「現代のアテネ」を歩く

国立考古学博物館を出る。
その近くに、スニオン行きのバスターミナルらしきところがあったので見に行く。翌日スニオン岬にでも行こうかなと思っていたのだ。見てみると、古い型のバスが何台が路上に止まっているだけで、特に参考にはならなかった。
大通りをアクロポリス方面に歩いていく。人も車も多く、街はごちゃごちゃしている。
途中現地のファーストフードの店で遅い昼食をとる。
さらに南に下り、「現代のアゴラ」と呼ばれる所に立ち寄る。現代のアゴラなどといえば大層だが、単なる巨大な市場なのだ。がらんとした建物の中で、生々しい肉や魚、その他いろいろなものを売っていた。

ミトロポレウス広場周辺に着く。
この辺りは今風のショッピング街で、若者もたくさんいる。広場では大道芸人が芸をしており賑わっていた。
そこから東に向かい、無名戦士の墓に着く。国会議事堂のちょうど手前にある。壁には横たわる兵士の姿の浮き彫りがある。ロンドンのように、衛兵がじっと立っているいるのだが、30分ごとに交代の儀式を行っている。銃を担い、ゆっくりとした動作で、簡単な儀式を行う。服装は民族衣装に近く、スカートに白いタイツのようなものをはき、先が丸くなっている靴を履いている。日曜日になると、ここで集団での儀式が見られるようなので、気にとめておいた。
兵士の交代を見学した後、リカヴィトスの丘に向かう。