2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

囚われたジャンヌダルク(コンピエーニュへ)

2月のよく晴れた朝、パリ北駅からコンピエーニュに向けて発つ。 この街は、パリの北北東にあり、電車で4~50分といった所である。 がらんとしたコンピエーニュ駅に降り立つ。 街中に行く前に、ガイドブックに載っていたレンタサイクルを探した。 もし時…

ブールジュの可哀想なオダリスク

ブールジュの丘からの眺めを見た後、ジャック・クールの館に行く。 この人はもともと貧しい家の出だったが、地中海貿易に成功し、ついにはシャルル7世の財政官まで出世したらしい。 しかしこの時は、中には入らなかった。見学にはガイドが付く為、時間が限…

ガリア戦記のブールジュ

ガリア戦記は、カエサル(シーザー)による、紀元前58年から51年にかけて行われた、ガリア(今のフランスやベルギーあたり)での戦いというか、侵略というか、を記した書物である。 ローマにとってその地帯を押さえることは、富や奴隷を得る事であり、な…

冬の柔らかな眺め(ブールジュの大聖堂より)

昼食を食べ終わり、再び大聖堂まで戻り、中に入る。 この日は曇っていたので、中のステンドクラスがきれいかったという記憶は無い。 この大聖堂の片方の搭は上に登れるようになっている。 とびらを開けてもらい、らせん階段をひたすら登っていく。他の人はい…

大聖堂を巡る(サンテティエンヌ大聖堂)

旧市街に入り、世界遺産サンテティエンヌ大聖堂の正面に着く。 このブールジュでは、シャルトルやアミアンと比べて、大聖堂前の正面の広場というのはほとんどない。 結構そばまで、人家が連なっている。 そばから正面からの写真を撮るのは、どうしても家並が…

世界遺産のカテドラル(ブールジュへ)

冬のある日、パリからブールジュの日帰り旅行に行こうと思い立つ。 ベルギーに似た名前の名所があるが、それはブルージュと日本語では表記している様だ。 ブールジュを選んだのは、ここに日帰りでも行ける、世界遺産のカテドラルがある、という理由だけだっ…

霧のモンパルナス(ブルーデル美術館)

1月の霧のパリ、この日は昼からブルーデル美術館に行く。 場所はモンパルナスの一角にある。小さな美術館だ。 中に入り、受付で入場料を払おうとしたら、この時は無料だった。Gratuitと書かれたチケットは発行してくれた。 最初の部屋に入る。 白い壁の、天…

グルベンキアン美術館の彫像

ポルトガル最後の日、ホテルをチェックアウトする。この日はよく晴れていた。 リスボンは昼過ぎに発つ。 あまり時間が無いこともあり、市北部にある、グルベンキアン美術館に行く事にする。 地下鉄を降りると、バス乗り場もある、がらんとしたところに出る。…

ポルトガル風ステーキと赤ワインで締める

みんなを乗せたバスは夕暮れと共にファティマを離れ、一路リスボンに向かう。 ポルトガルの自動車道を走っていく。もうすっかり日は暮れ、暗闇の中を進んでいく。 ところどころにポツンポツンと灯火が見える。 その灯火がだんだん増えてくる。リスボンに近づ…

Save the prayer(ファティマ)

バスはバターリャを離れ、最後の目的地ファティマに向かう。 途中、結構大きい土産物屋さんに立ち寄ったあと、ファティマに到着する。 ここは、1917年、3人の子供たちの前に、聖母マリアが現れたと言う事で聖地となった。 もともとは荒地だったらしいが…

オーヴェールのゴッホ

画集 オーヴェールのゴッホ 1890年5月20日~7月29日 アラン・モッテ著 斎藤智子・渡部葉子訳 朝日新聞社 1990年7月29日 第1刷発行 S図 画家ゴッホの、オーヴェール・シュル・オワーズでの人生最後の70日間を絵、ゴッホや弟のテオの手紙…

不動の兵士(バターリャ)

バスは海辺の街ナザレを離れ、バターリャを目指す。 この「バターリャ」というのは「戦い」という意味らしい。英語で言うとバトル、フランス語だとバタイユでしたっけ。 この街の近くで、1385年にポルトガル軍がカスティーリャ軍を破り、ポルトガルの独…

砂浜に広がる模様(ナザレ)

バスはいよいよナザレに到着する。 ここの街には海があり、砂浜があり、それに街が接している。周りは小高い丘に囲まれている。 ここが昼食を取る場所となっている。しかし自分は昼食を予約していなかったので、他の乗客とは別行動になる。しかし、そのおか…