バルビゾンへのエクスカーション

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前にフォンテーヌブローの街並みと宮殿について触れたが、もちろんこの周りにはまだ森も多い。
いわゆるフォンテーヌブローの森は250平方キロメートルもあるそうだ。
その北側にはバルビゾンという小さな村がある。
ここは絵画においても、いわゆるバルビゾン派と呼ばれる一派を生み出したところでもある。
ミレー、コローなどがその代表者だ。

さる初夏の日、パリからバスでそのバルビゾンの森と町を目指した。
昼はそれぞれが持ち寄るスタイルだった。
以前そのような機会があったときは、慣れぬ手で、ちょっとしたサラダなどのおかずを作っていき、バゲットで作ったサンドイッチなどと一緒に食べていた。
しかし一方で、日本食料品店で買った弁当を食べている人を見て、うらやましく思ってしまったものだった。
悲しい日本人の性だな、と思いつつ、結局今回はその人をまねてみた。
もちろん回りにの人は、色々な料理を余計に作ってくれており、少しずつ分け前にあずかれるので、ありがたい。
そして飲み物も、アルコールも含めて豊富にある。
バスの中から飲んでいる人もいたが、トイレの心配もあり、少し控えた。
一応バスにはトイレがついているのだが、今回は使わせてくれなかった。あとの始末が嫌なのだろう。

バスは混雑しているパリ市内を抜け、南の方向へ。
広々とした自然の中をバスは進んでいく。
そしてフォンテーヌブローの森につく。
幸い天気もよく、野外で食事会をする事が出来た。
食事をした後、ほろほろ歩いてバルビゾンの村へ向かっていく。
古い家並が見えてきた。
(写真はミレーのアトリエ兼住居のはずです)