予定より少し遅れて、とりあえず時間も過ぎたから、という感じで、リハーサルは終了する。
また今日も食事会があるとのこと。この日は結構離れたところでバーべキューらしい。疲れている人もいるのかもしれないが、こういった交流も大切である。
バスに乗る皆さんを見送り、ぼくの今日の仕事は終わり、この仕事にかかわった、ぼくの短い秋の時間も終わりとなった。
翌日からいよいよ演奏会だったが、チケットはかなり前に販売しており、すでに売り切れていた。当日券も無いため、そばで見続けた人の、本番の晴れ姿を見ることができなかったのは、本当に残念だった。
それでも地元のケーブルテレビで、正装に身を包み、さっそうと演奏している姿を垣間見ることはできた。
本番ではコンサートホールだけでなく、野外会場でも行われる。さわやかな秋の日、天候にも無事恵まれ、大成功だったようだ。リーダーのヴァイオリニストの方は気合が入って、一日に弓の毛を１０本以上切ってしまったと、見に行った人のブログで知った。（完）
