2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

霧の旧市街(トゥール、プリュムロー広場)

トゥールのメインストリート、ナシオナル通りの西側、つまり大聖堂とは反対側ですが、そちらは旧市街になります。 第二次世界大戦のとき、この街は強烈に破壊されたのですが、改めて古い街並みも再建してくれ、旅人たちに趣を与えてくれます。 写真は11月…

トゥールの市庁舎にて

写真はトゥールの市庁舎です。 フランスなどの主な街の市庁舎は綺麗で古風な建物が多く、つくづく感心させられます。 ちなみにこの市庁舎は会議場のすぐ西にあり、トゥールのメインストリートであるナショナル通りに面しています。 この通りは、ちょうど街の…

ロダンの造ったバルザック

パリからブロワ、そしてトゥール日帰り旅行は、前回の記事で一応終わっているのですが、引き続きトゥールに関することについて書きたいと思います。 トゥールは、文豪バルザックの生地でもあります。 そして当然のことながら、自分の作品の舞台にもなってお…

ガイドブックにない フランスぶらぶら案内

ガイドブックにない フランスぶらぶら案内 稲葉宏爾 著 蝓〆綉泪灰潺絅縫院璽轡腑鵝“行 2003年12月6日 初版発行 ご家族でフランス在住の著者が、在住者からの視点から、フランスの観光地から普段の街並みまで、さまざまな表情を美しい写真と楽しい文…

ローマ人の物語Ⅷ 危機と克服

危機と克服 ローマ人の物語 塩野七生 著 新潮社 1999年9月15日 発行 皇帝ネロの後の、混乱状態とその改善の時代。 ガルバ・オトー・ヴィテリウスらは、いずれも短期政権で終わる。 ヴィテリウスは、自分を勝利に導いた内戦において、敗者に屈辱を与え…

ロワールの橋の上から

トゥールの美術館とその庭園、そして大聖堂と見学した後、更に北に向かう。 ちょっとした遺跡のような建物があった。どうやら城塞跡らしい。 そこにある博物館らしき建物には入らなかった。 ちなみにそこはトゥーレーヌ地方歴史博物館だそうだ。 さらに北に…

晴れた日のカテドラル(サンガシアン大聖堂・トゥール)

こちらは別の日のトゥールのサン・ガシアン大聖堂です。 この日はよく晴れていました。 青空が爽やかです。 大聖堂の正面には、広場があり、そこから全景をカメラに収めることができました。

曇った日のカテドラル(サン・ガシアン大聖堂・トゥール)

写真は正面斜めから撮った、サン・ガシアン大聖堂の姿です。 おそらく美術館の西にある公園から撮ったものと思われます。 13~16世紀に建てられた、ゴシック大聖堂で、正面は後期ゴシックの、いわゆるフランボワイヤン様式です。 火焔に似たやや過剰な装…

トゥールのベルト・モリゾ

トゥールのモダンな会議場から、大聖堂前の美術館に着く。 1892年、印象派の画家、ベルト・モリゾはこの美術館に立ち寄っている。 画家でもあり、またモデルでもあった彼女。神戸と東京で行われた「オルセー美術館展」でもポスターなどで、その美しい姿…

トゥールの斬新な会議場

午後1時半過ぎの電車で、ブロワからトゥールに向かう。 40分程で、トゥールの駅に着く。 ちなみにパリからだと一旦トゥール近くの駅で乗り換え、そしてすぐトゥール駅に行く事もある。 トゥールの結構おしゃれな駅舎(19世紀風)を横目に、公園のそばを…

図説 ケルト(ケルト研究の基本テキスト)

図説 ケルト サイモン・ジェームス著 井村君江 監訳 吉岡昌子・渡辺充子 訳 2000年6月20日 第1刷発行 東京書籍 ヨーロッパ民族の基層をなすケルト人。 紀元前200年頃は、イギリス・アイルランド、そしてスペインからドナウ川下流までケルト語世界…

意外に素晴らしい(らしい)ブロワ城の内装

ブロワ城の中に入る。 残念ながら、内部の写真を撮らなかった(撮れなかった?)こともあり、ほとんど記憶に残っていない。 小さな窓がある緑の部屋をおぼろげに覚えているくらいだ。 「ジャンヌダルクの生涯」(藤本ひとみ著 中公新書)によると、隠し戸棚…

ローマ人の物語Ⅶ(ネロとローマ人歴史家について)

クラウディウスの後、16歳の若さにして、ネロが皇帝に就任する。 セネカという知識人の指導の元、元老院寄りの政策を打ち出す。 しかし、その後の元老院との関係悪化。 また、母親アグリッピーナとの葛藤。その後の母殺し。 アルメニアやブリタニアでの戦…

ローマ人の物語Ⅶ(クラウディウス)

カリグラが暗殺された後、クラウディウスはその血のつながりにより、次期皇帝に担ぎ出される。 クラウディウス自身は、体が弱く、あまり身なりもよくなかった。 しかし子供の頃から、ゲルマニクスに守られ、歴史の研究に熱中する。 そして50歳になり、無理…

ローマ人の物語Ⅶ(カリグラ)

ローマ人の物語擦茲蝓⊆,蝋陳襯リグラについて。 カリグラといえば、子供の頃、映画化されていたのを思い出す。 実際にその映画は見ていないが、おどろおどろしい内容の広告や、ビートたけしさんの「カリギュラ!カリギュラ!」というギャグが、純朴な?子供…

ロワール河にかかる橋(ブロワ)

ブロワ城から家並みとロワール河を眺める。 電柱・電線や、広告が見当たらないのは、つくづくありがたいと思う。 また屋根の色が、ほぼ黒に統一されており、街並みの景観に配慮をしてくれている。 そして家々のレンガの煙突。いかにも欧州の素朴な街並みを感…

ローマ人の物語Ⅶ(ティベリウス)

ローマ人の物語 塩野七生 著 1998年9月30日 発行 新潮社 ローマ人の物語擦茲蠅泙困魯謄ベリウス。 アウグストゥス死去のあと、ティベリウスが「第一人者」あるいは「皇帝」の座を受け継ぐ事となった。 就任直後に起こった軍団蜂起。 この時は盟友ゲル…

ブロワ城からの眺め(サン・ニコラ聖堂)

ブロワ城の建物群から目を転じて、前庭からの風景を眺める。 まずは目の前のベネディクト派のサン・ニコラ聖堂が見える。 前述の本「フランス ロワール古城めぐり」では、ブロワ城のコーナーの中でやたらこの聖堂の写真を使っている。 やはり尖った塔と空、…

ルイ12世の翼(ブロワ城)

続いてはルイ12世の翼を取り上げます。 時代から言うと、前回のフランスワ1世の翼よりも古く、1498年から建造された。 この建物は、城というものが、城塞というより、宮殿となりつつ時代の典型となるらしい。 様式は後期ゴシック様式に入る「フランボ…