賛成派が多いことが理解できました。
パリの真ん中にある画像のモンパルナスタワーほどは醜くないという判断なのでしょうね。
もともとこの計画は2008年ごろ、ドラノエ市長の頃から出ており、その時はひとまず立ち消えになったようですが、市長がイダルゴさんに代わって、また出てきたようです。
雇用の創出とか、経済的な利点が多いようですが、個人的には端っこといえども、あの美しいパリに高層ビルを建てるのは止めていただきたいです。
今までのように、ラ・デファンスとかの、一部の場所に限定していただきたいです。