岐路のフランス⑤~⑦(読売新聞より)

ァ崕毅械技?嶇働」の限界 サービス残業増に悲鳴
フランス人は一般に働かないと言われているが、必ずしもそうではない。
立場上働かなければならない人も沢山いる。
ここでは、公立病院のお医者さんが週100時間働かざるを得なかったり、ホテルマンがサービス残業した例が紹介されていた。
フランスの週35時間労働制度は形骸化した。
人生にゆとりをもてるのはいい事だが、一方で国際競争力の問題もある。
フランスもそうのんびりもしていられない。

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この回では、アラブ移民から成功した人の事例を載せていた。
「アラブ人は、国に帰れ」といういじめに耐え、勉学に励み、パリ大学卒業。
その後起業し大成功をおさめる。
その人は、フランスの移民問題の解決策として「積極的差別」をあげている。
いわゆるアファーマティブ・アクションと呼ばれているもので、官公庁、企業、エリート校が移民らの受け入れ枠を拡充する政策である。
しかしアメリカとは違い、「自由・平等・博愛」という理念の「平等」に反するとの意見がある。
また積極的差別が新たなる不満を生み出す恐れもあり、本当に難しいところだと思う。

力強さ欠く経済 「保護主義」脱却なるか
グローバリズムの中、フランスは国内の企業を保護する傾向が強い。
あまりにも強引な外国資本の買収なら仕方のないような気がするが、ある程度のグローバルスタンダードにのっとったそれに対しどの程度介入するか。
企業やフランス人にとって、また国家戦略として、これもまた難しいところである。