イタリア五つ星運動、地方選で大敗=出口調査
イタリア五つ星運動、地方選で大敗=出口調査
[ローマ 11日 ロイター] - イタリアで11日に1000以上の市町村で首長を選ぶ地方選が行われ、初期の開票結果や出口調査によると、反体制派政党「五つ星運動」は主要都市のほとんどで決選投票に進むことができず、大敗を喫したとみられる。
同党は2018年5月までに行われる予定の国政選挙で政権獲得を目指しているが、地方選は先行きに懸念を生じさせる結果となった。また、欧州連合(EU)の他の諸国と同様に、反体制派政党が勢いを失っている現状が浮き彫りになった。
初期の開票結果によると、五つ星運動が擁立した候補らはパルマ、ベローナ、パレルモや同党の創設者であるベッペ・グリッロ氏の故郷、ジェノアなどで得票数が3位か4位にとどまり、6月25日の決選投票に進む可能性があるのは南部ターラントのみとなった。
国政レベルの世論調査では五つ星運動と中道左派与党・民主党(PD)が支持率トップを競っているが、地方レベルではアピール力が不足しているとみられる。
PDの幹部マテオ・リッチ氏は「五つ星にとって大敗」と指摘。昨年のローマ市長選で同党が勝利したことに触れ、「勝利から1年経過し、地方レベルでの統治能力に否定的な審判が下された」と述べた。
中道右派勢力はレッチェやベローナなどの主要都市で得票数首位となった一方で、中道左派勢力はラクイラで優勢となっている。
同党は2018年5月までに行われる予定の国政選挙で政権獲得を目指しているが、地方選は先行きに懸念を生じさせる結果となった。また、欧州連合(EU)の他の諸国と同様に、反体制派政党が勢いを失っている現状が浮き彫りになった。
初期の開票結果によると、五つ星運動が擁立した候補らはパルマ、ベローナ、パレルモや同党の創設者であるベッペ・グリッロ氏の故郷、ジェノアなどで得票数が3位か4位にとどまり、6月25日の決選投票に進む可能性があるのは南部ターラントのみとなった。
国政レベルの世論調査では五つ星運動と中道左派与党・民主党(PD)が支持率トップを競っているが、地方レベルではアピール力が不足しているとみられる。
PDの幹部マテオ・リッチ氏は「五つ星にとって大敗」と指摘。昨年のローマ市長選で同党が勝利したことに触れ、「勝利から1年経過し、地方レベルでの統治能力に否定的な審判が下された」と述べた。
中道右派勢力はレッチェやベローナなどの主要都市で得票数首位となった一方で、中道左派勢力はラクイラで優勢となっている。
五つ星運動は、決戦投票にさえ進めなかったのは痛いですね。
イタリアの場合、市長の属する党が議会の多数派になるため、勢力自体全く伸び悩んでいるようです。
ローマの市長の責任なのか、あるいは地方では基本的に五つ星が弱いのかはよくわかりません。