ブロワ城からの眺め(サン・ニコラ聖堂)

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ブロワ城の建物群から目を転じて、前庭からの風景を眺める。
まずは目の前のベネディクト派のサン・ニコラ聖堂が見える。
前述の本「フランス ロワール古城めぐり」では、ブロワ城のコーナーの中でやたらこの聖堂の写真を使っている。
やはり尖った塔と空、そしてロワール河の風景が様になるからだろうか?
この聖堂は城の中には入らない。
チェコプラハ城などは、大聖堂も城の中に入っており、下から見ると、平面的にがっしりとした建物の中に、大聖堂の天に伸びゆく尖塔が垂直的な表象を現しており、印象深い。

ロワール河の対岸からの写真を見ると、この聖堂の方が城よりよく目立っていた。
というのも、尖塔がファサードの2本を含め、3本もあるからだ。
このブログに掲載している写真では、1本だけしか写していない。
おそらくこのとき、ファサードの尖塔は、工事中だったからだと思う。
この聖堂はもともと12世紀建造されたものとのこと。
絶え間ない修繕も必要になってくるわけである。