東京都知事選を見てフランス大統領の二回投票制を思い出す

明日はいよいよ東京都知事選挙
都民ではないのですが、なんといってもわが国の首都の選挙なので結果が気になります。
普通の大都市の問題だけでなく、オリンピックもあり、更には大震災やテロの危険も高いので、しっかりした人が選ばれてほしいものです。
たくさん立候補しているのを見ると、自分なんぞはフランスの大統領選挙を思い出してしまいました。
wikiで「決選投票」で調べてみると

フランス大統領選挙では第一回投票で有効投票数の過半数の得票に達する候補がいなければ上位2候補による決選投票を、また国民議会選挙では同じく有効投票数の過半数の得票に達する候補がいなければ得票率12.5%以上の候補者のみで決選投票を行う。一度の選挙で当選が決まることが少ないので、二回投票制と呼ばれている。
日本でも地方首長選挙では1946年に法定得票数(有効得票数の8分の3)に満たない場合に導入された。1947年の統一地方選挙では知事選挙で8件、市区町村長選挙で242件、1952年の統一地方選挙では知事選挙で3件、市区町村長選挙で245件が適用された。1952年に法定得票数を有効得票数の8分の3から4分の1に引き下げることとともに決選投票制から再選挙制へ移行となった。

日本の地方首長選挙でも再選挙制と言う形で、可能性は低いものの二回投票が起こる可能性もあります。
地方の場合ならこれでもいいと思います。しかし東京都の場合だと候補者が多いです。二回投票にしやすくすれば、一回目の投票での各候補者の結果を踏まえ、民主的にある種の離合集散、そして集約が期待できそうです。
敗れた候補者が決選投票に残った候補を応援するような構図もあるかもしれません。
もちろん手間やお金がかかってしまうのが欠点ですが。
このところの三人に偏りがちだった選挙報道を見て、第二回投票だったらどうか、と感じたしだいです。