住宅計画として
幼稚園や商店街などの共用施設を備えた巨大な集合住宅として、当時流行の社会主義思想を具体的な建造物の形とした
建築デザイン
そして通りと30度近く斜めに配置したことにより、街路との縁を切ってしまった。
それは通りに沿って建物を建てていき、街並みを作り上げていくという伝統に対する反逆であった。
第二次大戦後、世界各地でこのような集合住宅が建てられていったが、ヨーロッパでは人気がなく、すでに取り壊されたものもあるという。
しかし日本では、いまだにモダニズム建築や都市計画が幅を利かせており、不恰好な集合住宅を許しているだけでなく、奨励さえしている。
そして集合住宅は空き家を抱え、スラム化の元凶にさえなってしまっている。
(ヨーロッパの町と村、P13より)
(画像はウィキからのベルリンのユニテ・ダビタシオンです)