2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

教会の隣は学問所?(フォロ・ロマーノ、ローマ)

フォロ・ロマーノの中央地帯のパラティーノ寄りに行きます。 写真のような壮大な壁がありました。 この壁はどうやらサンタ・マリア・アンティクア教会の外壁にあたるようです。 この教会は、6世紀にそれまであった部屋を利用して建てられ、内部には6世紀か…

インパラの朝

インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日 中村安希 著 2010年4月24日 第7刷発行 集英社 1979年生まれの日本女性が、約2年にわたり、アジア・アフリカ大陸を廻る。 中国から東南アジア、中央アジアから中東、さらに東アフリカに入り、南…

レンガ造りの首都のへそ(フォロ・ロマーノ、ローマ)

この円筒型のレンガ造りの遺構は、ウンビリクス・ウルビスと呼ばれています。 「首都のへそ」という意味で、その名の通り当時のローマの中心だったようです。 すぐそばが、凱旋門と、ロストリと呼ばれる演壇だったのも、中心にふさわしいですね。 またこの…

女三人のシベリア鉄道

女三人のシベリア鉄道 森まゆみ 著 2009年4月10日 第一刷発行 集英社 与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子という、日本を代表する三人の女流作家。 彼女たちはいずれもシベリア鉄道に乗ったという経験を持つ。 その旅路のあとを追って、著者の森まゆみ…

ローマの街角から(その2)

1999年1月のユーロ誕生。 ドイツ連銀の総裁が「一度でもイタリアがユーロでへまをしたら、ユーロから追い出す」との発言。それに対してイタリア側は「全く同感だ」そして一言付け加えて、「昔はああ言ったことは、おれたちから彼らに言ったものだがね」…

ローマの街角から(その1)

ローマの街角から 塩野七生 著 2000年10月30日 発行 新潮社 ラッコブックス 1994年の春から1999年の冬まで書かれたコラム集。アルバニアの難民問題や、日本の混迷する政治などが内容に反映されている。 「七人の侍」におけるサムライと百姓の…

ロシア四季暦

ロシア四季暦 小宮豊 編著 2007年6月11日 第1刷発行 東京書籍 この本は、ロシアの四季というテーマで書かれたものです。 ロシアと一口に言っても、なにせ広い国ですので、モスクワとサンクトペテルブルグが中心になっています。 四季の自然の風景か…

中央アジア踏査記

中央アジア踏査記 オーレル・スタイン 著 澤崎順之助 訳 長澤和俊 協力 1984年10月15日 発行 白水社 著者はブタペスト生まれで、イギリスに留学後、インドのイギリス政府の公職に就く。20世紀初頭の敦煌や楼蘭など、現在の中央アジア諸国、新疆ウ…

くぐれなかったセプティミウス・セヴェルスの凱旋門(フォロ・ロマーノ、ローマ)

このセプティミウス・セヴェルスの凱旋門は、2世紀末に2度にわたって行われたパルティア人との戦いに勝利したことを記念して建てられたものです。 両側のパネルには戦争の様子が描かれています。ややごちゃごちゃしていますね。 柱の台座はローマ兵と捕虜…

けなげに三本ウェスパシアヌスの神殿(フォロ・ロマーノ、ローマ)

この遺跡はウェスパシアヌスの神殿です。 別の資料ではウェスパシアヌスとティトゥスの神殿となっています。 厳密にはティトゥスを入れるのかどうかはよくわかりません。 この神殿自体は、94年、皇帝の息子であるドミティアヌス帝により建立され、セプティ…

ユトレヒトのくねくねとしたコースとお姉さん(ジロ・デ・イタリア第2ステージ)

第二ステージはアムステルダムからユトレヒトまでの平坦なコースである。 それでもカーブが多く、道幅も広くなったり狭くなったり難しそうなコースである。 この日は放送が始まってもレース自体の中継がなかなか始まらず、始まっても映像状態が非常に悪い。…

ジロ・デ・イタリアで乾杯!(第1ステージ)

今年もジロ・デ・イタリアの季節がやってきた。 今回はまずオランダのアムステルダムから始まる。 テレビでは、前日のチームプレゼンテーションの模様も放送されていた。 司会は女性二人で、舞台はオランダでも、内容はイタリアらしく華やかである。 チーム…

マキアヴェリ 戦術論

新版 マキアヴェリ 戦術論 ニッコロ・マキアヴェリ 著 浜田幸策 訳 原書房 2010年3月10日 第1刷 龍馬ブームの昨今、坂本龍馬の一番の功績は何かと思うことがある。 「竜馬がゆく」を読んだのがかなり昔のことなので、記憶は不確かだが、「反目してい…

ラジオフランス語講座

今年も、引き続きラジオフランス語講座を聞いている。 自分のフランス語力では、初級編でも相変わらず役に立つ。 もちろん、自分の力でも十分わかっているところもあるのだが、改めて聞くことにより、しっかりと自分の中にしみこませることができる。 語学学…

サトゥルヌスの神殿(フォロ・ロマーノ、ローマ)

この遺跡はサトゥルヌスの神殿と呼ばれるものです。 サトゥルヌスというのは、奴隷制のない平和な時代を築いた伝説の神です。 写真では、円柱が7本しかないようですが、左端の円柱がちょうど重なって見えなくなっており、実際は8本あります。 もともと、紀…

ローマ古代散歩

ローマ古代散歩 小森谷慶子 小森谷賢二 著 新潮社 発行 2009年12月20日 発行 今書き進めている、自分のローマの旅行記のブログの参考になりそうなので買いました。 もともとは、とんぼの本「ローマ古代散歩」(1998年7月刊)を改訂したものです…